本題の前に、当記事における“MAV-2W”とは、2021年10月にやらかした伸縮ポールのカジリ事案をきっかけに、2022年1月~2月にかけて軽量化などの改造を施したものを指している。したがって、某ハムショップで販売されているモデルとは一部の仕様が異なることを踏まえて読んでいただければと思う。
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上記の経緯に加えて、モービルの乗り換えで走行使用に充てるホイップアンテナの再調整が大量に発生したため、ダイポールアンテナの調整は約2年の放置になってしまった。今回、伸縮ポールの修理に区切りが付いたため、その使用感を確かめてみたかったこともあり、調整を再開することにした。
そこで、軽量化の総仕上げとして、エレメントに使用するホイップアンテナをHF40CL@全長約2.2mのセンターローディングからHF40FXW@全長約1.4mのボトムローディングに変更。これによって、1本あたり590gが270gになり、エレメント重量は5割超の軽量化になる。で、その測定条件は、以下のとおり。
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■測定条件など
・基台 :CQオーム_MAV-2Wの軽量化等改造品(改造設計、製作、組立:すべてJR9RVK)
・エレメント :DIAMOND_HF40FXW(ホイップアンテナ)
・同軸ケーブル :7MHz用アンテナチェックケーブル(MP&MP仕様)
・アンテナ地上高:約4.8m
・エレメント角度:180°、120°V、ただし自重による湾曲は含まず。
・測定器 :アンテナアナライザー(COMET_CAA-500MarkⅡ/改)
・その他 :帯域はSWR≦1.5の範囲とする。
また、2本のエレメントを区別するため、向かって手前側からバラン、マウントプレート、ポールとなる向きを正面と定義し、左側エレメントをA、右側エレメントをBとする。
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■初日の調整(測定結果は抜粋)
・1回目【120°V、A=671mm、B=673mm】:f0≒7.3165MHz、SWR≒1.8、Z値は読み取り忘れ、帯域なし
・7回目【120°V、A=731mm、B=803mm】:f0≒7.074MHz、SWR≒1.68、Z≒52Ω、帯域なし
1回目(両エレメント最短状態)の結果を踏まえ、すぐにオフセンター給電にシフトすることを決め、とにかくf0は二の次でボトムSWRの落し所@1.0付近になる状態を見たくて、片方を20mm、30mmと伸ばして測定を繰り返すが、f0は下がってくれるけどボトムSWRは1.7弱にとどまり、夕方時間切れのため作業打ち切りとした。
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帰宅後も頭の中で「あーでもない、こーでもない、…。」となった。こうなれば、もう1度基本的なことをおさらいするつもりで調べて、作戦の立て直しを検討しようと思う。
ちなみに、当日は風が強くて何かと心配しながらの作業だったのと、車外でしゃがんで測定&伸縮ポールを立てたり寝かせたりを繰り返していたため、気が付けば全く写真を撮っていなかった。なので、測定&調整の記録表を撮って掲載。と言うことで、文章しかない記事と変わらない構成だけど、ここは結果の記録に徹しますね。
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