下のキーワードを検索して下さい。
1 イノシシなど有害鳥獣対策で牛放牧 天草市(熊本日日新聞) - goo ニュース
https://news.goo.ne.jp › 地域
イノシシなど有害鳥獣対策で牛放牧 天草市
2017/9/9 14:00
画像
天草市亀場町の宇土春登集落の耕作放棄地で放牧されている村田広徳さん(左)の繁殖牛=同市
熊本県天草市は本年度、イノシシなどの有害鳥獣対策として、山間部の集落で牛の放牧事業を始めた。放牧地が集落と山林の間の“緩衝地帯”となり、イノシシなどが寄り付かなくなる仕組み。同市亀場町の宇土春登集落で6月から試験的に実施しており、既に成果が出ているという。
市の「集落連携放牧モデル事業」。イノシシ被害に悩む集落と、放牧地を探す畜産農家を結び付け、電気柵の設置費用などを補助する。
宇土春登集落では、20~66アールの耕作放棄地8カ所(計2・9ヘクタール)を放牧地に提供。同集落の畜産農家村田広徳さん(36)が、繁殖牛を2頭ずつ、2~4カ月ごとに場所を変えながら放牧している。
村田さんは「牛の飼育にかかる人手や飼料費などが減った。牛舎に空きができ、頭数を増やせる」。同集落の農業梅本秀幸さん(73)は「放棄地の管理に手がかからなくなり助かる。イノシシ被害も減ってきた」と喜ぶ。
市の昨年度のイノシシによる農作物の被害額は約3千万円に上っており、市農業振興課は「今後も実施地区を増やしていく」としている。(中島忠道)
2 ミゲルの実相解明なるか 諫早市の墓所発掘現場説明会 [長崎県] - 西日本 ...
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/nagasaki/article/357214/
ミゲルの実相解明なるか 諫早市の墓所発掘現場説明会 [長崎県]
2017年09月09日 06時00分
墓坑の最後の発掘作業が行われた「千々石ミゲルの墓」現場=8日
写真を見る
「郷土の偉人」の実相を浮かび上がらせる大発見になるか-。千々石ミゲルの墓とされる諫早市の発掘現場で8日にあった説明会では、調査に挑んだ実行委員会の立石暁会長(長崎総合科学大理事長)や、元長崎歴史文化博物館研究グループリーダーの大石一久さん(65)が成果を熱っぽく語った。主なやりとりは次の通り。 (敬称略)
-ミゲルの墓である可能性が高いとみる根拠は。
大石 発掘品の写真を見た専門家によると、ガラス玉が5色とカラフルなことから仏教の数珠ではなく、聖具「ロザリオ」の可能性が高い。欧州から持ち帰ったとみられるガラス片も見つかった。現地はミゲルと妻の戒名が彫られた墓碑があり、副葬品が大きな裏付けになると考えている。
-世界文化遺産への登録を目指す「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」と深く関連している。
立石 ミゲルは歴史の謎とされてきた。専門家の分析が必要だが、今回の発掘が日本史や宗教史を書き換えるかもしれない。世界遺産登録に期待が高まる中で、かつてイエズス会を脱会したミゲルが、死ぬときまでキリスト教の聖具を抱いていた潜伏キリシタンだった、と思ってみたくなる。
-今後の調査計画は。
大石 発掘調査は今日で終了。今後は出土した人骨や歯の分析結果を待ち、年度内に最終的な報告書をつくりたい。11月には中間報告書を出し、諫早市内で発掘成果を紹介する講演会を開く予定だ。
立石 驚くべき発見になった。実行委は諫早、大村、雲仙各市の歴史愛好会が中心となり、(高齢者が多いため)ある意味で“老人パワー”による調査だった。活動費募金は500万円以上が集まり、(ミゲルの出身地の)雲仙市千々石町の小中学生も募金を寄せてくれた。
=2017/09/09付 西日本新聞朝刊=