<以下の記事を復刻します。>
イギリスの自然科学者チャールズ・ダーウィンが『種の起源』を著したのは1859年だが、それ以来、進化論の立場から「生存競争」や「適者生存」といった概念が世界的に広く受け入れられてきた。 しかし、そうした概念が「優勝劣敗」や「弱肉強食」といったものへ発展していくと、それは少し不穏当ではないかという反発が出てきた。自然界はたしかに優勝劣敗、弱肉強食の . . . 本文を読む
ふと、坂本九の『見上げてごらん夜の星を』を思い出した。昔、某テレビ局への入社が決まり、同期の仲間と共に“職場研修”を受けた。ある日、スタジオのセットや大道具、小道具などの実習を体験したあと、まったく不得手なテレビ技術の講習も受けた。夜も遅くなりいい加減に疲れたが、会社からもらった弁当をみんなで食べていると、急に、ある音楽が部屋いっぱいに流れた。放送中だったのか? それが . . . 本文を読む
1960年代から70年代にかけて大活躍したのが「ザ・ピーナッツ」の伊藤エミ・ユミの双子の姉妹である。あの頃はテレビをつけると2人は本当によく出演していた。テレビの発展期における代表的な“エンターテイナー”と言えるだろう。 「恋のフーガ」は1967年の作品。
http://www.youtube.com/watch?v=e9qvN5BNDIA . . . 本文を読む
<2002年11月4日に書いた以下の記事を復刻します。>
1) 近代日本で、印象に残る人物は多士済々である。 明治維新以降、日本は実に多くの人材を輩出してきた。どの分野にも、優れた日本人が登場してきた。 その中で、最も印象に残る人物の一人として、私はアナーキスト・大杉栄を挙げたいと思う。大杉栄は歴史上、大したことをやった人物ではない。 日本のアナーキズム(無政府主義)運動のリーダーだったとい . . . 本文を読む
<以下の記事を復刻します>
東日本大震災が起きた直後、ある人から聞いた話だが、金持ちの友人Aに高級中華料理をご馳走になった時、Aは義援金など1円も出さないと言ったというのだ。この話を聞いた時、それはあんまりではないかと思った。金のない庶民でも100円や200円ぐらい被災地へカンパしただろう。私も金はないが、ささやかにカンパをした。話によると、金持ちのAは非常に「自立心」が強い人らしい。自分の事は . . . 本文を読む
1915年(大正4年)に発表された歌謡曲で、人気女優の松井須磨子が歌って大ヒットした。そして戦後、黒澤明監督の映画『生きる』で主人公がこの歌を口ずさんだことから再びヒットし、多くの歌手がカバーしている。メロディー(作曲・中山晋平)も素晴らしいが、吉井勇が作った歌詞がなんとも情感豊かで、大勢の人に愛されている。純日本的な歌謡曲の傑作と言えるだろう。多くの歌手の中から、加藤登紀子さんのものを選んでみよ . . . 本文を読む