令和元年10月21日(月)
瓢の実 : ひょんのみ、イスノキの実
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蚊母樹(イスノキ)は、マンサク科の常緑高木
高さ10~20m、樹皮は灰褐色、葉は長楕円
4~5月頃深紅色の小花を穂状に付ける。
材はその名の通り、机、椅子、柱等に使用。
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木の葉に生じる虫こぶの大きさは梅の実位から
拳位迄ある。昆虫が産卵のため寄生し、異常に
発育をしてこぶの様になる、木の実の様な形で
中の虫が羽化して飛び去った後の穴を吹くと、
ヒューヒューと音が出る。
このならす音を「ひょんの笛」といい、そこか
らこの木を「ひょんの木」と称した。
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この蚊母樹(イスノキ)には、本来の木の実が
あるが、俳諧では「ひょんの実」の方が目立ち
面白味が在ることから「瓢の実」として詠まれ
ることが多いようである。
ひょんの笛
虫の飛び去った「虫こぶ」は固く、空洞となっ
ていて、上手く吹くと音がでる。
マニアの方はこれを集めてきて、中をよく洗い
乾してから、穴の口をペーパーやすり等で綺麗
に仕上げる。
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その大きさや形により、高い音、低い音、様々
な音が出る。これに色を塗り採色して楽しむ人
もいる様だ。
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この時期になると、雑木林の中を歩いていると
クルミ位の大きさの木の実の様な物を見かける。
形はイビツで様々、手に取ると軽くて固い。
小さな穴が空いてをり、中に虫の糞の様なカス
が出てくる。 「ひょんの実」である。
私はこれを知らなかった。
以前、吟行に出かけた折り、句仲間の先輩から
その名を教えていただいた。
その方は、「子供の頃にこれを吹いて遊んだも
のだ」と言われていた。
今日の1句(俳人の名句)
ひょんの実をひょんなところで拾ひけり
鈴木 真砂女
瓢の実 : ひょんのみ、イスノキの実
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蚊母樹(イスノキ)は、マンサク科の常緑高木
高さ10~20m、樹皮は灰褐色、葉は長楕円
4~5月頃深紅色の小花を穂状に付ける。
材はその名の通り、机、椅子、柱等に使用。
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木の葉に生じる虫こぶの大きさは梅の実位から
拳位迄ある。昆虫が産卵のため寄生し、異常に
発育をしてこぶの様になる、木の実の様な形で
中の虫が羽化して飛び去った後の穴を吹くと、
ヒューヒューと音が出る。
このならす音を「ひょんの笛」といい、そこか
らこの木を「ひょんの木」と称した。
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この蚊母樹(イスノキ)には、本来の木の実が
あるが、俳諧では「ひょんの実」の方が目立ち
面白味が在ることから「瓢の実」として詠まれ
ることが多いようである。
ひょんの笛
虫の飛び去った「虫こぶ」は固く、空洞となっ
ていて、上手く吹くと音がでる。
マニアの方はこれを集めてきて、中をよく洗い
乾してから、穴の口をペーパーやすり等で綺麗
に仕上げる。
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その大きさや形により、高い音、低い音、様々
な音が出る。これに色を塗り採色して楽しむ人
もいる様だ。
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この時期になると、雑木林の中を歩いていると
クルミ位の大きさの木の実の様な物を見かける。
形はイビツで様々、手に取ると軽くて固い。
小さな穴が空いてをり、中に虫の糞の様なカス
が出てくる。 「ひょんの実」である。
私はこれを知らなかった。
以前、吟行に出かけた折り、句仲間の先輩から
その名を教えていただいた。
その方は、「子供の頃にこれを吹いて遊んだも
のだ」と言われていた。
今日の1句(俳人の名句)
ひょんの実をひょんなところで拾ひけり
鈴木 真砂女
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