天草大水害、心に刻む 上天草総合病院
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1 熊日 天草大水害、心に刻む 上天草総合病院
天草大水害、心に刻む 上天草総合病院
2019/7/5 20:30 (JST)
©株式会社熊本日日新聞社
天草大水害の際、住民に配られた炊き出しと同じメニューを食べて当時をしのぶ上天草看護専門学校の学生ら=上天草市
1972年7月6日に発生し、100人以上が犠牲となった天草大水害を語り継ぐ記念式典が5日、熊本県上天草市龍ケ岳町の上天草総合病院であった。
水害翌年から続く伝統行事で、水害を語り継ぐことで、患者を守る医療従事者の使命を心に刻む目的。病院の職員や上天草看護専門学校の学生ら約200人が参加した。
式典では正午に鐘を鳴らして黙とう。自衛隊から被災地の住民に配られた炊き出しと同じ、おにぎり、メザシ、たくあんを食べた。
被災当時、小学5年だった尾崎忠男事務長(57)は「一帯は水道や電気がストップしており、泥のかきだし作業の後の炊き出しはとてもおいしかった」と話していた。
天草大水害では天草上島の八代海側を中心に集中豪雨による土石流が発生した。同病院も土砂が流入する被害があったが早めに避難していたため、患者らは無事だったという。(大倉尚隆)
2 RKK 天草大水害から47年
天草大水害から47年
2019年07月05日 18:34 現在
今から47年前の大雨で天草上島は、大きな被害を受けました。当時のことを忘れまいと上天草市の病院では、医師や職員たちがオニギリを食べて当時を偲びました。
1972年(昭和47年)7月6日に発生した天草大水害は、1時間に130ミリという猛烈な雨に見舞われ、天草上島の各地で土石流やガケ崩れなどが発生し、死者・行方不明者は123人にのぼりました。
5日、上天草市の上天草総合病院では、医師や看護師、看護学生など約200人が集まり水害で亡くなった人たちを追悼しました。
当時、この病院も土石流に襲われ、3階建ての建物の2階まで土砂に埋まり、数日経ってからやっと食事をすることが出来たということです。
その経験から毎年、そのことを忘れないように「この日」はオニギリとメザシだけの質素な昼食を続けています。
「(写真などで)水害のひどさを間近に見ることができて、この会も意味のあるものになっていると思います」(看護学生)
「(この昼食会で当時を知ることで)病院の職員が早いうちに気づいて、避難誘導して、全員無事だという事が大切で、自然災害危機感に対する危機管理、医療に対する危機管理も早め早めに対応する事に繋がってくる。この祈念日は今後も続けていくことになると思います」(上天草病院・脇田富雄病院長)
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1 熊日 天草大水害、心に刻む 上天草総合病院
天草大水害、心に刻む 上天草総合病院
2019/7/5 20:30 (JST)
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天草大水害の際、住民に配られた炊き出しと同じメニューを食べて当時をしのぶ上天草看護専門学校の学生ら=上天草市
1972年7月6日に発生し、100人以上が犠牲となった天草大水害を語り継ぐ記念式典が5日、熊本県上天草市龍ケ岳町の上天草総合病院であった。
水害翌年から続く伝統行事で、水害を語り継ぐことで、患者を守る医療従事者の使命を心に刻む目的。病院の職員や上天草看護専門学校の学生ら約200人が参加した。
式典では正午に鐘を鳴らして黙とう。自衛隊から被災地の住民に配られた炊き出しと同じ、おにぎり、メザシ、たくあんを食べた。
被災当時、小学5年だった尾崎忠男事務長(57)は「一帯は水道や電気がストップしており、泥のかきだし作業の後の炊き出しはとてもおいしかった」と話していた。
天草大水害では天草上島の八代海側を中心に集中豪雨による土石流が発生した。同病院も土砂が流入する被害があったが早めに避難していたため、患者らは無事だったという。(大倉尚隆)
2 RKK 天草大水害から47年
天草大水害から47年
2019年07月05日 18:34 現在
今から47年前の大雨で天草上島は、大きな被害を受けました。当時のことを忘れまいと上天草市の病院では、医師や職員たちがオニギリを食べて当時を偲びました。
1972年(昭和47年)7月6日に発生した天草大水害は、1時間に130ミリという猛烈な雨に見舞われ、天草上島の各地で土石流やガケ崩れなどが発生し、死者・行方不明者は123人にのぼりました。
5日、上天草市の上天草総合病院では、医師や看護師、看護学生など約200人が集まり水害で亡くなった人たちを追悼しました。
当時、この病院も土石流に襲われ、3階建ての建物の2階まで土砂に埋まり、数日経ってからやっと食事をすることが出来たということです。
その経験から毎年、そのことを忘れないように「この日」はオニギリとメザシだけの質素な昼食を続けています。
「(写真などで)水害のひどさを間近に見ることができて、この会も意味のあるものになっていると思います」(看護学生)
「(この昼食会で当時を知ることで)病院の職員が早いうちに気づいて、避難誘導して、全員無事だという事が大切で、自然災害危機感に対する危機管理、医療に対する危機管理も早め早めに対応する事に繋がってくる。この祈念日は今後も続けていくことになると思います」(上天草病院・脇田富雄病院長)