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1 NHK 熊本県のニュース|NHK NEWS WEB
www3.nhk.or.jp/lnews/kumamoto/
伊勢ヶ濱親方が理事辞任 白鵬と鶴竜に減給処分
12月20日 18時09分日馬富士 暴行
大相撲の元横綱・日馬富士の傷害事件をめぐる問題で、日本相撲協会の臨時の理事会が20日に開かれ、日馬富士の師匠の伊勢ヶ濱親方は責任を取って理事を辞任しました。
一方、傷害の現場に同席していた横綱・白鵬と鶴竜については、横綱としての責任があるとして、ともに「減給」の懲戒処分としました。
日本相撲協会は20日午後1時すぎから東京・両国の国技館で臨時の理事会を開き、この問題で関係者の聞き取りなどを進めている危機管理委員会から報告を受けました。
また、午前中に行われた臨時の横綱審議委員会で、日馬富士に対し内規に定められた「引退勧告」に相当すると全会一致で決議したことや、傷害の現場に同席していた横綱・白鵬と鶴竜について厳重に注意すべきと進言したことなども報告され、関係者の処分について話し合いました。
このあと、午後4時から八角理事長や危機管理委員会の高野委員長などが記者会見し、八角理事長は、伊勢ヶ濱親方が師匠としての責任を取って20日の理事会を持って理事を辞任したことを明らかにしました。
さらに、傷害の現場に同席していた横綱・白鵬と鶴竜については、横綱としての責任は軽くはないとして、白鵬については来月の給与は全額支給せず、2月の給与は50%減額する減給の懲戒処分としました。
また、鶴竜については、1月の給与は全額支給しない減給の懲戒処分としました。
日馬富士については、理事会でも引退勧告相当であることを確認したことを明らかにしました。功労金については、今後、検察の処分などを踏まえながら、減額を検討するということです。
貴乃花親方については、まだ聞き取りができていないことから、改めて処分を検討する考えを示しました。
一方、暴行を受けた貴ノ岩については、19日に聞き取りを行ったことを明らかにしたうえで、鏡山危機管理部長が「暴力被害の後遺症があることから協会全体として守るべき力士だと確認し、来月の初場所を休場した場合には、例外として診断書の提出を条件に十両の最下位になるようにしようと理事会で承認された」と述べ、救済措置をとることを明らかにしました
2 元横綱・日馬富士問題で日本相撲協会が記者会見(随時更新) NHKニュース
www.nhk.or.jp/knews/20171220/k10011265481000.html
元横綱・日馬富士問題で日本相撲協会が記者会見(随時更新)
12月20日 18時03分日馬富士 暴行
大相撲の元横綱・日馬富士の傷害事件をめぐる問題で、日本相撲協会は20日、東京・両国の国技館で臨時の理事会を開き、危機管理委員会から調査の報告を受けました。
相撲協会は午後4時すぎから八角理事長や危機管理委員会の高野利雄委員長などが記者会見を行っています。
貴ノ岩「傷害を負わされるような理由は全くない」
この中で、高野委員長が、暴行の被害を受けた貴ノ岩からも聞き取りを行ったことを明らかにし、暴行に至った経緯から改めて説明しています。
それによりますと、貴ノ岩が携帯を操作したのは日馬富士や白鵬が別の話をしていたときにメッセージの返信をしたにすぎず、特に礼を失する行為をしたわけではなく傷害を負わされるような理由は全くないと考えている、納得がいかないと話していることを明らかにしました。
また、貴ノ岩が師匠の貴乃花親方に「転んだ」と話し事実に反する説明をしたことについて、貴ノ岩が騒ぎを大きくしたくなかったし告げ口をするのが男らしくないと考えたと話しているということです。
元横綱・日馬富士と横綱・白鵬の責任は
高野委員長は、今回の問題の関係者の責任について説明しました。
