トレーラーハウス宿泊棟

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トレーラーハウス宿泊棟に　上天草市のマリーナ
2018/11/8 14:00
©株式会社熊本日日新聞社
敷地に並ぶトレーラーハウス＝上天草市
トレーラーハウスの内部＝上天草市
　熊本県上天草市大矢野町登立のマリーナに１０月下旬、トレーラーハウス１５台を並べた宿泊施設「マリーナ・フランピング・ビレッジ・天草」が開業した。

　マリーナは健康食品販売のベストアメニティ（福岡県久留米市）が運営する「フィッシャリーズ・フィッシャリーズ」。宿泊施設はその一角にあり、同社が運営する。

　フランピングとは、「ざっくばらん」という意味の「フランク」と「キャンピング」を組み合わせた同社の造語で、「気軽にキャンプを楽しんでほしい」という意味を込めた。敷地内には屋根付きのバーベキュー棟やピザ窯もある。

　トレーラーハウスは長さ１１メートル、幅２・５メートル。台所やトイレ、シャワーを備え、冷暖房も完備。折り畳み式のベッドを使うと、１台に最大８人が宿泊できる。同社によると、トレーラーハウスのみを並べた宿泊施設は全国的にも珍しいという。

　９日にはスポーツジムやあか牛の肉を使ったステーキハウスも開業する。同社は「マリーナの釣り船で釣った魚をバーベキュー棟で焼くなど、さまざまな楽しみ方ができる。若者グループから熟年の夫婦まで幅広く利用してほしい」と呼び掛けている。ＴＥＬ０９６４（５６）１３３９。（大倉尚隆）

（2018年11月8日付　熊本日日新聞朝刊掲載）

午後の呟き

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１　NHK 熊本県のニュース｜NHK NEWS WEB
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kumamoto/

愛好家が育てた菊の展示会
11月08日　11時19分
天草市で、地元の愛好家らが育てたおよそ４００点の菊を集めた展示会が開かれています。

この展示会は、「天草菊愛好会」が毎年この時期に開いていて、天草市河浦町の会場には、会員や地元のお年寄りらが丹精込めて育てた菊の鉢植えおよそ４００点が並べられています。

このうち「大菊３本立て」は、１つの株から３つの花が咲くように育ててあります。

こんもりと盛り上がって咲く「厚物」や、細長い花びらが特徴の「管物」など、大きい物では花の直径が２０センチ以上にもなる見事な出来栄えです。

また、直径３センチほどの小菊を、高さ２０センチほどの盆栽仕立てにしてある「小品盆栽」や、切り花として人気の高い「スプレー菊」などさまざまな菊が楽しめます。

天草菊愛好会の松川誠治会長は「半年間育ててきた菊が、『いいね』と言われるとうれしいです。天草ではたぶん一番大きな菊の展示会なので、たくさんの人に見に来てほしいです」と話していました。

この展示会は、天草市河浦町の総合交流施設「愛夢里」広場で、今月１５日まで開かれています。

２　ＲＫＫ　先月の企業倒産５件、３か月ぶりに熊本地震関連も

先月の企業倒産５件、３か月ぶりに熊本地震関連も
2018年11月08日 11:56 現在

先月の県内企業の倒産は５件で、熊本地震に関連した倒産が３か月ぶりに１件発生しました。
民間の調査会社によりますと先月の県内企業の倒産件数は５件で低い水準が続いています。このうち負債額１億円以上の大口倒産は２件で、熊本地震に関連した倒産も３か月ぶりに１件発生しています。
倒産した水産物加工会社は地震で工場が被災したことで県外の取引先を中心に顧客が離れ、生産を再開した後も売り上げが戻らなかったということです。
今後の見通しについては、「震災関連の金融支援策にも大きな変化がないことから倒産が急増するおそれは少ないが、人手不足や燃料費高騰などの問題も顕在化している」としています。

ふるさと納税寄付状況

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１　寄附の状況（平成30年度） / 天草市
https://www.city.amakusa.kumamoto.jp/kiji003788/index.html

寄附実績(平成30年4月1日～平成30年11月8日)
合計
807件 ¥25,349,100平成30年11月8日) 午後3時
790件 ¥24,919,100平成30年11月7日) 午後3時
763件 ¥24,369,100平成30年11月6日) 午後3時
753件 ¥24,089,100平成30年11月5日) 午後3時
749件 ¥23,999,100平成30年11月1日) 午後3時
741件 ¥23,859,100平成30年10月31日) 午後3時
385件 ¥13,833,000平成30年9月30日)午後３時
241件 ¥10,203,000平成30年8月30日)午後３時
203件 　¥9,203,000平成30年8月１９日)午後１１時

