飲食居抜きソムリエ  山田 茂  飲食を辞める始めるときのブログ                 

飲食店を希望を持って始めたり順調に多店舗化したり、内装設備に費用がかなり掛かります。その投資を回収できます。

3.宅建取引主任士 25

2017-07-26 10:24:49 | 宅建取引主任士

   不動産独立開業は
     定年後の今が チャンス 

        

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「店舗物語」連載開始
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「不動産開業顛末記」
  「出会い」連載中

   
      

   7.2011.3.11.14:46.18以後

   47.千歳烏山に住まいを移す  new

   知人の招待で高円寺駅前の高架下に
   うどん店が開店、そのお祝いに一緒
   に同行した。遅い時間に行ったので
   ほぼ満席でカウンターが空いていた
   ので相方と座った。相方は、忙しそ
   うにあいさつ回りをしていて、席に
   座っている時間が少なかった。ふと
   、隣の女性がポスターを開いて話を
   しているところに、素敵なポスター   
   だったので、欲しいと、思わす発し
   てしまった。良かったら、差し上げ
   ますよと、こちらに向いた時に目が
   あって、ドキリ。それ以来時々会う
   ようになり、結果的に一生の伴侶と
   なった。それを機会に高円寺から千
   歳烏山に住まいを移した。千歳烏山
   は閑静な住宅街だった。
   青図営業は、大きな変化はなかった
   が、新しいサービスを模索中に、改
   めて同業者を調べてみると、青焼き
   の機械・PPC複写機・オフセッ
   ト印刷機は当たり前のように設置さ
   れつつあった。そんな中で飯田橋の
   老舗に近い同業の社長が、親切に対
   応してくれて、現況を詳しく教えて
   くれた。厳しい現実があった。
   (次回に続く)

 

        4*

        45.光陰矢の如し       

   新しいサービスの発見に一生懸命知
   恵を出しながらいつもの青図営業を
   繰り返し繰り返し実行し月日が流れ
   ていく。そうゆう中で委託会社の社
   内問題だが社員が辞めて小さい会社
   を作りそこに仕事を発注する外注方
   式がいくつか現れた。そこから発生
   仕事は独占的にもらえるが、場所も
   離れているので手間が大変な上、相
   対的売り上げは一緒なのだ。仕事が
   分散しただけなのだ。その傾向は、
   青図営業ルートの大きい会社ほど顕
   著だった。おかげで回る件数が増え
   忙しい。車も大分傷んできたので、
   中古の普通自動車に乗り換えた。や
   っぱり大きいほうが運転が楽だ。今
   の処、会社の経費は、本当にかから
   ない、普通にやっていれば運転資金
   は貯まるし、楽であるが、やはり次
   の手が中々ない、新しいサービスも
   提案できないうちに走馬灯の如く月
   日が流れる中、ついに一生、共にす
   る伴侶に出会う。
        (次回に続く)
   

    44.合併、断る       

   早い時間から焼き鳥屋は、サラリー
   マンでいっぱいだった。枝豆と焼き
   鳥セットをつまみに世間話をしなが
   ら、ひょいと、先日はいい仕事助か
   りましてよと、口にした。あいまい
   な相槌を打ちながら聞いていると、
   入院しているとき緊急に印刷の仕事
   が発生し社長が代わりに対応したと
   いうのだ。納品も終わり良かったと
   、喜んでいる。寝耳に水だ。退院し
   1カ月がたとうとしているのに社長
   から報告がない。そのことは、印刷
   工の人には、伝えなかった。どうゆ
   うつもりなんだろうと、いやな思い
   が込み上げてきたが、我慢した。
   結果的には、つまらない酒になって
   、店を出て高円寺のアパートに帰っ
   た。その後も、社長から報告がない
   まま1カ月が過ぎた。青図営業は、
   従来通りの売り上げは、確保でて
   いるが、印刷の営業は、思うように
   取れなかった。値引きでない新しい
   サービスの提案が必要だ。そんなこ
   んなで水道橋の印刷会社との合併の
   可否の約束日が迫って生きた。又、
   印刷工の人と、焼き鳥屋に行き、先
   日の印刷の件を伝えた。そして、合
   併の話も断ることを伝えた。翌日、
   社長に電話で、断りの電話をを入れ
   ると、簡単だった。さあ、振出しに
   戻って、新しいサービスを考えて、
   前に進もうと、心の中で誓った。
   (次回に続く)

 

       43.盲腸で入院      

         待ち合わせのレストランに行くと
   すでに体の太めの印刷業の社長は
   珈琲をおいしそうに飲んでいた。
   挨拶もそこそこに、早速、本題に
   入った。印刷と青図の融合の提案   
   は、納得のいくものであった。一
   体になることは問題ないが、どこ
   かちぐはぐさを感じたので、半年
   経理は独自に処理し、青図の営業
   を水道橋の印刷会社にうつし、お
   互いに紹介した仕事は折半という
   ことで合意した。1カ月が過ぎた
   頃、下腹が痛いので検査したとこ
   ろ盲腸とわかり近くの病院に入院
   した。退院し、あいさつ回りをし
   ているとき、青図委託会社の製図
   部の課長から、先日は、お陰で助
   かりましたと、声を掛けられたの
   で、どうもと、返事をしたが、意
   味が良く判らなかった。その意味
   間もなく、判明したが、しばらく
   は伏せておいた。相変わらず、青
   図と印刷営業の訪問を繰り返し、
   大きな変化もなく、帰り際に水
   道橋の印刷会社に寄ってみた。社
   長は留守だったが、印刷工の人と
   初めていろいろな話ができ、夜、
   焼き鳥やで一杯やることになった
   。
   (次回に続く)

 

   4*.

