初めての地、千葉県館山を目指す旅。
今回は列車+レンタカー。
三島の少し手前で富士山が見えた。
中腹には雲がかかっていたが、山頂はくっきり見えた。
東京駅で総武線の乗り場が分からず、ちょっとウロウロするおのぼりさん。
千葉で内房線に乗り換え館山を目指すが、これが結構長くて。
これなら横浜からのバスで館山入りにすれば良かった。
上総湊を過ぎた辺りから海が見えだした。
館山駅前は南国風。
この日の泊まりは休暇村館山。
24時間のレンタカー付プランを利用。
トヨタレンタカーで車を借りていざ出発。
一番楽しみにしていた戦争遺跡の赤山地下壕跡へ。
豊津ホールという所で受付をする。
200円の料金を支払い、氏名など記入すると、
ヘルメットと懐中電灯が手渡された。
造られた年代ははっきりしないが、規模や造り方からみて
終戦間際の昭和19年に造られたと考えられている。
受付で「地層がきれいですよ~。」 と、
言われたがピンとこなかった。
ツルハシ跡が残っている。
地層・・・、う~んこれか。
きれい過ぎる。
どこを見ても地層だらけ。
空襲が激しくなった戦争末期、館山海軍航空隊の
防空壕として使われたが、この地層を見て少しは
慰められた方もいたのではないか?
平和ボケの私はそう感じたが、そんな悠長な心境
ではなかったでしょう。
自然が作り出す造形に今更ながら感嘆し
赤山地下壕を後にした。
そしてもう1ケ所の戦争遺跡を見に。
標識は出ているが、場所が分からずウロウロ。
結果的にはこの喫茶室のほん近くだった。
掩体壕 (えんたいごう)。
えんたいとは読めなかった。
平面から見ると、草に覆われそれとは分からない。
こうしてみると、なるほど!
飛行機や物資を格納した鉄筋コンクリート造構造物。
日本各地にまだ相当数残っているらしい。
70数年前の鉄筋だが、しっかりしたものだ。
東京湾の入り口にあたる館山には、多くの軍事施設が作られたらしい。
海上自衛隊館山基地の近くに、戦後米軍が上陸した所もあると
聞いたが、時間がなく、そこまでは行けなかった。