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熊本のコロナ

2020-11-03 23:57:33 | 日記
熊本のコロナ
11/03 19:16
陽性者814「6」入院43 軽症42 重症1 死亡8 退院753

11/02 19:16
陽性者808「6」入院41 軽症40 重症1 死亡8 退院748

11月1日
熊本県は802人(5)

10月31日
 熊本県は797人(6)

10月30日
熊本県は791人(5)

10/29 21:23
陽性者786「4」入院33 軽症32 重症1 死亡8 退院736

10月28日
熊本県は782人(7)

10/27 19:19
陽性者775「3」入院37 軽症37 重症0 死亡8 退院724

10月26日 熊本県は772人(3)

10月25日 熊本県は769人(1)

10/24 21:20
陽性者768「1」入院46 軽症46 重症0 死亡8 退院709

10/23 19:17
陽性者767「8」入院44 軽症44 重症0 死亡8 退院701

10/22 23:17
陽性者759「5」入院48 軽症48 重症0 死亡8 退院691

/10/21 21:21
陽性者754「4」入院49 軽症49 重症0 死亡8 退院686

10/20 21:20
陽性者750「4」 入院53 軽症53 重症0 死亡8 退院 678

コロナ 日本と韓国と台湾の死亡者と感染者

2020-11-03 23:53:45 | 日記
コロナ 日本と韓国と台湾の死亡者と感染者

台湾     感染数「前月比」   死亡「前月比」
11月1日 台湾 555「41」      7  「0」
10月1日 台湾 514「26」      7  「0」
9月1日 台湾 488「21」       7  「0」
8月1日 台湾 467「20」       7  「0」
7月1日 台湾 447「5」       7  「0」
6月1日 台湾 442「13」       7  「1」
5月1日 台湾 429「7」       6  「1」
4月1日 台湾 322          5
3月1日

※※
コロナ 日本と韓国の死亡者と感染者
感染者数「前日比」 死亡者「前日比」
11月3日
日本 102,281 「468」    1,780 「6」
韓国 26,807  「75」     472 「4」
11月2日
日本 101,813 「667」    1,774 「8」
韓国 26,732  「97」     468 「2」
11月1日
日本 101,146「1524÷2」 1,766「22÷2」
韓国 26,635「250÷2」 466 「3÷2」
台湾 555「台湾の感染者差は前月比 41」 7「台湾の死亡者差は前月比 0」

10月31日 更新なし
日本 99,622        1,744
韓国 26,385         463

10月30日
日本 99,622 「770」   1,744 「11」
韓国 26,385 「114」    463 「1」

10月29日15:00現在、
日本 98,852 「736」   1,733 「3」
韓国 26,271 「125」    462 「1」

10月28日ニッポンドットコム
日本 98,116 「618」   1,730 「5」
韓国 26,146 「103」    461 「1」

10月27日ニッポンドットコム
日本 97,498 「424」   1,725 「7」
韓国 26,043 「88」    460 「3」

10月26日ニッポンドットコム
日本 97,074 「540」   1,718 「7」
韓国 25,955 「119」   457 「0」

10月25日ニッポンドットコム
日本 96,534「1396÷2」 1,711「17÷2」
韓国 25,836「138÷2」  457 「2÷2」

10月24日  更新なし

10月23日ニッポンドットコム
日本 95,138 「614」  1,694 「9」
韓国 25,698 「155」   455 「2」

10月22日ニッポンドットコム
日本 94,524 「591」  1,685 「6」
韓国 25,543 「119」   453 「3」 昨日より拡大傾向

10月21日ニッポンドットコム
日本 93,933 「453」  1,679 「3」
韓国 25,424 「91」   450 「3」

10月20日ニッポンドットコム
日本 93,480 「353」  1,676 「2」
韓国 25,333 「58」   447 「3」

コロナ ヨーロッパ感染者推移

2020-11-03 23:51:40 | 日記
コロナ ヨーロッパ感染者推移
    感染者数 「前日比」 死亡者「前日比」
11月3日
フランス1,421,205「49290」  37,048「231」
ドイツ  569,598 「17538」  10,669「128」
インド  8,267,623      123,097
イタリア 731,588 「22253」   39,059「233」
英国   1,057,021「18967」  46,943「136」
ロシア  1,642,665       28,264
スペイン 1,240,697「55019÷2」36,257「379÷2」
11月2日
フランス 1,371,915「32641」  36,817「223」
ドイツ  552,060 「20270」  10,541「58」
インド  8,229,313       122,607
イタリア 709,335 「29905」  38,826「208」
英国   1,038,054「23261」  46,807「162」
ロシア  1,624,648       28,026
スペイン 1,185,678 「更新なし」35,878「更新なし」

