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1 TKU ご神体が船に乗って海を渡る祭り
ご神体が船に乗って海を渡る祭り
2018.10.27 18:21
全国でもめずらしい、ご神体が船に乗って海を渡る祭り、産島八幡宮大祭が27日天草市でありました。産島は天草市河浦町宮野河内の沖合い1・5キロにある周囲4キロほどの無人島で、島内には安産の神様がまつられています。27日は神様を迎えるための神輿を船に乗せて島に渡り、島の頂上の祠で神様を神輿に移して船に乗せ出港しました。船の上では太鼓をたたき、子どもたちが舞いを披露しながら海を渡りました。この祭りは、200年以上続いている伝統行事で、天草市の無形文化財にも指定されています。天草下島に戻ると豊漁や五穀豊穣などを祈願しながら地区を練り歩きました。
2 NHK 熊本県のニュース|NHK NEWS WEB
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kumamoto/
ア 中米からアメリカ目指す集団相次ぐ メキシコは対応に追われる
2018年10月27日 17時02分
アメリカへの移住を目指し中米から6000人規模の集団がメキシコを北上する中、これを追いかけるように数百人規模の複数の集団が北に向かって移動していて、メキシコ政府が対応に追われています。
貧困や治安の悪化から逃れるため、今月13日にアメリカを目指し中米のホンジュラスを出発した人たちの集団は徐々に膨れ上がり、現在、およそ6000人がメキシコ南部を北上しています。
また、監視を逃れてグアテマラから川をわたってメキシコに渡る人が今も相次いでいて、NHKの取材班は26日、メキシコに入ったばかりとみられるおよそ300人ほどの集団と遭遇しました。
このうち、3人の幼い娘を連れた父親は「ホンジュラスでは子どもを養うだけの給料を手にできない。アメリカで暮らしたい」と話していました。
地元メディアによりますと、グアテマラ側でも数百人規模の集団が次々とメキシコ国境に向かっているということで、アメリカへの移住を目指す人たちはあとを絶ちません。
こうした中、アメリカのトランプ大統領はメキシコ政府に集団を阻止するよう要請していて、メキシコ政府は26日、正式な手続きを取れば一時的な就労許可や子どもへの教育の機会を提供すると発表しました。
一方で、従わない場合は強制送還する可能性も示唆しています。
さらに、メキシコ政府は、グアテマラとの国境を隔てる川の周辺に軍の兵士らを配置し監視を強化していて、対応に追われています。
ホンジュラスと「MS-13」
ホンジュラスと「MS-13」
アメリカを目指し北に向かう人たちの多くはホンジュラス人です。
背景には、母国、ホンジュラスの貧困と極度の治安の悪化があります。
中米にある人口910万人余りの国、ホンジュラス。
世界銀行によりますと、2016年の時点で国民の60%以上が貧困状態にあるほか、地方では、5人に1人が一日1ドル90セント(日本円でおよそ220円)未満で生活する、極度の貧困状態にあります。
また治安が極端に悪く、日本の外務省によりますと、人口当たりの殺人事件の発生率が世界で最も高い国の1つで、地元の研究機関の統計では1日当たり平均11人が殺害されています。
こうした凶悪犯罪の元凶となっているのが「MS-13」と呼ばれるギャング集団です。
アメリカ司法省が去年、発表した資料によりますと、MS-13は、ホンジュラスやエルサルバドルなどアメリカ大陸各地におよそ3万人の構成員がいるとされ、アメリカ国内でも犯罪を繰り返し、問題となっています。
トランプ大統領はたびたびこのMS-13に言及し、メキシコから流入する移民を阻止しなければギャング集団によってアメリカの治安は悪化すると主張しています。
これに対して、アメリカメディアなどは、みずからの移民政策を正当化するための政治利用だと批判し、論争にもなっています。
