自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

野分の八朔

2005-10-22 18:55:58 | Weblog
今日は野分が吹いて寒い。
近所の農作業小屋のトタンが風で飛ばされた。
210日から220日頃雨を伴わない強風のことを指すらしいが、
この風で我が家の八朔の実が大きく揺れている。
よく見ると1個だけ、2つに割れているのがある。
八朔は暦の上では210日、220日と並び三大厄日だそうだ。
気に掛かるので原因を調べてみたら、
今年は晴天が続き、急に雨が降る、又晴天が続き雨が降るを繰り返したので
この八朔君は雨が降った時、水分を可能な限り貪欲に吸い込んだ。
そのため果実が水分を溜めきれず弾け裂けたようだ。
厄は自然のイタズラが原因だった。
厄日が解消できたので八朔の歴史や効能を例により勉強してみよう。
八朔は広島県因島市(近く尾道市になる)で発見された、
みかん類では大きい実で皮が厚い果実だ。
しかし適度の甘みと酸っぱさが食べる人を喜ばせる。
黄色くなった1月に収穫し、1~2ヶ月冷暗な場所で後熟させて出荷する。
みかん類は皆同じような薬能を持つ。
よく熟した柑橘類の皮を天日干しして乾かす。
これが漢方生薬の橘皮といい、古くなると陳皮と呼ぶ。
身体を温める生薬で古いものほど薬効は多くなるそうだ。
これを煎じて飲むと、
腸の働きを助ける整腸作用、体内の余分な水分を排出する利尿作用、
風邪の初期、喉声に異常が見られたり、風邪で咳が出たとき、
吐き気のあるとき飲むと効果があると聞いた。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
八朔 (るな)
2005-10-22 22:19:49
そういえば最近、果物屋さんで八朔を売ってるのを見ないですね。

もっと甘いかんきつ類が多くなりました。

あのさっぱりとして八朔の味が懐かしいです。

こちらも北風が吹いて、

冬の気配を感じさせるような1日でした。

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Unknown (misato)
2005-10-24 00:03:23
一番好きな柑橘は八朔です。

八朔固有のちょっと渋みのある味があとを引くんですよね。

娘も八朔とグレープフルーツを置いておくとまず、八朔をたべてます^^
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Unknown (海癒)
2005-10-24 11:32:15
自然さん

最近特に東洋医学に関心があるんですが、まさに自然さんが言われる自然からとる命ある食によって体は蘇生されていくと思います



何か医食同源的な何かされてます。



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医食同源 (自然を尋ねる人)
2005-10-24 17:39:21
今日薬剤師の先生と10/30の薬草研究会の打合せをしていたら、同じ医食同源の言葉がありました。概略の意味は理解しているように思うのですが本当の所が?なのです。

しばらく考えさせてください。
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