この映画・本、よかったす-旅行記も!

最近上映されて良かった映画、以前見て心に残った映画、感銘をうけた本の自分流感想を。たまには旅行・山行記や愚痴も。

「ビューティフル・デイズ」-めずらしいインドネシア映画を見る

2007-11-04 21:01:05 | 最近見た映画

 [前の週に録画がしていたものを10月30日に見る]

 はじめは、日本や韓国に比べると、同じアジアでも表現がどこか幼稚っぽく映って、見るのをやめようかと思ったが、そこはインドネシアで250万人の心を引きつけ大ヒットしたという作品。それなりの普遍性というか引きつけるものがあって、最後は思わず涙してしまった。

 17歳というから、日本の高校生にあたるのだろうか、友情とか恋愛事情と言うのは万国共通のものがあるなとおもいつつ、お国事情の違いも垣間見られる。
 高校生なのに車を自由に自分で運転してみたり(あれって運転免許もっているの?それとも違法?)、火炎瓶を家に放り込まれたのに警察沙汰(どうして通報しないかと)にならなかったりで、ちょっと事情の違いが理解しきれなかったりする。

 でも、一番の違いは、この映画のような恋愛が出来るのは、インドネシアではまだ一部の限られた裕福な家庭だけではないかという気がした。
 チンタが友達の一人に、「どうしてそんなこと、メイドにやらせないの。」というセリフがあった。メイドを使い、車を持ち、制服を着せた学校に通わせることの出来る家庭など日本でも多数派ではない。
 いつかは自分たちも豊かになって、夢を叶えようと、あこがれのような気持ちで多くの若者が見ていたのではないかと思ってしまう。

 ラストのシーンは「卒業」のダスティン・ホフマンを応援するような気分になってしまった。

 そういえば、ルオマも17歳か。

                

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