UNHCRは人道的な対応を求める
UNHCRは人道的な対応を求める
ホンジュラスなどからアメリカを目指して移動している人たちについて、UNHCR=国連難民高等弁務官事務所のグランディ難民高等弁務官は、26日、都内で記者会見し、「女性や若い人たちの間には深刻な暴力から逃れようとしている人が含まれている可能性があり、そうであれば彼らは難民だ」として、関係各国に人道的な対応を求めました。
そのうえで、「難民申請を受けた国は、彼らを難民と認めたときには保護する義務があるし、認められない場合は人道的な方法で出身国に帰さなければならない」と述べました。
一方、「このような危機に対する最善の行動は、軍事行動や壁を立てることではない」と指摘し、アメリカのトランプ大統領の対応に懸念を示しました。
イ アメリカ目指す移民たち その素顔は
2018年10月27日 16時05分
アメリカを目指して今、およそ6000人が集団となってメキシコ南部を北上しています。中南米の母国の貧困や治安の悪化から逃れるため、アメリカへの移住を目指す人たちです。集団の中にいたある家族に話を聞きました。
NHKの取材班は、グアテマラとメキシコの国境からおよそ10キロほど離れた路上で大勢の人たちの中で幼い子どもを乗せてベビーカーを押す男性と出会いました。
男性はカルロス・ロドリゲスさん(28)。33歳の妻と9歳、5歳、1歳の女の子3人の家族5人で、8日前にホンジュラスを出発しました。
グアテマラからボートに乗って川を渡り、メキシコに到着したといいます。
ロドリゲスさんは、アメリカを目指す理由について「ホンジュラスでは十分な給料をもらえず、子どもたちを養うことはできない」と話します
妻のローザさんは、「私は人生を空き瓶を拾い集めて売ることに費やしてきた。少しでも夫の収入のたしになればと思って」と補いました。
その規模を膨らませながらアメリカ国境を主に歩いて目指す中南米の人たちについてトランプ大統領は「ギャング集団が紛れ込んでいる」と主張しています。
そのことについてロドリゲスさんはきっぱりとこう反論します。「うそだ。そんな危険な集団だったら子どもたちを連れてくることはない。トランプ大統領にはこの子どもたちに寛大さを見せてほしい。われわれは危険ではないし、働いて、子どもたちを育てる場所を求めているだけだ。私たちは同じ人間だ」と反論しました。
家族には1歳の妹の面倒を見る女の子の姿がありました。
ロドリゲスさんの長女リディアさん(9)です。
リディアさんは、母親に寄り添いながら疲れた表情でひたすら歩みを進めていました。
-今、何をしたい?おもちゃで遊びたい?
「食べたい」。
聞くと、きのうが最後の食事で、きょうは朝から何も食べていないといいます。
「少しだけでも食べられたらいいな。ご飯を買うお金を持ってきてないから」。
集団は、行く先々で地元のメキシコ人や支援団体から水や食料を受け取り、空腹をしのいでいます。
「とっておこうと思って」。
リディアさんは、受け取った食料を妹たちに与え、やっと手にしたお菓子3つのうち2つをリュックの中にしまいました。
母親のローザさんが故郷のホンジュラスで撮影した家族の写真を見せてくれました。
その中には、リディアさんが去年、小学校で撮影した写真がありました。
撮影された日はホンジュラスの独立記念日。
学校でお祭りがあり、リディアさんは黒と赤のドレスに白いはちまきをして「グアテマラ」と書かれたたすきをかけていました。
グアテマラで生まれたためホンジュラスとグアテマラの両方の国籍を持つリディアさんは、お祭りにグアテマラ代表として参加したのだそうです。
写真に収まったリディアさんの表情は誇らしげでした。
リディアさんの先には何が待っているのでしょうか。
別れ際にききました。
ーアメリカに着いたら何をしたい?
「英語を勉強する。そして働くの」。
ー将来の夢は?