まず、元横綱・日馬富士については、いかなる理由があっても暴力を行使することは許されず重大な非難に値する、相撲界の頂点にある横綱のこのような行為は貴ノ岩に与えた傷にとどまらず大相撲全体に対する社会の信頼を著しく失墜させたなどとして、その責任は極めて重いとしました。
現場にいた横綱・白鵬については、すぐに止めに入ったというものの日馬富士は最終的に貴ノ岩をリモコンなどで殴りけがをさせていて、このような結果を防ぐことができず、大相撲の信用の失墜につながったことを考えると、白鵬の責任は軽くないと指摘しました。
横綱・鶴竜 伊勢ヶ濱親方は
鶴竜についても、横綱として事件を防ぐことをできなかったことに相応の責任があるとしました。
一方、日馬富士の師匠の伊勢ヶ濱親方については、力士を指導、監督すべき立場にあり、相応の監督責任を免れないとしました。
貴乃花親方 聞き取り後に責任や軽重を評価
貴ノ岩の師匠の貴乃花親方については、まず、巡業部長として貴ノ岩のけがを把握した直後か被害届の提出後には速やかに協会に報告すべきだったが一切報告をしなかった。また、19日まで貴ノ岩に対する聞き取りの要請も拒否したと指摘しました。
そのうえで、これらの対応が及ぼした影響は小さくなかったが、貴乃花親方については20日まで聞き取りができていないので、聞き取りのあとにその責任の有無や軽重について評価すべきであるとしました。
八角理事長にも相応の責任がある
日本相撲協会の八角理事長については、協会員を統率する立場にある以上、相応の責任があると考えられるとしました。
警察からの連絡により事件を把握してから危機管理委員会による調査実施を決めるまで2週間を要していることや、本件事案の重大性に照らせば、より早く危機管理委員会の立ち上げを検討する余地があったと思われることなどを挙げ、協会執行部の対応に問題がなかったとはいえないとして、この点についても八角理事長には相応の責任があるとしました。
八角理事長 残りの任期3か月間の報酬を全額返上
日本相撲協会の八角理事長は、臨時理事会のあとの会見で、「今回の暴力問題全体の責任を踏まえ、理事長としての残りの任期3か月間の報酬の全額を返上する」と明らかにしました。
理事会でも元横綱・日馬富士の「引退勧告に相当」を確認
日本相撲協会の八角理事長は、臨時理事会のあとの会見で、すでに引退した元横綱・日馬富士について、午前中の横綱審議委員会で「引退勧告に相当する」と全会一致で決議されたことを受けて、理事会でも引退勧告相当であることを確認したことを明らかにしました。
貴ノ岩 1月場所休場の場合 診断書提出で十両の最下位に
鏡山危機管理部長は、臨時理事会のあとの会見で、暴行を受けた貴ノ岩について「現在、入院中であり、暴力被害の後遺症がある。一方的な暴力を受けた被害者なので、協会全体で守るべき力士だと理事会で確認した」と話しました。
また、貴ノ岩の救済については、「11月場所は全休した。暴行による影響が長引いているので、次の1月場所も休場する場合は、その次の3月場所の番付は配慮しようとなった。前例とせず例外だが、1月場所を休場する場合は診断書の提出で、十両の最下位になれるようにしようと理事長が提案し、理事会で承認した」と明らかにしました。
暴力行為の再発防止策は
高野委員長は、被害者の貴ノ岩の気持ちを思うと、指導、教育という名の下に暴力を受けるものは常に弱い立場にあるということを強く認識し、暴力行為が決して容認されるものではないということを確認しないかぎり暴力行為の再発防止は望めないと指摘しました。
そのうえで、指導のためであれば暴力も容認されるという意識が残っていたという見方を否定することはできないとして、理事長が改めて相撲界から一切の暴力行為を追放することを広く内外に宣言し、相撲界全体の意識を変革するよう努めるべきだと提言しました。
さらに、行動規範の策定やすべての力士を対象にしたアンケートによる実態調査の実施を検討すべきだと具体的な施策についても提言しました。
