南伊豆へ

先週休暇をもらって２泊南伊豆への旅。

夫と二人で出かけて、学生の息子は放置。

平日なので山手線はそこそこ普通に人がいるし、乗換えの駅では長らく工事中で通路が変わってしまっていたり、ネットで予約したチケットの受け取りの時にちょっとどっきりしたり。

予定どおり品川のエキナカ、色とりどりのお弁当の中から２つチョイスして踊り子号に乗り込む。

熱海駅手前で、例の土砂崩れのニュースでちらりと見えた駅付近の川が見えた。近くの高台の道路に自衛隊の車両や無線機を持った隊員がいた。
それ以外はうす曇りで、まだ雨が降るのかどうかが心配なくらいで、下田までは踊り子号の中から流れる景色を見るのみ。

下田駅の観光案内でバスの降り口を告げ、路線を確認する。
若い兄さんで、云い切らないところがやや不安を感じたが、正確なご案内をいただいたようだ。
私が記憶違いをしていたのだが、PASMOやSuicaなどの交通系ICカードは使えないバスだった。バスに乗った時にチケットを取り、おつり不要なぴったりの金額で現金を用意する必要がある。

両替はしてくれるが、もたつくと後ろの人を苛つかせてしまうのでやや緊張。
バスの中では、道中いろいろな人が乗ってくるのが面白かった。
病院へ行ってきた、という人、役所に行くところだから！と運転士に云う人、久しぶりに来たんだけどあそこ変わっちゃったのねと語る人。
そして下校の小学生の団体、降りる順に通路に近いところに座るらしい。
小さいけど、いろいろなお道具に肩ひもが付けられている。みんなたくさんの荷物。私たちがバスの「降ります」ボタンを押したら一斉に振り返った。

旅はそんな体験がいいのだ。
（つづく）