自分の失礼な発言が発端で、引きかえに随分傷ついた。
ずっと自分の中に置いていると悶々とするし
また泣いてしまうので、ここに出して忘れようと思う。
ぽかぽか絵本箱の反省会での話。
まず自分のとっても失礼な発言。
先輩が早口で読んだ事が気になっていたので
「時間を気にして早口で読んだんですか?」
と言ったのだ。
私の好みでゆっくりじっくり聞いてみたいと思った絵本だった事と、
その後私が読む絵本も少し時間のかかるものだったので
それに気遣いをして頂いたのかと思っての発言だった。
その時点でちっとも失礼な事を言ったとは気付いてなかったし、
そんなつもりも全然なかった。
ところが
「あなた!ずっと先輩の私に、年上によくそんな失礼な事を!」
と言い返されてしまってびっくり。
慌てて「私のも長かったので気を遣っての事かと思って…」
といいかけると
「そんな事を私がするはずがない!効果を考えてわざとよ!
あなたよりもずっと長く勉強してきているのに何故
そんな事をあなたに言われないといけないの!失礼だわ!!
先輩に対して口を慎みなさい!失礼な!」
かなりのご立腹。
思った事を軽く口に出してしまって、先輩を立腹させる事は多い。
情けないけど、本当に多い。この先輩一人ではない。
でもこの先輩は私に真っ向からこう言って下さったので私も
「そういうつもりで言ったのではなかったんですが…すみませんでした」
と謝りはしたのだが、もう怒りはおさまる事はなかったよう。
その後も、「昔は世界の子供達の様子を絵本などで知ったものでしたよね、
私も母に読んでもらった記憶があります」と言ったら
「あら、あなたのお母さんは相~当!暇だったのね、する事がないから、
時間がありあまり過ぎて、あなたに本を読む時間なんかあったのね。
私の母なんてずっと忙しかったから本を読んでもらった事もないわ。
私は専業主婦だったけど、子供は早朝から係の仕事で
学校で帰りも暗くなってからだったから、
私も子供の世話をするにはそれよりもずっと早く起きなきゃいけなくて、
そんな本を読んでるなんて暇は全然なかった。あなたは暇でしょうけど」
私は学も礼儀も無い事を非常にコンプレックスに思っている。
(だからそんな私にでも出来る何かをと思って絵本を読んでいる)
それだけでも打たれ弱い私には充分なのに、
母の事まで言われたのが何だか凄くショックだった。
母の事がショックだったのは気付かれたようでその後も同じような事を言われた。
若い頃から別の地で読み聞かせのグループに参加していて
そのグループは専門的な知識のある方達ばかりで、
ずっとその人たちの中で勉強してきて、それと経験が今の自分を確立している。
それを否定されるような事を、何の勉強もしない暇な人間にされたくない
と司書さんに向かって語って、立腹のまま中途で席を立って帰られた。
私は気を遣ってもらったのだとしたら申し訳ないなぁと思っただけだったのに。
言われたら嫌な事をいっぺんに全部言われた気がした。
胸にナイフが何本もグサグサと音を立てて刺さったような気もした。
これが正に『口は災いのもと』って事なのかな。
絵本を読みに来ている方は専門的な知識を持っている方が多い。
そしてそれゆえに非常に忙しい方が多い。
自由な時間ばかりだと思われている私はそれだけでも
恨めしいと思われているとひしひしと感じている。
その人たちに公言するつもりは無いけど
私が毎日内職に追われている事を知ってる人はいない。
バイトをしているのも知ってる人は関係者のみ。
(内職に)休みの日というのは無いし案外忙しいんだけどな、私も。
あ、後…
絵本を読むことに関して家族全員が非常に理解を示してくれている事や、
アンドリューが休みの日には一緒に図書館で選書していたりするのも
皆さんとっても気に食わないらしいです。。。