11月1日
フランス 1,339,274「97622÷2」  36,594「783÷2」
ドイツ  531,790 「33436÷2」  10,483「178÷2」
インド  8,137,119         121,641
イタリア 679,430 「62835÷2」  38,618「496÷2」
英国   1,014,793「46337÷2」  46,645「600÷2」
ロシア  1,606,267         27,787
スペイン 1,185,678「25595÷2」  35,878「239÷2」

10月31日  更新なし
フランス 1,241,652        35,811
ドイツ 498,354          10,305
インド 8,088,851         121,090
イタリア 616,595         38,122
英国 968,456           46,045
ロシア 1,570,446          27,111
スペイン 1,160,083         35,639

10月30日15:00現在、
フランス 1,241,652「36437」   35,811「244」
ドイツ 498,354「11382」     10,305「46」
インド 8,088,851         121,090
イタリア 616,595「26829」    38,122「 217」
英国 968,456「23078」      46,045「 280」
ロシア 1,570,446          27,111
スペイン 1,160,083「23580」   35,639「173」

10月29日15:00現在、
フランス  1,205,215「34051」  35,567「529」
ドイツ   486,972 「23553」  10,259「138」
インド   8,040,203       120,527
イタリア  589,766 「24988」  37,905「205」
英国    945,378 「24714」  45,765「310」
ロシア   1,553,028       26,752
スペイン  1,136,503「19765」  35,466「168」

10月28日
フランス  1,171,164「26833」 35,038
ドイツ   463,419 「13161」 10,121
インド   7,946,429       119,502
イタリア  564,778 「21989」  37,700
英国    920,664 「22924」  45,455
ロシア   1,537,142       26,409
スペイン  1,116,738「18418」  35,298

10月27日15:00現在
フランス  1,144,331「52010」  34,781
ドイツ   450,258 「12560」  10,091
インド   7,946,429       119,502
イタリア  542,789 「17007」  37,479
英国    897,740 「20900」  45,088
ロシア   1,520,800       26,092
スペイン  1,098,320「52188」  35,031

10月26日15:00現在
フランス  1,092,321「45422」  34,665
ドイツ   437,698 「2900」  10,062
インド   7,909,959       119,014
イタリア  525,782 「21273」  37,338
英国    876,840 「19797」  44,986
ロシア   1,503,652       25,875
スペイン  1,046,132「????」 34,752

10月25日15:00現在
フランス  1,046,899「84841÷2」34,528
ドイツ   434,798 「30924÷2」10,035
インド   7,814,682        117,956
イタリア  504,509 「38783÷2」 37,210
英国    857,043 「43592÷2」 44,835
ロシア   1,487,260        25,647
スペイン  1,046,132「19851÷2」 34,752

10月24日 更新なし

10月23日
フランス  962,058 「26738」  34,064
ドイツ   403,874 「5952」   9,960
インド   7,706,946       116,616
イタリア  465,726 「16078」  36,968
英国    813,451 「21257」  44,437
ロシア   1,453,923       25,072
スペイン  1,026,281「20986」  34,521

10月22日15:00現在、
フランス  935,320 「21219」  33,901
ドイツ   397,922 「12331」  9,911
インド   7,651,107       115,914
イタリア  449,648 「15199」  36,832
英国    792,194 「26707」  44,248
ロシア   1,438,219       24,786
スペイン  1,005,295「16973」  34,366

10月21日15:00現在
フランス  914,101 「13243」  33,637
ドイツ   385,591 「8523」   9,882
インド   7,597,063       115,197
イタリア  434,449 「10871」  36,705
英国    765,487 「21365」  44,057
ロシア   1,422,775       24,473
スペイン  988,322 「13873」  34,210


10月20日15:00現在
フランス  900,858 「29837」  33,491
ドイツ   377,068 「8397」   9,842
インド   7,550,273       114,610
イタリア  423,578 「9334」   36,616
英国    744,122 「18830」  43,816
ロシア   1,406,667       24,205
スペイン  974,449 「37889÷2」 33,992

コロナ 世界の死亡者

2020-11-03 23:49:42 | 日記
コロナ 世界の死亡者
    アメリカのカッコ内「  」は死者数の前日比です。
11月3日
感染が確認された人は「4687万394人」
亡くなった人は「120万6181人」