   41.つり革広告大反響   

   六本木の美容室の日比谷線つり革
   宣伝は、かなり反響があり地元で
   話題になったと聞いた。嬉しい事
   である。やはり、神の手と呼ばれ
   シャンプー時の手触り、今、思い
   出してもゾックと来るぐらい爽快
   感がある。サービスで売りがある
   のは競争力がより強くなる。果た
   して青図営業でそれに代わるサー
   ビスが提供できるか、そのテーマ
   を考えながらの単純なルート営業
   が続いた。バイトもかなり訓練さ
   れ委託会社の中でイケメンでスマ
   ートな体系が人気者になっている
   。売上も横ばいだが安定して、焦
   ることなく、次の作戦を練りなが
   ら営業できる。ありがたい事であ
   る。そんな中、一緒に仕事やりま
   せんかと、以前印刷でお願いした
   会社の社長から、声がかかって、
   翌日、会食することとなった。
   (次回に続く)

 

       40.電車のつり革広告   

   青図の社内委託業務と青図営業は、
   その後も大きな変化がなく、ただ、
   青図営業の名刺印刷は、価格が安
   いのとルート営業に付、便利さで
   月に10件位注文が入るようになっ
   たがページ物の印刷は中々、注文
   取れなかった。そうしているうち
   に、六本木の美容室の店長から連
   絡が入り、電車のつり革広告を出
   したいと、相談があった。早速、
   訪問の段取りを摂り、前髪の部分
   パーマとカットでお世話になり、
   その後カフェで印刷の打ち合わせ
   した。その時、改めてシャンプー
   の時の神技を本当に気持ちの良い
   夢の空間にいたような気分を再び
   味わった。最高の気分で帰り、つ
   り革広告の段取りと、デザインを
   考えた。その時、神技シャンプー
   をメインコピーにすることを、思 
   いついた。3度ほどの打ち合わせ
   得てデザインが完成し、かなり斬
   新な広告が出来上がり、1カ月間
   電車のつり革に宣伝した。日比谷
   線に各車両に4枚づつ全車両に取
   り付けた。
        (次回に続く)

 

 

       39.印刷営業強める    

   青図営業は、B0サイズ版がメイ
   インなり、仕事そのものはシンプ
   ルになり楽になった。でも、売り
   上げは徐々に下降線をたどってい
   く、やはりPPC複写機の影響
   がはっきり出てきた。現在、40社
   を毎日回っているが、ここに新し
   いサービスを提供できれば、手間
   も一緒だし利益が少なくても対応
   できるので競争力が発揮できる。
   名刺が切れたので、久しぶりにい
   つもの印刷屋さんに行って頼んだ
   。その印刷屋さんの工場をよく見
   ると印刷工が2人いて忙しそうに
   印刷機を回していた。案内板を見
   ると名刺からオフセット印刷まで
   何でもこなしていた。後日、印刷
   工場の社長に面会を申し入れて、
   印刷関係の価格協定を提案した。
   営業から納品までこちらが処理し
   印刷のみに特化してもらうことで
   破格の値段を出した。大雑把にい
   うと名刺半額、オフセット印刷3
   割引き等。答えは、保証金50万
   円を預けてもらい、価格協定を
   中止するとき1割を償却ならいい
   でしょうと、の快諾だった。勿
   論こちらの提案した案件なので
   価格協定が成立した。早速、名
   刺中心のチラシを作り営業に回
   った。名刺は3割引きを売りにし
   た。
   (次回に続く)

 

       38.PPC複写機の登場  

   第1次オイルショックが落ち着い
   たころ青図価格は、少し高値で推
   移していった。これを機会に青図  
   新サービスは中止して、通常の取
   引に戻した。その時、他の業者の
   価格を調べて、20%引きで設定し
   、青図ルートをチラシを渡しなが
   回った。しばらくは反応は少なか
   ったが徐々に売り上げが上がり、
   月売上が40万円に届くところ迄
   来た。よし、このまま様子を見よ
   うと、この方針の継続を決めた。
   複写機の業界も開発が進んで大手
   企業や複写を専門で経営している
   大手同業者では、普通紙に複写で
   出来るいわゆるPPC複写機を導
   入し始め、その影響が少しずつ出
   て来た。PPC複写機は、B2以上
   サイズに対応するには莫大な費用
   がかかるので、大きいサイズは青
   図が向いているが、商売としてい
   る以上対応をしないと、遅れる可
   能性がある。置く場所もないし、
   今お世話になっている会社も、導
   入した。それは、その会社の管理
   下に置かれ、こちらは関知できな
   かった。小さいサイズの複写は、
   すべてPPC複写機で担当者が個
   別に自由にやっていた。バイトの
   手の空いている時間が増えてきた。

