オンライン授業に切り替えた学習塾 学年により全面的に移行も
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1 NHK オンライン授業に切り替えた学習塾 学年により全面的に移行も
2020年5月21日 19時10分新型コロナウイルス
緊急事態宣言に伴って、オンラインの授業に切り替えた横浜市の学習塾は「第2波や第3波があっても対応できる」などとして、学年によってはオンラインの授業に全面的に移行することを決めました。
横浜市にある小中学生を対象とした学習塾「イルム元町スクール」では、4月から教室での授業を取りやめて、オンライン授業を導入しています。
21日に行われた小学3年生の算数の授業では、講師がタブレット端末を使って色を使い分けながら、3桁の引き算の解き方を教えていました。
児童の母親は「横浜市の少し遠い場所から通っていて電車に乗せるリスクがあるため、オンライン授業は助かる」と話していました。
この学習塾ではオンライン授業について、一人一人に対応しやすくなったほか、帰宅時間が遅くなることへの不安が解消されるなど、多くの利点があるとしたうえで「第2波や第3波があっても対応しやすい」などとして、今後、緊急事態宣言が解除されたあとも、中学生の授業については全面的にオンライン授業に移行することを決めました。
「イルム元町スクール」の代表で講師も務める甲斐昌浩さんは、「新型コロナウイルスの対応が終わったからといって、せっかく前に進んだものを元に戻すのはもったいない。新しい教育を私たちなりに模索したい」と話しています。
講師はフェースシールド着用で授業再開
講師はフェースシールド着用で授業再開
首都圏の1都3県で展開する個別指導の学習塾では、受験を控えた子どもや保護者からの要望を受けて、講師がフェースシールドを着用するなど、さまざまな対策を講じたうえで授業を再開しています。
学習塾大手の「リソー教育」が展開する個別指導の学習塾「TOMAS」は緊急事態宣言に伴い4月8日から、いったん授業を中止しました。
しかし、その後、受験を控えた児童・生徒や保護者から再開を求める要望が多く寄せられたことから、講師と生徒の間に透明のカーテンを取り付け、講師はマスクと、顔を覆うフェースシールドを着用するなど感染予防の対策を講じたうえで、希望者に限定して4月22日から授業を再開しました。
21日も大学受験を控えた高校3年生の男子生徒がマスクを着用し、数学の授業を受けていました。
男子生徒は「家で1人で勉強するのは不安だし、質問もできないのではかどらず、モチベーションも上がらない。感染対策もしてくれて授業を受けられることはありがたい」と話していました。
学習塾は東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県に86校を展開し、およそ1万2000人の生徒を指導していて、塾によりますと再開した当初は受講の希望者は全体の4割ほどでしたが、今では7割近くに上っているということです。
このため21日、1都3県で緊急事態宣言は解除されませんでしたが、学習塾では引き続き授業を続けるということです。
リソー教育の平野滋紀社長は「賛否両論があったが、授業を再開したことで保護者からは感謝された。感染防止を整えたうえで、これからも受験に向けてバックアップしていきたい」と話していました。
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1 NHK オンライン授業に切り替えた学習塾 学年により全面的に移行も
2020年5月21日 19時10分新型コロナウイルス
緊急事態宣言に伴って、オンラインの授業に切り替えた横浜市の学習塾は「第2波や第3波があっても対応できる」などとして、学年によってはオンラインの授業に全面的に移行することを決めました。
横浜市にある小中学生を対象とした学習塾「イルム元町スクール」では、4月から教室での授業を取りやめて、オンライン授業を導入しています。
21日に行われた小学3年生の算数の授業では、講師がタブレット端末を使って色を使い分けながら、3桁の引き算の解き方を教えていました。
児童の母親は「横浜市の少し遠い場所から通っていて電車に乗せるリスクがあるため、オンライン授業は助かる」と話していました。
この学習塾ではオンライン授業について、一人一人に対応しやすくなったほか、帰宅時間が遅くなることへの不安が解消されるなど、多くの利点があるとしたうえで「第2波や第3波があっても対応しやすい」などとして、今後、緊急事態宣言が解除されたあとも、中学生の授業については全面的にオンライン授業に移行することを決めました。
「イルム元町スクール」の代表で講師も務める甲斐昌浩さんは、「新型コロナウイルスの対応が終わったからといって、せっかく前に進んだものを元に戻すのはもったいない。新しい教育を私たちなりに模索したい」と話しています。
講師はフェースシールド着用で授業再開
講師はフェースシールド着用で授業再開
首都圏の1都3県で展開する個別指導の学習塾では、受験を控えた子どもや保護者からの要望を受けて、講師がフェースシールドを着用するなど、さまざまな対策を講じたうえで授業を再開しています。
学習塾大手の「リソー教育」が展開する個別指導の学習塾「TOMAS」は緊急事態宣言に伴い4月8日から、いったん授業を中止しました。
しかし、その後、受験を控えた児童・生徒や保護者から再開を求める要望が多く寄せられたことから、講師と生徒の間に透明のカーテンを取り付け、講師はマスクと、顔を覆うフェースシールドを着用するなど感染予防の対策を講じたうえで、希望者に限定して4月22日から授業を再開しました。
21日も大学受験を控えた高校3年生の男子生徒がマスクを着用し、数学の授業を受けていました。
男子生徒は「家で1人で勉強するのは不安だし、質問もできないのではかどらず、モチベーションも上がらない。感染対策もしてくれて授業を受けられることはありがたい」と話していました。
学習塾は東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県に86校を展開し、およそ1万2000人の生徒を指導していて、塾によりますと再開した当初は受講の希望者は全体の4割ほどでしたが、今では7割近くに上っているということです。
このため21日、1都3県で緊急事態宣言は解除されませんでしたが、学習塾では引き続き授業を続けるということです。
リソー教育の平野滋紀社長は「賛否両論があったが、授業を再開したことで保護者からは感謝された。感染防止を整えたうえで、これからも受験に向けてバックアップしていきたい」と話していました。