やまあそび

きのこと釣りと山菜の記録と思ったことをずるずる綴る

20201003きのこ

2020-10-04 14:32:37 | 日記
先週マメだったセンボンを収穫に行ってきた。
雨が降らなかったので成長しているか気がかりだった。
先週とほぼ同じく朝6時過ぎに尾根への急坂に取りつく。
途中で杉林の中に生えていたムレオオイチョウタケ?の撮影をしつつ
なんだかオオイチョウタケのような気がしてきた。
さっぱりわからん。
なんとなく昔見たムレオオイチョウタケと違う気がするのだ。



2014に見たムレオオイチョウタケ
傘及び柄が白というより若干黄味っぽい。

そしてこれが今回の物

こりゃオオイチョウタケなのかね?
そうなら埼玉では絶滅危惧種指定されているから大変珍しいのかもしれない。
悪い匂いはしなかったし虫も湧いていなかった。
味見用に1本持ってくればよかったか!  まいいや来年また会おう。

テクテク急坂を歩くと谷のくぼみに何やら白っぽいやつが・・


ウスムラサキシメジ(多分)
この手のキノコは苦手なので跨ぐ。
毒扱いだしね。 この辺りなら大体順調な発生時期かな?
これだけしか見なかった。

なにやら正体不明な動物の叫び声が聞こえるが無視無視。
約1時間かけて尾根に到着。
早速先週の場所を見てみると





シャカシメジ(センボン)
順当に育っていて大変嬉しい。
人が入らないのかな? そのまま残ってくれていた。
山の神様に手を合わせて収穫する。
小さ目なものは残しておいた。

ちょっと離れた場所に

先週気づかなかったやつだなこれ。
有難く収穫。 これで5株。 軽く周辺を散策すると・・




うん、わっかんない。
最初クリフウセンかと思ったけどなにやら違う。
フウセンタケっぽいが、もう少し育たないと確信が持てない。
鍔もなんだか怪しいし・・
こういう時は、写真のみにする。
後で正体が分かればよし、分からなくても記録に残しておけば
発生場所と時期が分かるってもんだ。
なわけで、先週シバッカブリを収穫したくぼ地を見る。


やっぱりでてたね。 芝の中でひっそりマメだったものが成長したのだ。
こいつ大好きなので当然収穫。

尾根を少し上がる。
この時尾根筋をズレて10M程低い位置をトラバーズ気味に歩く。




サクラシメジ
この周辺に出るのは分かっていたが、先週は雨後だったので
歩かなかった。 滑落するからね。
先週の雨で出始めたのだろう。 成菌と幼菌が入り混じっていた。
但し、水不足でカサカサだったし、大きいものは虫にやられて
スカスカだった。
柄がしっかりしているものを選び収穫したが、傘天面から侵入する
虫もいるのでいくつか食べられないものもあった。

やはり先週土曜の雨以降降っていないので、新しい発生は微妙だった。
そんなこんなでセンボン畑に到着。





順調にスクスク育っていた。
小さかったマメも手のひらに乗る程度に育っていた。
山の神様に2度感謝して早速収穫。

正直何株採れたかわからない。
少なくとも大きい袋1つに一杯取れた。

それから少し登った所にもセンボンが出ていた。
株が小さ目だったので跨がせてもらった。
更に50M程行くと、またもセンボンの群れが発生していた。
こりゃまいった、良い意味で参った!!
こんなこと2度とないかもしれないので、取りごろだけ収穫していく。
もう30Lのサックに入りきらない。  手提げ袋にバンバン入れて
サックの右わきに吊るした。
重い、昨年のマイタケを思い出す。
参った、いい意味で本当に参った。もう帰ろうとした瞬間、追加でサクラを発見。
ポツポツ収穫し、もう充分だ!! と思いつつもコウタケ出てないかな?
などと斜面を見つつとんぼ返り。
そんな中、これは間違いないだろうと思う始めて見るキノコに出会った。



シロマツタケモドキ
まず間違いないだろう。  始めて見た。
幼菌も見れたので確信できた。
マツタケ臭はしなかったが、それとなくその匂いはマツタケを思わせるものだった。
通常のキノコ臭とは若干違うのだ。
食べるほどでもないのでそのままにしてきた。

結局残したキノコが成長した以外にめぼしい発見はシロマツタケモドキのみだった。
但し収穫量はとんでもないことになったが。

帰りがけ水を汲みに行った。
そこで何やらうごめくものが見えた。


なんだありゃ? イノシシか?
近づいてみると


カモシカ
まだ若い個体だった。
好奇心旺盛なのか警戒しつつ写真撮影時間まで待っていてくれた。
なんだかシャカシメジと動物運が大当たりな年だなと思った。