自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

草影で・・・

2020-09-08 23:17:00 | お散歩
ツリガネニンジン[釣鐘人参](キキョウ科)
林縁に広がる草むらで、ツリガネニンジンの花と出会いました。
残念ながらこのツリガネニンジンは、花期を終える所のようです。
雄性先熟のこの花は、花は萎れ始めていて、長く突き出た花柱が目立ちます。
既に花冠の落ちている花もありました。
若芽は山菜として人気があるようですが、食したことはありません。
夏の終わり頃に根を掘り取り、日干ししたものを「沙参(シャジン)」と言って鎮咳・去痰に用いる薬用植物でもあります。
色々と有用な植物ですね。

9月上旬 横浜市内にて

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秋に咲く・・・フジカンゾウ

2020-09-07 22:15:00 | お散歩
フジカンゾウ[藤甘草](マメ科)
林の中では、フジカンゾウの花も咲き始めていました。
花序の先にはまだ蕾も多く残っています。
この季節に同じように林などで見られるヌスビトハギの花よりも大きいので、見栄えも良いですね。
果実は節果で、表面には鉤状毛があり、動物や衣服について運ばれるひっ付き虫になります。
フジカンゾウに近づくのは、花の季節が良いみたいです。

2010年の姿

9月上旬 横浜市内にて

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花期は過ぎつつ・・・

2020-09-06 17:30:00 | お散歩
ヤブミョウガ[藪茗荷](ツユクサ科)
林の中でヤブミョウガの花と出会いました。
白い花は、6弁花に見えますが、へら状に見えるのが花弁で、卵円形のものは萼片になります。
透明感があって綺麗な花ですね。
以前にも載せましたが、ヤブミョウガの花には両性花と雄花があります。
この咲いている花は、雌蕊が目立たないので雄花でしょう。

既に花が終わっている株もありました。
草丈は1m程になることもあるので、大柄な感じがします。
この葉の様子が、ミョウガの葉に似ているので、この名が付いたそうです。
種子繁殖もしますが、長く伸びた地下茎でも繁殖するので、群生する姿を見ることは珍しくありません。

5mm程の果実は青紫色に色付きます。
冬に枯れて倒れた後でも、果実が残っている姿を目にすることがあります。
枯草の中で目立つ存在ですね。
名に似合わず、このヤブミョウガは9月にしては強く感じる日に照らされていました。

9月上旬 横浜市内にて

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秋に咲く花・・・

2020-09-05 18:24:00 | お散歩
シラヤマギク[白山菊](キク科)
道端や山野の乾いた草地に生える多年草。葉は互生し、下部につく葉は大きく心形で、柄があり翼がつきます。上部にいくほど柄がなくなり葉は小さく短い皮針形となります。
長い柄がある根生葉は、花期にはありません。
8~10月、枝分かれした茎先に散房花序をだし、疎らに頭花を咲かせます。
頭花は白い舌状花と黄色い筒状花からなりますが、このように舌状花が少なく、間が空いています。
筒状花は雄性先熟で、この花は雄性期です。雄蕊の葯が合着して筒状になって伸びている集約雄蕊の姿がわかるでしょうか。
舌状花は雌性花で、正面の頭花の左下に見える舌状花に、雌蕊があるのがわかるでしょうか。
林床に咲くシラヤマギク、秋を感じるには暑すぎました。

9月上旬 横浜市内にて

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色付いて・・・

2020-09-03 19:44:00 | お散歩
サンゴジュ[珊瑚樹](レンプクソウ科)
道端に植えられていたサンゴジュの実が、赤く色付いていました。
一つ一つは小さいですが、たくさんの実が付いていて、垂れていました。いったいどれくらいの実が付いているのでしょうね。
以前にも載せましたが、葉が厚いこと、材に水分を多く含むことから、防火樹として家の周りに植えられるそうです。
備えあれば患いなし、とも言いますが、火事は起きて欲しくないですね。

サンゴジュの花

8月中旬 横浜市内にて

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