1 NHK 熊本県のニュース|NHK NEWS WEB
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伊勢ヶ濱親方が理事辞任 白鵬と鶴竜に減給処分
12月20日 18時09分日馬富士 暴行
大相撲の元横綱・日馬富士の傷害事件をめぐる問題で、日本相撲協会の臨時の理事会が20日に開かれ、日馬富士の師匠の伊勢ヶ濱親方は責任を取って理事を辞任しました。
一方、傷害の現場に同席していた横綱・白鵬と鶴竜については、横綱としての責任があるとして、ともに「減給」の懲戒処分としました。
日本相撲協会は20日午後1時すぎから東京・両国の国技館で臨時の理事会を開き、この問題で関係者の聞き取りなどを進めている危機管理委員会から報告を受けました。
また、午前中に行われた臨時の横綱審議委員会で、日馬富士に対し内規に定められた「引退勧告」に相当すると全会一致で決議したことや、傷害の現場に同席していた横綱・白鵬と鶴竜について厳重に注意すべきと進言したことなども報告され、関係者の処分について話し合いました。
このあと、午後4時から八角理事長や危機管理委員会の高野委員長などが記者会見し、八角理事長は、伊勢ヶ濱親方が師匠としての責任を取って20日の理事会を持って理事を辞任したことを明らかにしました。
さらに、傷害の現場に同席していた横綱・白鵬と鶴竜については、横綱としての責任は軽くはないとして、白鵬については来月の給与は全額支給せず、2月の給与は50%減額する減給の懲戒処分としました。
また、鶴竜については、1月の給与は全額支給しない減給の懲戒処分としました。
日馬富士については、理事会でも引退勧告相当であることを確認したことを明らかにしました。功労金については、今後、検察の処分などを踏まえながら、減額を検討するということです。
貴乃花親方については、まだ聞き取りができていないことから、改めて処分を検討する考えを示しました。
一方、暴行を受けた貴ノ岩については、19日に聞き取りを行ったことを明らかにしたうえで、鏡山危機管理部長が「暴力被害の後遺症があることから協会全体として守るべき力士だと確認し、来月の初場所を休場した場合には、例外として診断書の提出を条件に十両の最下位になるようにしようと理事会で承認された」と述べ、救済措置をとることを明らかにしました
2 元横綱・日馬富士問題で日本相撲協会が記者会見(随時更新) NHKニュース
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元横綱・日馬富士問題で日本相撲協会が記者会見(随時更新)
12月20日 18時03分日馬富士 暴行
大相撲の元横綱・日馬富士の傷害事件をめぐる問題で、日本相撲協会は20日、東京・両国の国技館で臨時の理事会を開き、危機管理委員会から調査の報告を受けました。
相撲協会は午後4時すぎから八角理事長や危機管理委員会の高野利雄委員長などが記者会見を行っています。
貴ノ岩「傷害を負わされるような理由は全くない」
この中で、高野委員長が、暴行の被害を受けた貴ノ岩からも聞き取りを行ったことを明らかにし、暴行に至った経緯から改めて説明しています。
それによりますと、貴ノ岩が携帯を操作したのは日馬富士や白鵬が別の話をしていたときにメッセージの返信をしたにすぎず、特に礼を失する行為をしたわけではなく傷害を負わされるような理由は全くないと考えている、納得がいかないと話していることを明らかにしました。
また、貴ノ岩が師匠の貴乃花親方に「転んだ」と話し事実に反する説明をしたことについて、貴ノ岩が騒ぎを大きくしたくなかったし告げ口をするのが男らしくないと考えたと話しているということです。
元横綱・日馬富士と横綱・白鵬の責任は
高野委員長は、今回の問題の関係者の責任について説明しました。