死者の多い国
▽アメリカ 23万1552人「556」
▽ブラジル 16万253人
▽インド  12万3097人
▽メキシコ  9万2100人
▽イギリス  4万6943人

11月2日
感染が確認された人は「4650万9820人」
亡くなった人は「120万366人」

死者の多い国
▽アメリカ 23万996人「440」
▽ブラジル 16万74人
▽インド  12万2607人
▽メキシコ  9万1895人
▽イギリス  4万6807人

11月1日
感染が確認された人は「4607万1388人」
亡くなった人は「119万5408人」

死者の多い国
▽アメリカ 23万556人「860」
▽ブラジル 15万9884人
▽インド  12万2111人
▽メキシコ 9万1753人
▽イギリス 4万6645人

10月31日
感染が確認された人は「4559万5575人」
亡くなった人は「118万8947人」

死者の多い国
▽アメリカ 22万9696人「1028」
▽ブラジル 15万9477人
▽インド  12万1641人
▽メキシコ  9万1289人
▽イギリス  4万6319人

10月30日
感染が確認された人は「502万8250人」
亡くなった人は「118万1075人」

死者の多い国
▽アメリカ 22万8668人「983」
▽ブラジル 15万8969人
▽インド  12万1090人
▽メキシコ  9万773人
▽イギリス  4万6045人

10月29日
感染が確認された人は「4448万2501人」
亡くなった人は「117万4031人」

死者の多い国
▽アメリカ 22万7685人「974」
▽ブラジル 15万8456人
▽インド  12万527人
▽メキシコ  9万309人
▽イギリス  4万5765人

10月28日
感染が確認された人は「4396万5951人」
亡くなった人は「116万6908人」

死者の多い国
▽アメリカ 22万6711人「991」
▽ブラジル 15万7946人
▽インド  12万10人
▽メキシコ 8万9814人
▽イギリス 4万5455人

10月27日
感染が確認された人は「4349万206人」
亡くなった人は「115万9425人」

死者の多い国
▽アメリカ 22万5720人「490」
▽ブラジル 15万7397人
▽インド  11万9502人
▽メキシコ  8万9171人
▽イギリス  4万5088人

10月26日
感染が確認された人は「4300万9311人」
亡くなった人は「115万3857人」

死者の多い国
▽アメリカ 22万5230人「339」
▽ブラジル 15万7134人
▽インド  11万9014人
▽メキシコ  8万8924人
▽イギリス  4万4986人

10月25日
感染が確認された人は「4261万3522人」
亡くなった人は「114万9782人」

死者の多い国
▽アメリカ 22万4891人「904」
▽ブラジル 15万6903人
▽インド  11万8534人
▽メキシコ  8万8743人
▽イギリス  4万4835人

10月24日
感染が確認された人は「4220万3732人」
亡くなった人は「114万4165人」

死者の多い国
▽アメリカ 22万3987人「945」
▽ブラジル 15万6471人
▽インド  11万7956人
▽メキシコ  8万8312人
▽イギリス  4万4661人

10月23日
感染が確認された人は「4169万6520人」
亡くなった人は「113万7204人」

死者の多い国
▽アメリカ 22万3042人「841」
▽ブラジル 15万5900人
▽インド  11万7306人
▽メキシコ 8万7415人
▽イギリス 4万4437人

10月22日
感染が確認された人は「4122万8181人」
亡くなった人は「113万1339人」

死者の多い国
▽アメリカ 22万2201人「1135」
▽ブラジル 15万5403人
▽インド  11万6616人
▽メキシコ  8万7415人
▽イギリス  4万4248人

10月21日
感染が確認された人は「4078万3648人」
亡くなった人は「112万4758人」

死者の多い国
▽アメリカ 22万1066人「947」
▽ブラジル 15万4837人
▽インド  11万5914人
▽メキシコ  8万6893人
▽イギリス  4万4057人となっています。

10月20日
感染が確認された人は「4034万6078人」
亡くなった人は「111万7577人」

死者の多い国
▽アメリカ 22万119人「445」
▽ブラジル 15万4176人 
▽インド  11万4610人
▽メキシコ  8万6338人
▽イギリス  4万3816人

