この映画・本、よかったす-旅行記も!

最近上映されて良かった映画、以前見て心に残った映画、感銘をうけた本の自分流感想を。たまには旅行・山行記や愚痴も。

「ソフィアの夜明け」と「ボローニャの夕暮れ」

2010-12-31 22:35:12 | 最近見た映画
              【ソフィアの夜明け】

   【2010年12月23日】 京都みなみ会館

 ブルガリアの首都、ソフィアを舞台にした映画だ。ハンガリーのブダペストまでは行ったことがあるが、それから東の東欧諸国には行ったことがない。その土地の映画を観るということは、観光のかわりにそこを垣間見るという楽しみがある。
 ブルガリアという国は、その昔、チャウシェスク大統領というとんでもない独裁者が民衆を苦しめていた国だ。「ブダペスト」という日本人にとってあまり語感のよくない名前とは違って、「ソフィア」は名前の響きからして一度行きたいと思うところだが、そんな国柄もあって敬遠していた。今はどんな風になっているのだろうという興味もあって映画を観た。

 中近東とヨーロッパの交差点のであるソフィアのあるブルガリアは他の東欧諸国同様、アメリカ以上にあらゆる人種が交錯しややこしいところだ。

           


 映画の中でも、トルコ人一家が家族を訪ねてドイツに行こうとするのだが、途中立ち寄ったソフィアで人種的な偏見もあって事件に巻き込まれる。

     


「アメリカン・ヒストリー」の兄弟のように、その事件にかかわった『街のギャング団』に入っている弟を兄が救うというストーリーだが、兄はトルコ人の娘と親しくなる。

     

 命の恩人なのに、引き離そうとする父親。複雑な国際関係が垣間見られる。



  『ソフィアの夜明け』-公式サイト



              
                     【ボロ-ニャの夕暮れ】


 【2010年12月26日】 京都シネマ

「ボローニャ~」が今年映画館で最後に見るなる映画になるのかもしれない。イタリアの北部にある街、ボローニャで戦前から戦後にかけて高校教師をする家族周辺で起こる『事件』を中心に描かれた、どういうジャンルの映画に分類されるか分からないような不思議な雰囲気の映画だった。見おわった後、何かあたたかな不思議な感覚にとらわれた映画だった。



 『ボローニャの夕暮れ』-公式サイト

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