まず、元横綱・日馬富士については、いかなる理由があっても暴力を行使することは許されず重大な非難に値する、相撲界の頂点にある横綱のこのような行為は貴ノ岩に与えた傷にとどまらず大相撲全体に対する社会の信頼を著しく失墜させたなどとして、その責任は極めて重いとしました。
現場にいた横綱・白鵬については、すぐに止めに入ったというものの日馬富士は最終的に貴ノ岩をリモコンなどで殴りけがをさせていて、このような結果を防ぐことができず、大相撲の信用の失墜につながったことを考えると、白鵬の責任は軽くないと指摘しました。
横綱・鶴竜 伊勢ヶ濱親方は
鶴竜についても、横綱として事件を防ぐことをできなかったことに相応の責任があるとしました。
一方、日馬富士の師匠の伊勢ヶ濱親方については、力士を指導、監督すべき立場にあり、相応の監督責任を免れないとしました。
貴乃花親方 聞き取り後に責任や軽重を評価
貴ノ岩の師匠の貴乃花親方については、まず、巡業部長として貴ノ岩のけがを把握した直後か被害届の提出後には速やかに協会に報告すべきだったが一切報告をしなかった。また、19日まで貴ノ岩に対する聞き取りの要請も拒否したと指摘しました。
そのうえで、これらの対応が及ぼした影響は小さくなかったが、貴乃花親方については20日まで聞き取りができていないので、聞き取りのあとにその責任の有無や軽重について評価すべきであるとしました。
八角理事長にも相応の責任がある
日本相撲協会の八角理事長については、協会員を統率する立場にある以上、相応の責任があると考えられるとしました。
警察からの連絡により事件を把握してから危機管理委員会による調査実施を決めるまで2週間を要していることや、本件事案の重大性に照らせば、より早く危機管理委員会の立ち上げを検討する余地があったと思われることなどを挙げ、協会執行部の対応に問題がなかったとはいえないとして、この点についても八角理事長には相応の責任があるとしました。
八角理事長 残りの任期3か月間の報酬を全額返上
日本相撲協会の八角理事長は、臨時理事会のあとの会見で、「今回の暴力問題全体の責任を踏まえ、理事長としての残りの任期3か月間の報酬の全額を返上する」と明らかにしました。
理事会でも元横綱・日馬富士の「引退勧告に相当」を確認
日本相撲協会の八角理事長は、臨時理事会のあとの会見で、すでに引退した元横綱・日馬富士について、午前中の横綱審議委員会で「引退勧告に相当する」と全会一致で決議されたことを受けて、理事会でも引退勧告相当であることを確認したことを明らかにしました。
貴ノ岩 1月場所休場の場合 診断書提出で十両の最下位に
鏡山危機管理部長は、臨時理事会のあとの会見で、暴行を受けた貴ノ岩について「現在、入院中であり、暴力被害の後遺症がある。一方的な暴力を受けた被害者なので、協会全体で守るべき力士だと理事会で確認した」と話しました。
また、貴ノ岩の救済については、「11月場所は全休した。暴行による影響が長引いているので、次の1月場所も休場する場合は、その次の3月場所の番付は配慮しようとなった。前例とせず例外だが、1月場所を休場する場合は診断書の提出で、十両の最下位になれるようにしようと理事長が提案し、理事会で承認した」と明らかにしました。
暴力行為の再発防止策は
高野委員長は、被害者の貴ノ岩の気持ちを思うと、指導、教育という名の下に暴力を受けるものは常に弱い立場にあるということを強く認識し、暴力行為が決して容認されるものではないということを確認しないかぎり暴力行為の再発防止は望めないと指摘しました。
そのうえで、指導のためであれば暴力も容認されるという意識が残っていたという見方を否定することはできないとして、理事長が改めて相撲界から一切の暴力行為を追放することを広く内外に宣言し、相撲界全体の意識を変革するよう努めるべきだと提言しました。
さらに、行動規範の策定やすべての力士を対象にしたアンケートによる実態調査の実施を検討すべきだと具体的な施策についても提言しました。