# 闇夜に、荒波に叫び続けて # 小泉元首相 最終処分場なく核のごみ増やしてはいけない 北海道

2020-11-03 21:27:51 | 日記
# 闇夜に、荒波に叫び続けて # 小泉元首相 最終処分場なく核のごみ増やしてはいけない 北海道
下のキーワードを検索してください。
1 NHK 闇夜に、、荒波に叫び続けて

2020年11月2日 17時30分

彼女の写真は、前を見ず、うつむいたものばかり。
そして、体の右側を写した写真は、ほとんどありません。

「闇夜の中、荒波に向かって叫ぶようなものでした」

絶望の淵にあっても、彼女は、そして仲間たちは、決してあきらめませんでした。

「どんな困難があっても、絶対に、この世から無くさなければならない」

そう、強く、強く、思い続けてきたものがあるからです。

93歳の彼女の思いは、17歳の女子高校生にも受け継がれています。そして来年1月、その思いは、1つの形になります。

(広島局 記者 喜多祐介・長崎局 記者 吉田麻由)



強く願い続けてきて75年
強く願い続けてきて75年
「原爆のことを少しでも伝えられるなら、この命が続く限りご協力します」

半世紀にわたって核兵器の廃絶を訴えてきた、広島の被爆者・阿部静子さん(93)はそう話します。

日本時間の10月25日 午前6時半。彼女が強く願い続けてきた、核兵器禁止条約の発効が決まったことが、明らかになりました。


阿部静子さん
「きょうは記念すべき日です。被爆者一人一人の力は小さいですが、絶えず、たゆまず、『核兵器のむごさ、恐ろしさを繰り返してはならない』と世界に訴え続けてきました。被爆者の小さな声が結集した結果だと、被爆者の1人として自負しています」


「生きていてよかった」「叫び続けてよかった」

時折見せる笑顔から、喜びの深さがひしひしと伝わってきました。

笑顔の裏にある阿部さんの壮絶な体験。阿部さんから語られるひと言ひと言は、とてつもなく重いものでした。


18回の手術「とても痛く、苦しい手術でした」
18回の手術「とても痛く、苦しい手術でした」
被爆前の阿部静子さん(右)

広島に原爆が投下されたのは、75年前の8月6日。阿部さんは当時18歳。結婚したばかりでした。

空襲で市街地が延焼するのを防ぐため、建物の解体作業にあたっていた時に被爆。爆心地からはわずか1.5キロしか離れておらず、右半身に大やけどを負いました。

その後、18回もの手術を受けることになります。




阿部静子さん
「熱線で皮膚が焼け、その後の強烈な爆風で焼けた皮膚がちぎれ、垂れ下がってしまいました。あのころは麻酔も薬も少なかったので、手術中に麻酔がきれても追加してもらうことができなかった。とても痛く、苦しい手術でした。元の体になりたいと思う一心で、耐えてきました」


その願いはかなわず、顔と体の右側にはケロイドが残りました。阿部さんの写真が、下を向いているか、左側を撮ったものばかりなのはそのためです。

しかし、今回の取材で、阿部さんは右側からの撮影を許可してくれました。

「原爆がもたらしたものを、すべて事実として伝えたい」。

いまの阿部さんの思いです。


“赤鬼”と呼ばれて 「空白の10年」
“赤鬼”と呼ばれて 「空白の10年」
被爆者たちは、原爆投下からの10年間を「空白の10年」と呼んでいます。

後遺症に苦しむ被爆者に医療や経済的な支援がほとんどなく、厳しい偏見や差別にさらされてきた、昭和30年ごろまでのことです。


阿部静子さん
「傷も治らず、体は弱くなり、貧しい暮らしを続け、何の援護もなく、10年間放置されました。それはとても悲しいことでした。『被爆者ってどんなんだろう』という興味本位の人たちに、鵜の目鷹の目で見られ、慰められるどころか、いじめられました。あの当時の苦しみ、心の傷は、いまも消えることはありません」


阿部さんは、赤くはれ上がった傷あとのせいで「赤鬼」と呼ばれたこともあったといいます。

親族からですら、心ないことばを浴びせられ、傷ついた者どうし、身を寄せ合うようになっていった被爆者たち。

アメリカが太平洋のビキニ環礁で行った水爆実験で、日本のマグロ漁船、第五福竜丸が被爆し、全国で原水爆禁止の声が高まる中で、被爆者たちもまた、立ち上がります。


鳩山首相の自宅を訪れた代表団(右から3番目が阿部静子さん)

