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ロック魂を手描きで表現するyabanjin-soulのたわごと・ひとりごと

泣いてしまった映画5

2015年11月12日 | 映画
イタリアのロベルト・ベニーニ監督作品。

貧乏だけど知恵とユーモアで苦境を乗り切っていくベニーニ演じるユダヤ人「グイド」。

時はナチスドイツやファシスト党が席巻していた第2次大戦。

グイドとその妻と息子は、ユダヤ人収容所に連行されてしまう。

ほとんどのユダヤ人が夢も希望もない状態で強制労働にいそしんでいる中、

「これはゲームだ」と息子に話し続け、希望を失くさせないように頑張るグイド。

結局、終戦時の混乱に巻き込まれグイドは射殺されてしまうが

「ゲームだ」というグイドの言葉を最後まで信じて助かった息子が母親と奇跡の再会を果たすというストーリー。

最後の再会の時の息子のセリフ(大人になった時の声で)「これが父が僕にくれた最高のストーリー。」というセリフを聞いたとたんブアッと涙があふれ出てきた。

2度3度見ても同じところで涙が出てしまう。

ツボにはまったんだなって思う映画。

人生何があっても希望とユーモアさえなくさなければ何とかなるっていうのがすごく伝わったし、

グイドの幼い息子にもしっかりと伝わったんだなと思わせるエンディングで、

こりゃもう感動せずにはいられないでしょう。


「ライフ・イズ・ビューティフル」予告編


ギャグも全編にちりばめられており、

あんまり凄惨な雰囲気はないんだけど、ユダヤ人収容所のホロコーストを知っている人にはこのシチュエーションだけでもハラハラドキドキすると思う。

その中で一生懸命自分ができる限りのことを尽くすグイドについつい感情移入してしまう。

特に幼い息子の希望を奪い取るようなことを一切封印し、「これはゲームで最後まで勝ち抜いたら戦車がもらえる」という言葉通り、米軍の戦車が生き残った息子の目の前に現れる。

だからさいごまで「ゲームだった」と思えたんだろうね。

母との再会後にきっと真相を知ることになるんだろうけど、

父が自分にしてくれたことを一生大事にして生きていったんじゃないかと思わせるエンディングのセリフに感動しない人はいないでしょう。

見てない人はぜひ観てみてくださいな。

おススメです。
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