「偉い人になる。貧しかったり、家がなかったりする人たちを助けたいです」。
ロドリゲスさん一家はこれからアメリカを目指します。
ここからいちばん近いアメリカ南部テキサス州の国境の街まで直線距離でも1400キロ余り。
気が遠くなるような道のりです。
1 TKU ご神体が船に乗って海を渡る祭り
ご神体が船に乗って海を渡る祭り
2018.10.27 18:21
全国でもめずらしい、ご神体が船に乗って海を渡る祭り、産島八幡宮大祭が27日天草市でありました。産島は天草市河浦町宮野河内の沖合い1・5キロにある周囲4キロほどの無人島で、島内には安産の神様がまつられています。27日は神様を迎えるための神輿を船に乗せて島に渡り、島の頂上の祠で神様を神輿に移して船に乗せ出港しました。船の上では太鼓をたたき、子どもたちが舞いを披露しながら海を渡りました。この祭りは、200年以上続いている伝統行事で、天草市の無形文化財にも指定されています。天草下島に戻ると豊漁や五穀豊穣などを祈願しながら地区を練り歩きました。
2 NHK 熊本県のニュース|NHK NEWS WEB
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kumamoto/
ア 中米からアメリカ目指す集団相次ぐ メキシコは対応に追われる
2018年10月27日 17時02分
アメリカへの移住を目指し中米から6000人規模の集団がメキシコを北上する中、これを追いかけるように数百人規模の複数の集団が北に向かって移動していて、メキシコ政府が対応に追われています。
貧困や治安の悪化から逃れるため、今月13日にアメリカを目指し中米のホンジュラスを出発した人たちの集団は徐々に膨れ上がり、現在、およそ6000人がメキシコ南部を北上しています。
また、監視を逃れてグアテマラから川をわたってメキシコに渡る人が今も相次いでいて、NHKの取材班は26日、メキシコに入ったばかりとみられるおよそ300人ほどの集団と遭遇しました。
このうち、3人の幼い娘を連れた父親は「ホンジュラスでは子どもを養うだけの給料を手にできない。アメリカで暮らしたい」と話していました。
地元メディアによりますと、グアテマラ側でも数百人規模の集団が次々とメキシコ国境に向かっているということで、アメリカへの移住を目指す人たちはあとを絶ちません。
こうした中、アメリカのトランプ大統領はメキシコ政府に集団を阻止するよう要請していて、メキシコ政府は26日、正式な手続きを取れば一時的な就労許可や子どもへの教育の機会を提供すると発表しました。
一方で、従わない場合は強制送還する可能性も示唆しています。
さらに、メキシコ政府は、グアテマラとの国境を隔てる川の周辺に軍の兵士らを配置し監視を強化していて、対応に追われています。
ホンジュラスと「MS-13」
ホンジュラスと「MS-13」
アメリカを目指し北に向かう人たちの多くはホンジュラス人です。
背景には、母国、ホンジュラスの貧困と極度の治安の悪化があります。
中米にある人口910万人余りの国、ホンジュラス。
世界銀行によりますと、2016年の時点で国民の60%以上が貧困状態にあるほか、地方では、5人に1人が一日1ドル90セント(日本円でおよそ220円)未満で生活する、極度の貧困状態にあります。
また治安が極端に悪く、日本の外務省によりますと、人口当たりの殺人事件の発生率が世界で最も高い国の1つで、地元の研究機関の統計では1日当たり平均11人が殺害されています。
こうした凶悪犯罪の元凶となっているのが「MS-13」と呼ばれるギャング集団です。
アメリカ司法省が去年、発表した資料によりますと、MS-13は、ホンジュラスやエルサルバドルなどアメリカ大陸各地におよそ3万人の構成員がいるとされ、アメリカ国内でも犯罪を繰り返し、問題となっています。
トランプ大統領はたびたびこのMS-13に言及し、メキシコから流入する移民を阻止しなければギャング集団によってアメリカの治安は悪化すると主張しています。
これに対して、アメリカメディアなどは、みずからの移民政策を正当化するための政治利用だと批判し、論争にもなっています。