昭和31年、阿部さんたち被爆者は代表団をつくって東京に向かい、当時の鳩山総理大臣の自宅を訪ねるなどして、被爆者の救済と核兵器廃絶を訴えました。

それが、いまも核兵器廃絶運動の中心を担う、日本被団協の結成につながったのです。


“ノーモア・ヒバクシャ” 世界に訴え

「それはとても厳しく、闇夜の中、荒波に向かって叫ぶような運動でした」

当時について、阿部さんはこう、振り返ります。

核兵器の廃絶を訴え続けても手応えはなく、世界では核実験が繰り返され、冷戦の最中、核軍拡競争は止まりませんでした。


ホームステイ先の阿部静子さん(左)

人生を一変させた原爆を投下したアメリカを恨み続けてきた阿部さん。被爆から20年がたとうとしていた昭和39年(1964年)、東京オリンピックの年に、心境の変化が訪れます。

アメリカ、ヨーロッパ、それに旧ソ連などを回り、自らの体験を語る「世界平和巡礼」に出かけた時のこと。アメリカのホームステイ先で受け入れてくれた家族の優しさに触れたのがきっかけでした。


阿部静子さん
「『辛かったですね、大変でしたね』と、とても丁寧に私の話に耳を傾けてくれました。アメリカ人であっても、誰であっても、被爆者を新たに生み出してはならないという思いに変わっていきました」


1980年代になると、阿部さんたち被爆者は、海外での核兵器廃絶運動に力を入れ始めます。

最初に国連で登壇した長崎の被爆者・山口仙二さんの演説は「ノーモア・ヒバクシャ演説」ともいわれています。凄みを感じるその訴えは、40年近くたったいまも、色あせることなく、聞く人の心を打ちます。


国際世論に期待する一方、「日本」の姿勢は…

被爆者一人一人の訴えは少しずつ、しかし着実に、国際社会に広がっていきました。

NHKがことし、インターネットで行ったアンケートでは、アメリカの若い世代の約7割が「核兵器は必要ない」と答えました。

阿部さんは、核兵器禁止条約をきっかけに、国際世論が変化することに期待する一方、残念なことがあるといいます。

それは、私たち「日本」の姿勢です。

日本政府は「安全保障上の脅威に適切に対処しながら、核軍縮を前進させる日本のアプローチとは異なる」として条約に反対の立場をとり続けています。


阿部静子さん
「今の政府を見ていると、被爆からの10年間、何の援護もせず、『原爆の被害が大きいと言ってはアメリカに悪いから』とアメリカに気兼ねしていたころを思い出します。ああいうことは絶対に許されません。核を持っている国、そして、それを支持する国は、原爆の被害を甘く見ている。アメリカに気兼ねすることなく、人間のため、世界のために、核兵器の廃絶のために立ち上がって欲しいです。批准した国々の輪に入って、日本が核兵器廃絶をリードして欲しい」


条約発効決定の3日後に、また1人 被爆者が…
条約発効決定の3日後に、また1人 被爆者が…
兒玉光雄さん

核兵器禁止条約の発効が決まった3日後。広島でまた1人、被爆者が亡くなりました。兒玉光雄さん(88歳)です。

大腸や胃、甲状腺など、様々ながんを発症し、20回以上の手術を受けてきた兒玉さん。がんと闘いながら、原爆の放射線で傷ついたみずからの染色体の写真を見せ、核兵器廃絶を訴え続けてきました。




被爆者の平均年齢は83歳を超え、“生の証言”を聞く機会は、日々失われています。

ですが、被爆者の訴えを引き継ぐ若い世代も確実に育ってきています。


強い衝撃を受けた「赤い背中」
強い衝撃を受けた「赤い背中」
繁華街でマイクを握っているのは、長崎の高校2年生、大隈ゆうかさんです。毎週末のように街頭に出て、核兵器廃絶に向けた署名活動を行っています。

全国の高校生と連携し、平和活動を行う団体、高校生平和大使のメンバーです。

大隈さんが平和活動に参加するきっかけは、この写真です。


背中に大やけどを負った谷口稜曄さん

真っ赤な大やけどを負った、被爆者・谷口稜曄さんの「赤い背中」。谷口さんは、16歳のとき、郵便配達中に被爆しました。

小学校の平和授業でこの写真を目にし、大隈さんは強い衝撃を受けたと言います。


大隈ゆうかさん
「言葉遣いが適切かわかりませんが、すさまじいと思いました。原爆に急に吹き飛ばされ、気づいたら背中が焼けただれてしまうことが、本当にあったんだなと感じて、原爆はすごく怖いものだと感じました」


