「古都逍遥 京都・奈良編」「花の詩」「日常のこと」や花や風景写真

 京都・奈良を中心に古刹・名刹や「花の詩」等の紹介。花や風景写真、オリジナルの詩、カラオケ歌唱など掲載しています。

「いつも今が始まり、一瞬懸命」(その5)

2020年10月30日 00時00分19秒 | いつも今が始まり(生き方論)
 こにご紹介している話は、かつて講演家として企業の営業社員や幹部社員研修会においての話です。
 今回で5回目となります。
「どうしても」という願望が道を開く
 どうしてもという願望は私たちにさまざまな工夫とアイディアを創造させてくれます。「風のない日に凧を揚げる」、その行動の理念があれば、どうしたら売れるか、その工夫を考えるようになります。
 例えば、高い柿の木の上においしそうに実った柿をどうしても食べたい。そういう欲望がはしごを作ることを思いつき、もしくは二股の小枝を竹竿にくくりつけて柿の実を引っ掛けて取ることを考えつくでしょう。
 「どうしても」という願望は思いがけない発想を生み出します。何かの講習会で聞いた話ですが、アメリカのある電機メーカーが、扇風機販売の未開拓地域であったアラスカに販売の活路を開くため、販売員を一斉に派遣し販売にあたらせました。ところがほとんどの人が音を上げて帰ってきます。「あんな寒いところで扇風機なんか売れやしない。だいたい売ること自体が無謀だ」と苦言を呈しました。
 ところが、一人の販売員から「扇風機足りない。もっと送れ」との連絡が入りました。みんな何事が起こったのかと不思議がりました。
 彼が戻ってくると、「どうやって売りさばいたのだ」と、同僚たちから質問が浴びせられました。
 「な~~に簡単さ。扇風機を室内の循環器として使うことを勧めたのさ」。
寒いアラスカはどこもしっかりと部屋が密封されており、室内に洗濯物が干されておりました。扇風機を回して空気を循環させれば洗濯物が早く乾きます。それに部屋全体の温度をまんべんなく一定にすることができます。彼はそこに目をつけ、売れる方法を考え出したのです。


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