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NHK 熊本県のニュース|NHK NEWS WEB
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05月08日 12時50分
苓北町では、温暖な気候をいかした特産のビワの出荷が始まっています。
天草地域は県内有数のビワの産地で、JAれいほくの管内では、15戸の農家が合わせておよそ5ヘクタールで、長崎早生と、茂木という2つの品種を露地栽培しています。
このうち、苓北町の田尻一成さんのところでもビワの収穫の時期を迎え、作業に追われています。
ビワは、表面に傷がついたり、寒さで傷んだりしないように実が小さいうちに袋掛けしてあり、田尻さんは袋の端を破っては、オレンジ色に色づいた実の育ち具合を確かめながら丁寧にもぎ取っていました。
JAれいほくによりますと、ことしは寒波の影響も少なく、このところの好天で甘みも増し、順調に育っているということです。
田尻さんは「見た目もきれいな、甘くておいしいビワに育ちました。
1か月ほどしか味わえない、季節の味を楽しんで欲しいです」と話していました。
収穫されたビワはJAの施設に持ち込まれ、表面の傷や大きさを確かめたうえで、熊本県内や福岡県へ出荷されます。
JAれいほくでは、今月末までに例年並みのおよそ9トンの出荷を見込んでるということです。