1 路木ダム訴訟で住民敗訴確定
熊本県天草市に建設された県営の路木ダムをめぐって、反対する地元の住民が熊本県の蒲島知事に対して事業に公金を支出しないことなどを求めた裁判で、最高裁判所は上告を退ける決定を出し、住民の敗訴が確定しました。
熊本県天草市に建設された県営の路木ダムをめぐって、反対する地元の住民は「過去に洪水による被害はなく、ダムは必要ない」などとして、蒲島知事に対して事業に公金を支出しないことや、支払った事業費を県に返還することを求めました。
1審の熊本地方裁判所は、事業費の返還は認めない一方、「過去に洪水の被害が発生していないのは明らかで、ダムの建設計画は知事の裁量を逸脱し違法だ」として、事業に公金を支出しないよう命じました。
しかし、2審の福岡高等裁判所は、工事が終わったことなどから公金の支出についての訴えを退け、事業費の返還についても、「洪水の被害がなかったと断定することは難しく、計画に明らかな欠陥があるとは認められない」として、訴えを退けました。
これに対して住民が上告していましたが、最高裁判所第3小法廷の大谷剛彦裁判長は、23日までに上告を退ける決定を出し、住民の敗訴が確定しました。
02月23日 17時53分
2 タクシーが高齢者に声かけへ
天草市の牛深警察署と地域のタクシー会社とが協定を結び、利用する高齢者などに積極的に声かけをして、振り込め詐欺などの被害を未然に防ぐ取り組みを進めていくことになりました。
23日は牛深警察署で調印式が行われ、管内の5つのタクシー会社の代表と、牛深警察署の武田光一署長が協定書を取り交わしました。
協定では、警察とタクシー会社が「牛深・河浦声かけ隊」を結成し、タクシーの運転手は利用客とのやりとりの中で、犯罪防止のための声かけを積極的に行い、警察からは不審電話などの情報を提供するなどとしています。
式では代表してタクシー会社の松下一武さんが「タクシー利用者の9割は高齢者で、通院や買い物、金融機関へ行くために利用します。
この取り組みが地域の安心安全につながることを願います」とあいさつしました。
牛深警察署によりますと、タクシー会社と警察が協力し、積極的な声かけで犯罪を未然に防ごうという協定は県内で初めてだということです。
天草市久玉町でタクシー会社を経営する岩本伸平さんは「お客様にはこれまで以上に積極的に声かけをしていきます」と話していました。
02月23日 17時28分
熊本県天草市に建設された県営の路木ダムをめぐって、反対する地元の住民が熊本県の蒲島知事に対して事業に公金を支出しないことなどを求めた裁判で、最高裁判所は上告を退ける決定を出し、住民の敗訴が確定しました。
熊本県天草市に建設された県営の路木ダムをめぐって、反対する地元の住民は「過去に洪水による被害はなく、ダムは必要ない」などとして、蒲島知事に対して事業に公金を支出しないことや、支払った事業費を県に返還することを求めました。
1審の熊本地方裁判所は、事業費の返還は認めない一方、「過去に洪水の被害が発生していないのは明らかで、ダムの建設計画は知事の裁量を逸脱し違法だ」として、事業に公金を支出しないよう命じました。
しかし、2審の福岡高等裁判所は、工事が終わったことなどから公金の支出についての訴えを退け、事業費の返還についても、「洪水の被害がなかったと断定することは難しく、計画に明らかな欠陥があるとは認められない」として、訴えを退けました。
これに対して住民が上告していましたが、最高裁判所第3小法廷の大谷剛彦裁判長は、23日までに上告を退ける決定を出し、住民の敗訴が確定しました。
02月23日 17時53分
2 タクシーが高齢者に声かけへ
天草市の牛深警察署と地域のタクシー会社とが協定を結び、利用する高齢者などに積極的に声かけをして、振り込め詐欺などの被害を未然に防ぐ取り組みを進めていくことになりました。
23日は牛深警察署で調印式が行われ、管内の5つのタクシー会社の代表と、牛深警察署の武田光一署長が協定書を取り交わしました。
協定では、警察とタクシー会社が「牛深・河浦声かけ隊」を結成し、タクシーの運転手は利用客とのやりとりの中で、犯罪防止のための声かけを積極的に行い、警察からは不審電話などの情報を提供するなどとしています。
式では代表してタクシー会社の松下一武さんが「タクシー利用者の9割は高齢者で、通院や買い物、金融機関へ行くために利用します。
この取り組みが地域の安心安全につながることを願います」とあいさつしました。
牛深警察署によりますと、タクシー会社と警察が協力し、積極的な声かけで犯罪を未然に防ごうという協定は県内で初めてだということです。
天草市久玉町でタクシー会社を経営する岩本伸平さんは「お客様にはこれまで以上に積極的に声かけをしていきます」と話していました。
02月23日 17時28分