JR9RVKの雑記的業務日誌

HF帯のモービル運用をメインに行うアマチュア無線局と、その免許人の備忘録。

MAV-2WのMJコネクター緩み止め対策

2021年10月03日 06時18分05秒 | ダイポール

オフセンター給電の見極めを終えて撤収しているとき、1件の事案が発生した。

それは、ホイップアンテナをMAV-2W@V型ダイポール基台から取り外そうとしていたのだが、MJコネクターを固定していた薄型六角ナットが緩んでしまい、エンドレスの空回りに陥った。そのまま回し続けてもバランからのケーブルがねじれるだけなので、何とかMJコネクターを堪えさせてホイップアンテナを外さないと、対策の打ちようが無い。

結局、ナットやMJコネクターをMAV-2W本体に押し付けて強引に固定?滑り止め?しながら騙し騙しホイップアンテナを回して、何とか取り外すことが出来た。これの所要時間が約10分、意外と苦戦だった。

さて、薄型六角ナットはMJコネクターが取り付いている角度可変ブラケットの両面に1個ずつ有るのだが、これを単に締め直すだけでは再び緩んでくると思う。理由は、ホイップアンテナのねじ込みの方が強い締め付けになれば、それと隣り合うナットとでダブルナットになる可能性がある。今回の事案は正にそれだ。

そこで、モービル用ケーブルでお馴染みなMJ-Lコネクターを固定するための丸ナット(←後で知ったが“飾りナット”などと呼ぶらしい。)を追加して、ホイップアンテナ側の薄型六角ナットとダブルナットになるようにしてみた。これによって、モービルにホイップアンテナを取り付ける時と同じやり方になる。

更に、今回はダイポールなので「左右の差を極力防ごう!」と考え、MJコネクターのねじ部の長さが左右揃うように、ノギスで段差測定しながらナットの締め付けを行った。まぁ、エレメントの一部として作用するケーブルの長さにどの程度の差が有るのかは不明だが、「ほぼ同じ。」と独断的期待をさせてもらう。

それで段差寸法は、緩んでいないもう一方のMJコネクターの組立実測寸法を参考に12.30mmをねらう。そのためには飾りナットの厚さ5.00mmを加えて17.30mmになるように薄型六角ナットを締めた後、飾りナットを締めてダブルナット状態にした。(飾りナットのウラ側には、薄型六角ナットを収めるためのザグリ形状がある。)

上記を2か所とも行い、長さ(段差)を測定して出来栄えを確認した結果、いずれも12.30mmになっていたので対策完了とした。

これでコネクターが再び緩んでホイップアンテナが外せなくなる事案は発生しないと思う。それにしても、もし雨が降っている時に発生しちゃうと、非常にタチが悪い。まぁ晴れの日に発生してくれたのは不幸中の幸いとしたい。


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