<2012年6月17日に書いた以下の記事を復刻します。>
大飯原発の再稼動について野田首相はゴーサインを出したが、消費増税に狂奔する姿と共に、彼はつくづく保守反動の“使い走り”になった感じがする。
原発や消費税の問題をここで詳しく論じるつもりはない。すでに出尽くしている。要は、日本が「脱原発」へ進むのか、また国民に負担を強いる消費増税を止めるのかといった基本的な問題なのである。日本の保守反動勢力は原発を維持し、消費増税を推進しようとしている。自民党は元々そういう路線だが、これに野田政権が相乗りする形となった。
原発や消費税については多くの議論があるが、今や野田首相は自民党の路線をまっしぐらに突き進もうとしている。これでは“第2自民党政権”と言われても仕方がないし、いやむしろ、野田一派は自民党に吸収されてもおかしくないだろう。本来の民主党の姿からはほど遠いものがある。
もはや民主党の存在価値は無くなったに等しい。心ある有志が「新党」を設立して欲しいと願うものだが、その前に、保守反動の野田一派とはっきりと差別化させる必要がある。民主党AとかBとか言っている場合ではない。
本来の良識的な民主党議員は、野田代表解任決議でも内閣不信任案でも何でも良いから出すべきだ。焦点は会期末の消費増税法案の採決の時だが、これも情勢はまだ流動的だ。法案が継続審議か廃案になる可能性もある。もしそうなれば、9月の党代表選挙が山場となるが、民主党の良識派は今や、保守反動の野田一派とはっきりと“決別”する決意を固めるべきである。
09年のマニュフェストを悉く蔑ろにしてそれが現実主義だと詭弁を弄している、これでは、国民を馬鹿にしたかつての自民党政権と何ら変わりがないと感じます。
この際、野田を中心とした?まあ、前原、岡田、仙石、枝野などを中心とした自民党Bを排除して、原点に返るべきだと思いますが、それができないのであれば、やはり、自負の念があり、矜持を持つ、有志たちで、小沢氏を中心に新党結成を願う者です。
増税が齎す経済破綻、そして原発再稼動による国際信用の失墜などを堂々と訴えて、国民が新しい政権を作り上げるべきだと思います。
野田、前原、岡田らを逆に排除、除名すべきです。数の力でそれが出来なければ、新党を立ち上げるべきです。消費増税と原発再稼動に反対して、野田一派と対決するべきでしょう。
今こそその機会が到来したと思います。決断の時です。タイミングを見て断固として行動すべきだと思います。ご健闘を祈ります。