やまあそび

きのこと釣りと山菜の記録と思ったことをずるずる綴る

20241012~13きのこ

2024-10-15 18:17:32 | 日記
今週は火曜日と水曜日に雨が降った。
特に水曜日は本降りとなり、1日通して降り続けた。
この雨で熊谷の荒川の水量が2倍になっていた。
これはいよいよ里山キノコが出るでしょう!!
ああなんてすばらしい。
休日が待ち遠しかったのよ!

そんなわけで10月12日の土曜日の朝5時30分に部屋を出発。
途中でガソリン給油、コンビニで食料調達し、一番近いシロに
到着したのが7時ちょいすぎだった。

さっさと着替えて斜面に入ろうとしたが、なんかいつも入る入り口が
草でわけわからなくなっている。
適当に草の浅いとこから斜面に取りつき、すぐの場所がシバッカブリのシロの
場所だった。



謎のフウセンタケ1(多分マルミノフウセンタケ近縁種)
1年ぶりの再会に喜ぶ。
今年は株で出ていた。
まあ10年前は足の踏み場もないほど出ていたのだが、なにが変わったんだろう?
暫く出会いを堪能し、山の神様に感謝の祈りを捧げ収穫した。

このちょっと上にも出るので楽しみだ。
その前に斜面を数歩登りそこから左斜面を覗きこむ。
こちらはイッポンが出る場所なのだ。
眼をキノコ目モードにしてよく見る。



ウラベニホテイシメジ(イッポン)
ありました。 ありましたよ! やっぱり出てた!!
もうニコニコですよ。
45度近い斜面なので、足元に注意しつつ記念撮影し収穫した。
まだ出始めだろうかと思ったら、バクサレがいくつか見られた。
どうも先週出始めたハシリが雨で腐ったようだ。
どちらにしろ、ここが出ているなら他のポイントも出ているだろう。
今日は幸先が楽しみだ。
斜面をトラバースしながら登る。
そしてシバッカブリの出るシロを覗いた。


うほ! 株立ちしてる!
ここ数年はポツポツと出ていたのでとてもうれしい。
感謝を込めて収穫した。
それからすぐ近くの、カワムラフウセンタケが出る場所を覗くが、まだ出ていなかった。
いつも出るのが遅いので次回に期待。
そして去年ヒラタケが出ていた藤の枯れ木


バクサレていました。残念。

その後、イッポンが出るポイントを覗くが、出ていなかった。
代わりに出ていたのが



不明菌
ここでは見たことないキノコが出ていた。
正体が分からないので写真だけ撮っておいた。

この場所は、余り広くないのですぐに帰り道になる。
下っている途中に


ウラベニホテイシメジ(イッポン)
ひとつだけ見つけたので神様に感謝して収穫した。

車に戻り場所移動。
30分程走って別のシロを覗く。
ここはサクラシメジとイッポンがポツポツ出る場所だ。
終盤にはヒメサクラシメジやアカモミタケが出る場所でもある。
要するにモミ林なのだ。

ところが、ここには不明菌(多分毒)がちらほら出ているだけでお目当ての
キノコは見つからなかった。
先行者がいたのかもしれない。

車に戻り標高を上げる。
先週幼菌だったハタケシメジの群生地を覗いてみた。


ハタケシメジ
めっちゃ出ていた。
雨をたっぷり吸いこんだらしく、大きな株でぼこぼこ出ていた。
嬉しい悲鳴を心の中で叫んだ。
山の神様に感謝しながら収穫したら、20Lのビニール袋パンパンに収穫出来た。
まだいくつか幼菌があったのでそれは残してきた。
ここのハタケシメジはとても元気みたいだ。

更に標高を上げる。
クリタケポイントの覗くのだ。
その前に昨年成菌で見つけたムレオオフウセンタケのシロ2か所を覗いてみたが
出ていなかった。
もしかしたら先行者が収穫したもしれない。
気を取り直してクリタケポイントに向かう。
ポイントまでにポツポツキノコを見かけたがどうも腐生菌が多いようだ。
ルスラもちらほら見られる。
で、クリタケは出ていませんでした。
今年は遅いようで、まだマメすら見られなかった。
仕方ないのでイッポンのシロに向かう。
テクテク歩いて20分ばかり。
途中で


