家族殺傷事件から1週間 “帽子にマスク姿”の男特定へ捜査
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1 NHK 家族殺傷事件から1週間 “帽子にマスク姿”の男特定へ捜査
家族殺傷事件から1週間 “帽子にマスク姿”の男特定へ捜査
2019年9月30日 17時31分
茨城県境町の住宅で家族4人が殺傷された事件から30日で1週間です。警察は家族に強い殺意を持った人物が関わった疑いがあるとみて、子どもたちが目撃した“帽子にマスク姿”の男の特定に向けて捜査を進めています。
今月23日、茨城県境町の住宅で会社員の小林光則さん(48)と妻でパート従業員の美和さん(50)が殺害され、中学生の長男(13)と小学生の次女(11)も重軽傷を負った事件は、発生から30日で1週間になりました。
捜査本部は30日夕方、会見を開き、これまでに延べ570人の捜査員を動員し不審者などの情報もおよそ120件寄せられているものの、今のところ犯人につながる有力な手がかりは得られていないと説明しました。
これまでの調べで住宅に物色されたような跡はなく夫婦には複数の刺し傷があったことから、警察は家族に強い殺意を持った人物が関わった疑いがあるとみて、周辺でトラブルがなかったか調べています。
また、長男は「帽子をかぶってマスクをつけた人に襲われた。知らない男のようだった」などと話しているということで、警察は引き続き100人態勢で周辺の防犯カメラの映像を解析するなどして男の特定を進めています。
強い殺意のある人物の計画的犯行か
これまでに分かっていることをまとめました。
<犯行状況は>
家族を襲った人物は、鍵のかかっていなかった住宅1階の窓から侵入し、すぐに2階に向かったとみられています。
2階では、夫婦の寝室に光則さんと美和さんが、子ども部屋の2段ベッドに長男と次女がそれぞれ寝ていて、警察は現場の状況などから先に夫婦が襲われたとみています。
また、妻の美和さんが110番通報した際、「痛い痛い」と叫んでいて、通報している最中に切りつけられた疑いがあるということです。
そして、小林さん夫婦を殺害したあと、子ども部屋に移動し、2段ベッドの下にいた長男の足などを切りつけたうえ、上の段にいた次女に催涙スプレーのようなものをかけたとみられています。
警察官が現場に到着したのは、美和さんが通報してから10分余りあとで、警察は、到着する直前に現場の住宅から逃走したとみています。
<犯人像・動機は>
けがをした長男は犯人について「帽子をかぶってマスクをつけた人に襲われた。知らない男のようだった」と話しているということです。
これまでの捜査で室内には、物色されたような跡は確認されていません。
犯人像はまだ絞り込めていませんが、小林さん夫婦の死因は、胸や首を刺されたことによる失血死で、上半身を中心に複数の刺し傷があったことから、警察は家族に強い殺意を持った人物が計画的に犯行に及んだ疑いがあるとみています。
<捜査は>
家族に何らかの接点がある人物による犯行なのか、金品など目的にしたいわゆる「流し」の事件なのか、警察はあらゆる可能性を考えて広く捜査を進めています。
具体的には家族に何らかのトラブルがなかったか関係者から話を聞くとともに、周辺の広い範囲で防犯カメラやドライブレコーダーの映像を集めて解析し、犯行時間帯に不審な人物や車などが写っていないか確認を進めています。
また、現場の住宅を詳しく調べて足跡を調べたり、DNAなどが検出されないか鑑定を行ったりしているということです。
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家族殺傷事件から1週間 “帽子にマスク姿”の男特定へ捜査
2019年9月30日 17時31分
茨城県境町の住宅で家族4人が殺傷された事件から30日で1週間です。警察は家族に強い殺意を持った人物が関わった疑いがあるとみて、子どもたちが目撃した“帽子にマスク姿”の男の特定に向けて捜査を進めています。
今月23日、茨城県境町の住宅で会社員の小林光則さん(48)と妻でパート従業員の美和さん(50)が殺害され、中学生の長男(13)と小学生の次女(11)も重軽傷を負った事件は、発生から30日で1週間になりました。
捜査本部は30日夕方、会見を開き、これまでに延べ570人の捜査員を動員し不審者などの情報もおよそ120件寄せられているものの、今のところ犯人につながる有力な手がかりは得られていないと説明しました。
これまでの調べで住宅に物色されたような跡はなく夫婦には複数の刺し傷があったことから、警察は家族に強い殺意を持った人物が関わった疑いがあるとみて、周辺でトラブルがなかったか調べています。
また、長男は「帽子をかぶってマスクをつけた人に襲われた。知らない男のようだった」などと話しているということで、警察は引き続き100人態勢で周辺の防犯カメラの映像を解析するなどして男の特定を進めています。
強い殺意のある人物の計画的犯行か
これまでに分かっていることをまとめました。
<犯行状況は>
家族を襲った人物は、鍵のかかっていなかった住宅1階の窓から侵入し、すぐに2階に向かったとみられています。
2階では、夫婦の寝室に光則さんと美和さんが、子ども部屋の2段ベッドに長男と次女がそれぞれ寝ていて、警察は現場の状況などから先に夫婦が襲われたとみています。
また、妻の美和さんが110番通報した際、「痛い痛い」と叫んでいて、通報している最中に切りつけられた疑いがあるということです。
そして、小林さん夫婦を殺害したあと、子ども部屋に移動し、2段ベッドの下にいた長男の足などを切りつけたうえ、上の段にいた次女に催涙スプレーのようなものをかけたとみられています。
警察官が現場に到着したのは、美和さんが通報してから10分余りあとで、警察は、到着する直前に現場の住宅から逃走したとみています。
<犯人像・動機は>
けがをした長男は犯人について「帽子をかぶってマスクをつけた人に襲われた。知らない男のようだった」と話しているということです。
これまでの捜査で室内には、物色されたような跡は確認されていません。
犯人像はまだ絞り込めていませんが、小林さん夫婦の死因は、胸や首を刺されたことによる失血死で、上半身を中心に複数の刺し傷があったことから、警察は家族に強い殺意を持った人物が計画的に犯行に及んだ疑いがあるとみています。
<捜査は>
家族に何らかの接点がある人物による犯行なのか、金品など目的にしたいわゆる「流し」の事件なのか、警察はあらゆる可能性を考えて広く捜査を進めています。
具体的には家族に何らかのトラブルがなかったか関係者から話を聞くとともに、周辺の広い範囲で防犯カメラやドライブレコーダーの映像を集めて解析し、犯行時間帯に不審な人物や車などが写っていないか確認を進めています。
また、現場の住宅を詳しく調べて足跡を調べたり、DNAなどが検出されないか鑑定を行ったりしているということです。