UNHCRは人道的な対応を求める
UNHCRは人道的な対応を求める
ホンジュラスなどからアメリカを目指して移動している人たちについて、UNHCR=国連難民高等弁務官事務所のグランディ難民高等弁務官は、26日、都内で記者会見し、「女性や若い人たちの間には深刻な暴力から逃れようとしている人が含まれている可能性があり、そうであれば彼らは難民だ」として、関係各国に人道的な対応を求めました。
そのうえで、「難民申請を受けた国は、彼らを難民と認めたときには保護する義務があるし、認められない場合は人道的な方法で出身国に帰さなければならない」と述べました。
一方、「このような危機に対する最善の行動は、軍事行動や壁を立てることではない」と指摘し、アメリカのトランプ大統領の対応に懸念を示しました。
イ アメリカ目指す移民たち その素顔は
2018年10月27日 16時05分
アメリカを目指して今、およそ6000人が集団となってメキシコ南部を北上しています。中南米の母国の貧困や治安の悪化から逃れるため、アメリカへの移住を目指す人たちです。集団の中にいたある家族に話を聞きました。
NHKの取材班は、グアテマラとメキシコの国境からおよそ10キロほど離れた路上で大勢の人たちの中で幼い子どもを乗せてベビーカーを押す男性と出会いました。
男性はカルロス・ロドリゲスさん(28)。33歳の妻と9歳、5歳、1歳の女の子3人の家族5人で、8日前にホンジュラスを出発しました。
グアテマラからボートに乗って川を渡り、メキシコに到着したといいます。
ロドリゲスさんは、アメリカを目指す理由について「ホンジュラスでは十分な給料をもらえず、子どもたちを養うことはできない」と話します
妻のローザさんは、「私は人生を空き瓶を拾い集めて売ることに費やしてきた。少しでも夫の収入のたしになればと思って」と補いました。
その規模を膨らませながらアメリカ国境を主に歩いて目指す中南米の人たちについてトランプ大統領は「ギャング集団が紛れ込んでいる」と主張しています。
そのことについてロドリゲスさんはきっぱりとこう反論します。「うそだ。そんな危険な集団だったら子どもたちを連れてくることはない。トランプ大統領にはこの子どもたちに寛大さを見せてほしい。われわれは危険ではないし、働いて、子どもたちを育てる場所を求めているだけだ。私たちは同じ人間だ」と反論しました。
家族には1歳の妹の面倒を見る女の子の姿がありました。
ロドリゲスさんの長女リディアさん(9)です。
リディアさんは、母親に寄り添いながら疲れた表情でひたすら歩みを進めていました。
-今、何をしたい?おもちゃで遊びたい?
「食べたい」。
聞くと、きのうが最後の食事で、きょうは朝から何も食べていないといいます。
「少しだけでも食べられたらいいな。ご飯を買うお金を持ってきてないから」。
集団は、行く先々で地元のメキシコ人や支援団体から水や食料を受け取り、空腹をしのいでいます。
「とっておこうと思って」。
リディアさんは、受け取った食料を妹たちに与え、やっと手にしたお菓子3つのうち2つをリュックの中にしまいました。
母親のローザさんが故郷のホンジュラスで撮影した家族の写真を見せてくれました。
その中には、リディアさんが去年、小学校で撮影した写真がありました。
撮影された日はホンジュラスの独立記念日。
学校でお祭りがあり、リディアさんは黒と赤のドレスに白いはちまきをして「グアテマラ」と書かれたたすきをかけていました。
グアテマラで生まれたためホンジュラスとグアテマラの両方の国籍を持つリディアさんは、お祭りにグアテマラ代表として参加したのだそうです。
写真に収まったリディアさんの表情は誇らしげでした。
リディアさんの先には何が待っているのでしょうか。
別れ際にききました。
ーアメリカに着いたら何をしたい?
「英語を勉強する。そして働くの」。
ー将来の夢は?
「偉い人になる。貧しかったり、家がなかったりする人たちを助けたいです」。
ロドリゲスさん一家はこれからアメリカを目指します。
ここからいちばん近いアメリカ南部テキサス州の国境の街まで直線距離でも1400キロ余り。
気が遠くなるような道のりです。