JR9RVKの雑記的業務日誌

HF帯のモービル運用をメインに行うアマチュア無線局と、その免許人の備忘録。

MDC20(MDシリーズ14MHz用旧型カセットコイル)の測定&調整_241210

2024年12月11日 17時21分38秒 | 14MHzアンテナ

MDC20を入手し、12/8(日)の夜に今後の天気予報を見ていたところ、12/9(月)の夜~10(火)の日中にかけては曇りだけど、11(水)以降は必ず雨マークが付いている。それは次の土日(12/14、15)も同じだったため、「こうなれば10日の出勤前にやらないと、何時できるか分からん!」となり、前夜の予報内容も加えて確認の上、いわゆる“朝練”プランを採用~決行した。

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■測定条件など
 ・モービル:シエンタ、アンテナを装着した時の外観は、こんなイメージ。
 ・測定方法:過去記事@RVK的なアンテナ測定方法_240612に記載の“本気測定”による。
 ・その他 :ステルス処理済み、帯域はSWR≦1.5の範囲、ねらいf0=14.140MHz付近
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第一さんのボトムローディング式は、バーを含むエレメントの出し入れで行う切断レス調整なので、何の躊躇いも無く両極端な条件で測定してみる。

まずは、調整バーが最短状態で測定。結果は、f0≒13.848MHz、SWR≒1.02、Z≒50Ω、帯域=13.752~13.944MHz(13.848MHz±96kHz)であった。次に、調整バーが最長状態で測定。結果は、f0≒15.019MHz、SWR≒1.37、Z≒39Ω、帯域=14.938~15.100MHz(15.019MHz±81kHz)であった。これで調整可能範囲に、バンド全体が含まれていることが確認できた。

ところが、この結果を踏まえてエレメント長さを狙って測定するも、規則性が見えず、一部は逆転した結果も出たりで少々迷子気味になる。後(当日晩のお風呂中)に振り返ってこの原因を考えてみると、調整時に姿勢をキープする際にマグネットアースシートの接続ケーブルを触ってしまい、その影響でシート部の密着状況が不完全になったまま測定していたと予想。

それで偶然だが、上記のNG手段をやらなくなった頃にあたる7回目の測定から数値が安定&傾向に規則性がある感じになり、最終的には11回目(エレメント最短状態から26.5mm延ばした状態)の測定で、結果がf0≒14.151MHz、SWR≒1.10、Z≒49Ω、帯域=14.053~14.249MHz(14.151MHz±98kHz)となり、ねらいf0より高くなったけど調整終了とした。

ちなみに、終盤の周波数変化量は約20kHz/mmで、作業時の姿勢や長さ測定のやり辛さを踏まえると、中々シビアなバーであった。これで取り付け位置がトランク(H≒1000mm)だったらそうでもないんだろうけど、今回は屋根の上にあるシステムキャリア(H≒1800mm)&脚立レスだったので、ぶっちゃけ苦戦を強いられた。

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これで、RVK仕様のシエンタによる走行モービルで装着可能な、最も長い市販品での14MHzアンテナ(装着時の推定車両高さ=3797mm)が立ち上がった。ただ、MDシリーズは構造的に積雪が弱点と見ているため、本格的な使用は春以降になると思っている。でも、その前に運良く晴れた休日があれば、HF40CLSとHFB40でやってみた受信比較をMDとHF20FXでやってみたいと思う。


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