祈りの歌、平戸から米国へ

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１　西日本　祈りの歌、平戸から米国へ　ＣＤ共作や故郷コンサート手応え　来年ミネソタで公演 [長崎県]

祈りの歌、平戸から米国へ　ＣＤ共作や故郷コンサート手応え　来年ミネソタで公演 [長崎県]
2018年11月08日 06時00分
浦上天主堂に保存されている被爆マリア像
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平戸公演で、天に向かい平和を祈るポーズを取る松口ようこさん
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高島滝一郎さんの指揮で熱唱する市民合唱団
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コンサートに備えて練習する松口ようこさん（左）を見守る門谷憲二さん
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　１０月２７日、平戸市の平戸文化センターから長崎市の爆心地に向け、祈りと平和を願う歌声が発せられた。平戸在住のソプラノ歌手松口ようこさんを中心に、市民合唱団１２０人も加わった「被爆のマリア」コンサート。聴衆の心を捉えた楽曲の軌跡をたどった。

　松口さんは岡山県の作陽音楽大声楽科卒。透明感あふれる声で、音楽ジャンルを超えて活躍している。海外のアーティストとの共演も多い。

　昨年７月、今回のコンサートで披露した曲を収録したＣＤ「被爆のマリア」をリリース。長崎原爆で焼け焦げた浦上天主堂のマリア像に触発された門谷憲二さん（７０）＝平戸市出身＝が作詞、松口さんが作曲を手掛けた。

　「罪を重ね」「捧（ささ）げしもの」「沈黙の灰の中で」「Ｂｅｌｉｅｖｅ」。曲名からも想起されるように、全８曲で原爆への怒りや、平和の尊さを祈り続ける覚悟を表現した。

　〈踏まれることを知らない人間に爆弾を渡したのは誰だ〉

　「天使は眠っていた」にはこのような歌詞もあり、ステージに立った松口さんは全身を使い、感情を込めて歌った。

　　　◇　　　　◇

　公演の数日前、帰郷した門谷さんに「被爆のマリア」に懸ける思いを聞いた。門谷さんは布施明さんの「君は薔薇（ばら）より美しい」をはじめ、歌謡曲を中心に１５００曲以上を世に送り出している。

　「長崎県出身でありながら、不覚にも浦上天主堂のマリア像の存在を知らなかった。訪ねてみると現物は非公開だったので、一昨年５月に再訪して見せてもらった。意外に小さかったが、衝撃は大きかった」

　両目は空洞化し、右頬が黒焦げになったマリア像は何かを伝えたがっている。そう直感した門谷さんは、そのメッセージを探るのが表現者の使命だと思った。米国民は信仰の象徴の頭上に原爆を落としたことを知っているのだろうか－。

　何者かの手で書かされているような不思議な感覚で言葉が生まれた。１編できては松口さんに渡す。半年ほどで形になった。やがてこの歌曲を「オール長崎」で世に出したいと考えるようになった。

　県内の弦楽奏者やコーラス隊に声を掛け、録音するスタジオを探し、ジャケット撮影のカメラマンも地元で手配した。大手レコード会社から発売したＣＤのジャケット裏には、たくさんの協力者の名前が並ぶ。

　制作過程や昨年７月の長崎市での初演で、こんな声が寄せられた。「長崎は爆心地であり、今も被爆者が多い。悲劇を思い出させる『被爆』の２文字を外してほしい」

　それでは意味を成さないと門谷さんは考える。当事者の悲しみをすべて受け止め、終わらない被爆を掘り起こし、かくはんする役目を担おうと決意した。

　　　◇　　　　◇

　〈暗黒の雲は消え失（う）せ輝きは世界にあふれる　Ｉ　ｄｏ　ｂｅｌｉｅｖｅ〉

　平戸公演はこの歌詞で締めくくった。２人は成功を実感している。

　「会場の皆さんの反応が良かった。平和への願いが伝わったのだとしたらうれしい」と松口さん。門谷さんは「故郷の人たちが共鳴してくれた。県北からの発信だったが、いろいろな所でやっていける下地ができたのではないか」と手応えを口にした。

　公演を主催した平戸文化創造研究会会長の川上茂次さん（６８）も「聴衆は歌詞の意味を深く捉え、澄んだ歌声に酔いしれていた。次のステップに至る予感がある」と受け止めた。

　地元での成功をステップに次の舞台が決まった。来年６月、米ミネソタ州で公演する。被爆県に生を受けた２人の音楽家は、米国民へのメッセージを歌曲に乗せて届ける。

＝2018/11/08付 西日本新聞朝刊