この映画・本、よかったす-旅行記も!

最近上映されて良かった映画、以前見て心に残った映画、感銘をうけた本の自分流感想を。たまには旅行・山行記や愚痴も。

「ブンミおじさんの森」-どこが良いんだか全然わからない映画

2011-06-17 21:45:00 | 最近見た映画

   【2010年6月17日】   京都シネマ

 行きつけの映画館でやっていて、『カンヌ映画祭』の2010年『パルムドゥール賞』を獲得した映画だと言うから、あまり気乗りははしなかったが見に入った。

 ともかく、ワンカットが長い。「いつ画面が切り替わるのだろうか」と意味のない、あまりの長いカットにいらいらする。小気味よい香港映画だったら5倍のシーンが入るのではないか、と思う。(実際、香港映画『ラブソング』にはこれの20倍のシーンが入っていて、受けた感動は比較にならないくらい大きい!)
 
 「物語性」もなければ、感動もない。訳のわからない幽霊が出たり、動物の精霊?が出たり。
 チラシには、審査委員長、ティム・バートンの「僕たちはいつも映画にサプライズっを求めている。この映画は多くの人々に、まさにそのサプライズをもたらした。」と受賞の理由の文字が躍り、また
 「美しく斬新なイマジネーション、思わず笑みがこぼれるユーモア。何より生と死に対する優しく深い洞察が、世界に驚きを与えた傑作!」
 と、賛辞のことばが並べられているが、私には全然おもしろくなかった。

 彼ら(制作者およびそれを絶賛する評価者たち)とは、世界ととらえ方、評価の方法、価値観が決定的に違うのだということを認識した。


 

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