カラカサタケ幼菌
成菌もちらほら見られたけど出始めもあるんだね。
土の中ではそれぞれの菌根菌がどんな戦いを繰り広げているのだろう?
まあカラカサタケは腐生菌ですが・・・

んで、イッポンがよく出る場所に到着し、キノコ目で散策を始めるのだが


ウラベニホテイシメジ


クサウラベニタケ


右がクサウラベニタケ、左がウラベニホテイシメジ

そんでこんな風に生えていたりする。


右がウラベニホテイシメジ、左がクサウラベニタケ

これビギナーには厳しいんじゃね?
これは傘の色が違うのでわかりやすいが、ごくたまにそっくりな色合いのクサウラベニタケもある。
まさしくビギナー殺し的罠なのだ。
やばいな、騙される人がいませんように・・
参考に裏から見た写真も載せておく。


右がウラベニホテイシメジ、左がクサウラベニタケ
比べてみれば違いが分かるかもだけど、これは成長具合や個体差も関係してくるので
あまり参考にはならないな。

一番わかりやすいのは、やはり匂いだと思う。
ウラベニホテイシメジは、さわやかな粉臭。
クサウラベニタケは、嫌な粉臭。
跡は味を確認するって手もある。
ウラベニホテイシメジは、苦みあり。
クサウラベニタケは、無味。
但し、毒を口に入れるのは余りおすすめ出来ないのだ。
やるなら自己責任でやってちょ!

んで、そこら一帯を1時間かけてプラプラ散策した。
計20本程度の収穫があった。
全てウラベニホテイシメジで、老菌は見られなかった。

一部アカマツの畔にこいつが出ていた。


ヌメリイグチ

久しぶりに見た。

最初に思ったほど、菌は活発に成長していないようだった。
次回の雨に期待かな。
13時を回ったところで帰路に付いた。






そして翌10月13日
最近外ればかりのチャナメ狙いに行ってきた。
一つ目の尾根はスルーして、2つ目の尾根に向かう。
走りのチャナメが出る場所なので、その後の指標になるのだ。
チャナメが出ていればそのまま標高を上げていくし、なければ
チャナメの見込みは無いので別行動をすることになる。

えっちら向かい途中にあるハタケシメジのシロを覗く。

ハタケシメジ
成菌がポツポツ出ていた。
ん~来るのが早かった可能性が高い。
ハタケシメジは有難く収穫した。

んで、2つ目の尾根に取りつく。
チャナメのシロを覗いてみたがなにもなし。
こりゃ今年も外れだ。
少々散策したがクリタケすら見られなかった。
来るのが全然早いってことか。
そんな中



ウラベニホテイシメジの老菌
ここのイッポンは9月上旬に発生するから、老菌といえど1か月以上残っていたのだろう。
まだ柄は辛うじて生きていたので、柄だけ頂いた。

このまま標高尾を上げても無駄なので戻り、一つ目の尾根を見てみる。
やはりバクサれたイッポンしかなかった。
どうしようもないので、沢合いの倒木をちょこっと見てみる。


ナラタケ


ヌメリツバタケモドキ

ナラタケが申し訳なさげにポツポツ見られたので、有難く収穫する。

いよいよ何もなくなり、入ったことのない場所に行ってみる。
カラマツハ林だ。
20分かけて移動すると、駐車した場所に小指の先程度の大きさのハナイグチがあった。
ちょっと期待して林道を歩いて散策する。
結果、ハナイグチ数個とバクサれたハタケシメジが見つかった。
また、カラマツ林らしく



ホテイシメジ
これは旨いらしいが、食べると酒が飲めなくなるやつだ。
悪酔いするらしい。
しかも毒が抜けるのに1週間以上かかるらしい。
俺は酒飲みではないが、なんか気が進まないので食べたことはない。


結局、大した収穫がないまま帰宅したのだった。

来週は雨が降らないらしい。
どうしよう・・・・・・



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