<以下の記事は定年退職後の2002年6月23日に書いたものですが、現在にも通じる点があるので 一部修正して復刻します。>
1) この2~3年、テレビなどを見ていると、エコノミスト=経済学者が出てきて盛んにデフレの悪口を言っている。 正確に言うと、デフレスパイラルが良くないということだ。 経済語事典などによると、デフレスパイラルとは、物価が下落しているにもかかわらず、消費や投資などの需要が回復せず . . . 本文を読む
(4)ミッチー・サッチー騒動
そういう日々を送っているうちに、先輩の大森、山口が相次いで定年退職を迎えた。視聴者センターでは2人の送別会を手厚く行なったが、彼らがいなくなったので行雄が山崎室長に次ぐ“ナンバー2”の立場についたのである。彼は日報・月報作りを初めて担当したり、レスポンスはもちろんのこと、センターの勤務表を作ったりとけっこう忙しく充実した毎日を送っていった。こ . . . 本文を読む
〈懺悔、告白のような自伝的物語。ただし、以下は小説だからフィクション=虚構である〉 (1)視聴者センター それは6月末に起きた。行雄がFUJIテレビの外で同僚と昼食をとったあと職場に戻ると、栗橋総務担当部長が彼を呼び寄せた。「村上さん、いま石黒人事局長から連絡が入って、7月の異動で視聴者センターへ行って欲しいということです。これは内示ですから、正式には来週 発表になります。よろ . . . 本文を読む
<2008年10月21日に書いた以下の記事を、一部修正して復刻します>
文世光事件・陸英修女史狙撃事件
若い頃は出張が楽しみだった。もちろんキツイ仕事で大変なものもあるが、まだ行ったこともない所へ出張するのは、どんな所だろうかと胸がわくわくするものである。出張先では地元の人たちと一杯やることも楽しみだし、まだ見たことのない風景や土地柄を探訪することもできる。国内出張も良いが、これが海外出張 . . . 本文を読む
以下の記事は2011年9月24日に書いたものですが、復刻します。
<はじめに> 消費税論議が相変らず続いているが、今年1月に書いた記事を再び載せたくなった。消費税が引き上げられれば物価高になるのは当然で、われわれ消費者が困るのは誰もが分かっている。しかし、それよりもはるかに打撃をこうむるのは、全国に800万人いるという中小・零細企業の事業者たちである。たぶん、自殺者が増えることは間違いない。 そ . . . 本文を読む
『冬の夜』は1912年(明治45年)の文部省唱歌で、もう1世紀以上も昔になる。ほのぼのとした一家団らんの様子が伝わってくるようだ。なお、末尾に少し長くなるが、2008年10月4日に「二木紘三のうた物語」に寄せた一文を載せておきたい。
https://www.youtube.com/watch?v=wf0n0_oo9AI
☆ この歌を聴いていると、亡き母を思い出します。母が生まれたのは明治37年 . . . 本文を読む
<以下の文を一部修正して復刻します。>
寿命について考えてみたい。この前ふと、夏目漱石のことを調べていたら、彼は49歳で他界しているのだ。え~!?、そんなに若くして亡くなったのかと思ったが、事実である。 「則天去私」などと悟りきったことを言っていた漱石は、今の自分より30歳以上も若いうちにあの世へ旅立ったのだ。49歳なんて、自分から見れば“若造”もいいところであ . . . 本文を読む
<2012年3月に書いた以下の記事を復刻します。>
私はいまgooのブログを使っているが、実は2012年2月23日にヤフー(Yahoo!)のマイブログを「全面削除」されたのでこちらに移ってきたのである。ヤフーのブログを全面削除されたのは、私の記事が音楽著作権を侵害したという理由からだ。この件について、Yahoo!ブログカスタマーサービスより以下のようなメールが届いた。参考になると思うので、紹介し . . . 本文を読む
香港(ホンコン)のことを考えていたら、1955年の映画『慕情』のテーマソングを思い出した。 昔、○✖外国語学院の先生に英会話を習った時、始めに教えられたのがこの音楽だった。その時は歌詞を全部覚えたが、今ではほとんど忘れている(笑)。しかし、あのメロディーは素敵だった。そして、ジェニファー・ジョーンズとウィリアム・ホールデン、悲恋映画の傑作だったか。 Love is a many splendore . . . 本文を読む
新憲法の草案・骨子
第1章「国民主権」を高らかに謳うこと。☆ 現行の憲法は第1章で「天皇の地位」「天皇の国事行為」などについて記しているが、これは民主主義、主権在民の精神に反する。天皇に関する条項はもっと下に記す。 日本国の元首は、国民から直接 選ばれた大統領(または、総統)とする。第2章「戦争の放棄」 「永久平和主義」・・・現行憲法の第9条を遵守する。 自衛隊の名称は現状のままか、「国土警備隊 . . . 本文を読む
<2008年2月12日に書いた詩を復刻します>
燃えさかる紅蓮の炎に ナムデムンは 身をよじらせて崩れ落ちた 絶世の美女よ ソウルの 韓国の誇りよ 貴女は姿を消したのかこれまで何度も 貴女を拝み見たのに その姿は 灰になってしまったのか韓国の人々は 悲しみに沈んでいるだろう そして 憤っているだろう私も悲しい 放火した奴が憎い なぜ 絶世の美女に火をつけたのか美しいから 妬ましいのか 国の宝 . . . 本文を読む
一般的には『知床旅情』で知られているが、その元歌が『オホーツクの舟歌』である。いずれも名優・森繫久彌が作詞作曲したもので、『オホーツクの舟歌』は1963年(昭和38年)に森繁自身によってレコーディングされた。しかし、私は倍賞千恵子のものが大好きだ。彼女の歌声は日本語がこんなに美しいのかと思わせるものだ。森繁の作詞作曲も素晴らしいが、以前、倍賞の歌声を聴き感動して涙したことがある。(2024年3月2 . . . 本文を読む
過去の作品をまとめる必要が出てきたので、この場を借ります。ご了承ください。
安珍・清姫伝説の画『道成寺縁起』
http://blog.goo.ne.jp/yajimatakehiro/e/fa3d318cd8446de1b3ed0afe12daf192http://blog.goo.ne.jp/yajimatakehiro/e/37324dae98096a0188d14c08ad1931e . . . 本文を読む
さて道成寺の僧たちですが、安珍と押し問答を続けているうちに、だんだん彼を哀れに思うようになりました。特に安珍と顔見知りの数人の僧は、なんとかしてあげようと言い始めたのです。同じ仏道に帰依する身なので、他の僧たちもついに安珍をかくまうことに決め寺の境内に案内しました。ところがその時、大蛇に化けた清姫が石段をはい上がってきたのです。この異変に気がついた門番の僧は、あわてて皆に報告しました。僧たちはどう . . . 本文を読む