自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

覆われて・・・

2020-12-06 18:53:00 | 家族
ツルソバ[蔓蕎麦](タデ科)
関東以西の本州、四国、九州の暖地の海岸に生える多年草。葉は互生し葉柄があり、卵形~卵状長楕円形で先は尖り、基部は切形です。茎は蔓状で横に這い、斜めに立ち上がります。
5~12月、白い花が枝先に集まって咲きます。花被は5深裂し長さ3~4mmです。
果実はそう果で3稜があり、黒色に熟します。花後、果皮が肥厚し液質になり、果実を包みます。

先月末、妻と一緒に伊東まで行ってきました。
久しぶりに行ったのですが、城ヶ崎にも行ってきたのです。
駐車場からつり橋へ向かう途中の林の中で、林床を覆うように生えていたのがツルソバでした。
白い小さな花をたくさん咲かせています。
所々で実の姿も見ることができました。

海岸に出ても、その姿を見ることができました。
すぐそばに見える葉は、ボタンボウフウでしょうか。これも海岸の岩場にたくさんありました。
ツルソバは、三浦半島や真鶴半島など神奈川県内でも見られるようですが、私の生活圏では見る事の出来ないものでした。

11月下旬 伊東市内にて

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ブラシ状・・・

2019-11-12 18:33:00 | 家族
サラシナショウマ[晒菜升麻](キンポウゲ科)
岩村城址の麓には、商店街があります。NHKの朝ドラ「半分、青い。」のロケ地としても有名なようです。
商店街の外れにある駐車場に戻る途中、道端の林縁で幾つかブラシ状の白い花が咲いていました。
葉も枯れかけていて、はっきりわかりませんが、これはサラシナショウマでしょうかね。
昨年は十和田湖の近くでこの花を見ましたが、今年も旅先で見ることができました。

上の写真とは違う花です。
比較的太く咲いている花に近づいてみました。
よく見ると膨らみかけた若い果実の姿も認められます。果実の先端には花柱が残っています。
その花柱もいくつか見られますが、その先端が曲がっていることがわかるでしょうか。
今回の家族旅行で撮ってきた花はこれで終わりです。

2018年の花

11月上旬 岐阜県内にて

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花の名は・・・

2019-11-11 21:14:00 | 家族
ヤマラッキョウ[山辣韮](ユリ科:ヒガンバナ科[APG])
カラタチの実を見た後、道端の草むらで咲いていた花です。
これはヤマラッキョウでしょうか。
10年ほど前に、近所の林で観察したことがありますが、こちらの花の方が色が濃く、花数も少ない感じです。
この辺りでは、キイイトラッキョウ[紀伊糸辣韭]という似た花もあるようなのですが、この花がそれなのかはっきりと区別することができません。
旅先で見た花、確認しようにもいつ行けるかわかりません。
残念です。

2010年のヤマラッキョウ

11月上旬 岐阜県内にて

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黄色な実・・・

2019-11-08 22:31:00 | 家族
カラタチ[枳殻](ミカン科)
岩村城址に行く前に、馬籠宿にも行ってきました。
宿場の下の入り口から上を目指して町並みを楽しみながら進んでいきます。
店の並ぶ所を過ぎると高札所跡があります。その辺りが展望台の様になっていて、美しい山並みを楽しむことができました。
もう少し紅葉が進んでいたら、秋の深まりを感じることができたのかもしれません。
このカラタチは、その高札所跡を少し上った所の畑の脇に植えられていました。
垣根というわけでもなく、見上げる程の高さです。黄色い実もたくさん生っていて、近所でも見ることができるカラタチの実に、ついカメラを向けてしまいました。
今日は立冬。朝晩は寒さを感じるようになりました。

11月上旬 岐阜県内にて

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紅葉・・・

2019-11-07 17:36:00 | 家族
ランシンボク[爛心木](ウルシ科)
中国、フィリピン原産の雌雄異株の落葉高木。大正時代に導入され、公園樹や庭木として植えられることが多いです。
葉は偶数羽状複葉ですが、先端の小葉が一つになることもあり、奇数羽状複葉になるものも多いそうです。
小葉は6~7対で、基部は次第に細まって柄はほとんどありません。縁は全縁で葉や枝には独特の香気があります。
4~5月、枝先に円錐花序をだし、小さな淡黄色の花を多数咲かせます。果実は核果で秋に黒紫色に熟します。
先日の連休に、家族で岐阜へ行ってきました。このランシンボクは、岩村城址に植えてありました。よく晴れていた青空と紅葉がとても綺麗だったので思わず撮ってしまいました。
ここにはトネリバハゼノキと札がありましたが、カイノキとも呼ばれることも多く、別名がいろいろとあるようです。

11月上旬 岐阜県内にて

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