幼い頃の大隈ゆうかさんと被爆した曾祖母

大隈さんの曾祖母も被爆者でしたが、被爆体験を語ることはほとんどありませんでした。

自分の曾祖母も、谷口さんと同じ苦しみを味わっていたに違いない。

原爆の悲惨さを繰り返してはならないと、大隈さんは平和活動へ参加を決めたのです。


最期まで訴え続けた「核兵器禁止条約」の発効
最期まで訴え続けた「核兵器禁止条約」の発効
みずからの赤い背中の写真を掲げる谷口稜曄さん

谷口さんは生前、NPT=核拡散防止条約の会議など国連の会議に繰り返し出席し、自らの「赤い背中」を国際社会に突きつけて、原爆の非人道性を訴え続けました。


谷口稜曄さんの訴え
「私の姿を見たあなたたちは、どうか目をそらさないで、もう一度見て欲しい。私は奇跡的に生き延びることができましたが、『生きる』とは『苦しみに耐える』ことにほかなりません。私たち被爆者は、全身に原爆が呪う爪痕を抱えたまま、苦しみに耐えて生きています。核兵器は絶滅の兵器であり、人間と共存できません。どんな理由があろうとも絶対に使ってはなりません。核兵器を持つこと、持とうと考えること自体が反人間的です。私は核兵器がこの世からなくなるのを見届けなければ安心して死ねません」


病床の谷口稜曄さん

4年前、核兵器禁止条約の実現を求める署名活動を長崎で立ち上げた谷口さん。

翌年、亡くなる直前まで、病床から条約の発効を訴え続けました。


谷口稜曄さんの訴え
「核兵器を持っていない国は持っている国を包囲し、1日でも早く核兵器を無くす努力をしてもらいたい。私たち被爆者がもし1人もいなくなったときに、(世界が)どんな形になってしまうのかが一番怖い」


谷口さんが命を削る思いで最期まで訴えた、核兵器禁止条約の実現。その発効が決まった直後、被爆者たちは長崎市の平和公園に集まって、喜びを分かち合いました。

その中には、大隈さんの姿もありました。




大隈ゆうかさん
「核兵器禁止条約は、すごく大事な一歩になると思うし、これをきっかけに、私たち高校生による署名活動や、核兵器の無い世界への一歩になることを期待しています」


核兵器を違法として開発・保有・使用、それに保有を背景に威嚇することも禁じた初めての条約となる「核兵器禁止条約」は、来年1月22日に発効します。

しかし、核保有国や、日本のように「核の傘」の下にある国が参加しない中、実効性に疑問の声もあがっています。

ですが、被爆者、そして若者たちは決してあきらめず、前を向いています。

核兵器禁止条約の原点ともいえる被爆者たちの魂の叫び。この世から核兵器がなくなるまで、絶えることはありません。

広島局 記者
喜多祐介
平成19年入局 沖縄局、社会部を経て広島局。被爆者の取材にあたる。


長崎局 記者
吉田麻由
平成27年入局 金沢局を経て長崎局。原爆取材を担当。

2 NHK 小泉元首相 最終処分場なく核のごみ増やしてはいけない 北海道

2020年11月3日 19時43分「核のごみ」処分場選定

いわゆる「核のごみ」の最終処分場の選定をめぐり、調査の受け入れが決まった北海道寿都町で、小泉純一郎元総理大臣が講演し、どこにも最終処分場がない中、核のごみを増やしてはいけないとして原子力発電所は再稼働させず、早期に無くすべきだという自身の考えを改めて示しました。

小泉純一郎元総理大臣は、いわゆる「核のごみ」の最終処分場の選定をめぐり、10月第1段階の文献調査の受け入れが決まった寿都町の住民団体の招きで訪れて講演しました。

この中で小泉元総理大臣は、建設が進められているフィンランドの最終処分場は地下400メートルの岩盤に設けられていることに触れた一方で、地震や火山もある日本は処分場を選定するには厳しい環境だという認識を示しました。

そのうえで「日本には最終処分場のあてがない状況だから、原発を再稼働させてはいけない。また『核のごみ』が増える。できるだけ早く原発ゼロの方向にかじを切らなければいかんということをこれからも言い続けていきたい」と述べました。

講演を聴いた町内の80代の男性は「原発には危険もあると思った。調査に賛成の町民も反対の町民もしこりを残さないで勉強していきたい」と話していました。