yabanjin-soulのTシャツ魂

ロック魂を手描きで表現するyabanjin-soulのたわごと・ひとりごと

ビートルズ「シンク・フォー・ユアーセルフ」

2009年01月10日 | アートイラスト

Think_for_yourself アルバム「ラバーソウル」にジョージ・ハリスンの曲が2曲収録されてるんだけど

そのうちの1曲がこれ。

邦題は「嘘つき女」。

ジョージはこの曲について

「特定の誰かのことを歌ったはずだけど、誰のことか思い出せない。たぶん、政府のことについて歌ったんじゃないかな」と言ってたらしい。

直訳すると「自分自身について考えな」だから

この邦題はものすごく強引に意訳してるよね。

こんな意訳だと、とてもじゃないけど政府のことを歌ってるって思えないもんね。

―――――――

   君がやってることについて
   一言二言、言いたいことがある
   君の言う、「良いこと」っていうのは
   全部うそばっかりじゃないか

   君のやりたいようにやればいい
   んで、どこにでも行けばいいさ
   自分のことは自分で考えな
   ボクはもう君と一緒はごめんだよ

   君が思い描く生活の残りかすなんか
   ボクはもうとっくに捨てちまったよ
   君自身気づいてないようだけど
   ボクにはわかってる
   君がもっともっとボクを苦しめるつもりだって

   君の気持ちはあやふやだよ
   君自身を大切に思うなら、よく考えた方がいい
   まだ未来はいい感じだよ
   君がやるべきことをする時間はまだたっぷりあるよ

   君のやりたいことをやって
   どこにでも行けばいいさ
   自分のことは自分で考えるんだ
   君と一緒は、ボクはもうごめんこうむるよ

――――――――

政府のことをこんなふうに皮肉っぽく歌うのは

ボクの中ではジョン・レノンがやりそうな感じがしてるんだけど

実はジョージが得意にしてるみたいなんだよね。

ビートルズは、実はすごくタフだと思うよ。

ロックの歴史の中で

音楽的な成功が、自分の身を滅ぼしてしまうっていう例はよく見かけるけど

ビートルズのメンバーはそんなことないもんね。

それでいて、商業的なものに飲み込まれてる感じもないし。

今やってる、「みんなロックで大人になった」ではビートルズは名前さえ取り上げられなかったけど

「すべてはビートルズからはじまった」ってボク自身は考えてるんだ。

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コメント (2)
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