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畑の脇を歩いていると、道端に植えられたクワの木に実が生っていました。
花柱が目立たないので、これはマグワでしょう。
この辺りは昔、養蚕が盛んだったので、今でもクワの木があちらこちらで見ることができます。
子供たちが小学生の時に、蚕を育てていて、道端のクワの葉を採ってきて餌としたものです。
このクワの実は、ひとつだけ色濃く熟していましたが、このままでは味見する気になりません。
実を好むものがたくさんいるので、むやみに口にはできないのです。
クワの根皮を「桑白皮(ソウハクヒ)」と言って、利尿や去痰に用います。これも身近な薬用植物なのですね。
5月下旬 横浜市内にて