花の季節に・・・オカトラノオ

オカトラノオ[岡虎の尾]（サクラソウ科）
林縁の草むらでは、オカトラノオも花穂を伸ばし始めていました。
このオカトラノオは、まだ花が咲いていませんね。

すぐ近くでは、既に花の咲いた株もありました。
小さな花ですが、綺麗な花ですよね。
花弁の質感も素敵です。
この林では、オカトラノオの群生が見られます。この辺りの林では割とよく見られる花なのです。
それにしてもこの花穂、何で下を向くのでしょうね。

2013年の花

６月中旬　横浜市内にて

花の季節に・・・アカメガシワ

アカメガシワ[赤芽柏]（トウダイグサ科）
林縁ではアカメガシワの花も見ることが出来ました。
去年は撮る事が出来なかった雌花です。
やはり華やかさでは、雄花の方が勝るのでしょうか。こちらは控えめに咲く印象がありますね。
芽吹いたばかりの頃の葉の赤味はありません。同じ木の葉とは思えないかもしれませんね。

2013年の雄花と雌花

６月中旬　横浜市内にて

花と実と・・・

クマノミズキ[熊野水木]（ミズキ科）
林縁では、こんな白い花を咲かせている木もあります。
クマノミズキですね。
6月になって咲く花、ちょうどホタルが飛び交う頃と重なります。

こうして見るとミズキの花と見分けがつきませんが、ミズキよりも葉が細長く、葉が対生します。
樹形も縦に長い印象があります。

ミズキ［水木］（ミズキ科）
ひと月以上早く花が咲いていたミズキは、今こんな様子をしています。
既に緑色の実が付いていますね。
葉が丸い感じがしますよね。枝が段々と層状に出て、樹形の印象も異なります。
この辺りでは、このミズキの方が見る機会は多いですね。

６月中旬　横浜市内にて

楽しみな花・・・

ヤマユリ[山百合]（ユリ科）
林縁の斜面では、早くもヤマユリが花を咲かせていました。
下草が生い茂る中で、ひっそりと咲いているつもりでしょうが、花の存在感がありすぎて、とても目立ちますね。
この下草のために、花に近づくことができません。残念ながら香りの方は楽しめませんでした。
以前にも載せましたが、鱗茎は薬用や食用としても用いられます。
子どもの頃、裏山でもたくさん咲いていたので、私にとってはとても親しみのある花になります。

2013年の花

６月中旬　横浜市内にて

花の季節に・・・

ヒルガオ[昼顔]（ヒルガオ科）
北海道～本州、四国、九州の日当たりの良い野原や道端に生えるつる性の多年草。葉は互生し、鉾形～矢じり形で縁は全縁、無毛です。葉先は鈍頭で、基部は張り出しますが、よく似たコヒルガオ程張り出しません。
6～8月、葉腋に長い花柄をだし淡紅色の花を咲かせます。

苞の先は鈍頭で、花柄は断面が丸く、翼がありません。
よく似たコヒルガオとの区別点がこの花柄の翼ですが、今では雑種も見られるそうです。
花期の全草を採って天日で乾燥したものを、「旋花（センカ）」と言って、利尿や疲労回復、強壮強精に用います。
これも身近な薬草なのですね。今がちょうど採取時期です。気になる方は試してみてはいかがでしょうか。

５月下旬　横浜市内にて