         (次回に続く)

   

       37.第一次オイルショック 

   先日の紙筒の注文は、無事契約
   になりメーカーからの発送のみ
   となりどうにか目途が立った。
   青図は、5万円超える企業がも
   う1社出てきたが、売り上げは
   35万円を境に行ったり来たり
   してその壁を中々越えることが
   出来ないでしばらく進んだ。夜
   の大学もつい、仕事を理由に欠
   席することが増え、とうとう進
   級が出来なくなり、かなり遅れ
   だした。青図請負の仕事は、経
   費がかなり低いので時間ととも
   に現金が増えてきて、余裕をも
   って経営できた。そんな状態が
   1年以上続いた1973年秋に第一
   次オイルショックが発生し、物
   価上昇が起き、買い占め等で、
   パニック状態が続いた。当然、
   青図の用紙も不足になり価格も
   高騰、とんでもないことが起き
   た。紙がないと仕事にならない
   ので紹介紹介の連続であちこち
   行ってどうにか確保した。現金
   を持って高値で買えば仕入れが
   出来ることも判ってきた。お陰
   で依頼された仕事は、全部対応
   でき信用度が増した。それと、
   資金的に
体力があったので、価
   格は据え置きで対処出来た。
   世の中、自分では、どうにも出
   来ない事があることを身をもっ
   て経験し、後に経営感覚として
   体に刻まれたと思う。
   (次回に続く)

 

       35.売上に変化が現れる  

   青図新サービスを開始してから
   3カ月が過ぎても月5万円を超え
   売り上げをする企業は、一件も
   なかった。けれど、毎月の売り
   上げが少しづつ上がり始めた。
   今までは月20万円前後をうろ
   うろしていたが先月位から5万
   ほど伸び来月ももう少し行きそ
   うな状況だ。おそらく、依頼企
   業が半額サービスは簡単ではな
   いが製品に差がないのでとりあ
   えず依頼して新サービスを受け
   られればラッキー位の気持ちで
   気楽に構えているのかもしれな
   い。一企業5万円以上を目指し
   た企画が,小口だが多くの企業が
   少しづづ依頼してきているのだ
   。予想と違ったが、これは嬉し
   い誤算だ。利益率が抜群になる
   。むしろこの状態で50万円売り
   上げが行けば最高なのだ。だが、
   翌月とうとう5万超えの企業が
   出てきた。来月は半額だ。この
   先の動きがどうなるか、全く判
   らない。
   (次回に続く)

 

 

   34.新サービス開始   

   紙筒営業は、その後変化がなか
   ったが昨日、500本の新規の見
   積もり依頼があった。早速、見
   本と見積書をもって訪問した。
   これが契約になると総在庫数の
   半分が消化され、メーカーも安
   心してくれるだろう。青図営業
   は、先日の美容室のサービスの
   ヒントから考えた、月売り上げ
   5万円超えた、翌月は30%割
   引きしたらどうかと、バイトに
   相談、すると、バイトが30%で
   は弱いと思います、折角なら50
   %にしたほうが、インパクトが
   強いですと、大胆な意見を述べ
   た。確かに一度半額サービスを
   実施しているから30%では、効
   果が薄れる可能性が大きい、中
   々バイトも年下なのにセンスを
   持っていると思った。いい人材
   入ったものだ。ここは、利益よ
   りも安定して仕事量を確保した
   方針が正解かもしれない。
   翌日から、訪問先を10社増やし
   40社に、チラシを担当者に渡し
   ながら目標を従来の倍額の月売
   上100万を目指して受注企業数
   20社を確保のために周りに周り
   続けた。と言っても、そんな大
   変な仕事ではない、飽きないで
   継続できるかにかかっている。
   案の定、前回と違って実績重視
   のサービスなので中々思うよう
   な反響がないまま2ヵ月が過ぎ
   た。
   (次回に続く)

   

   33.次の一手      

   その後も、青図請負業務契約会
   社からの仕事は多少の変動はあ
   ったが、経費を賄えるだけの売
   り上げがあり、有難かった。で
   も、いつまで続くか判らないの
   で、今のうちに他の売り上げを
   確保しないと安心できない。青
   図半額サービスは、失敗したけ
   れど内容によっては青図ルート
   営業は仕事が取れることの確認
   が出来た。継続できる提案を発
   見出来るかに掛かっている。営
   業しながらそのことばかりを考
   えるようになった。紙筒は、可
   能性があるが消費サイクルが長
   いので給料でいえば賞与的なも
   のだ。やはり、青図受注を増や
   すことが安定し、地味だが確実
   に売上を増やすには最適だ。先
   日、六本木の美容室に気分転換
   で又行った。前回、会計の時に
   カードをもらったが忘れてしま
   い、再発行してもらった。カー
   ドのサービス内容に10回来店で
   次回半額サービスという項目が
   目についた。ピーンと来た。
   (次回に続く)

   

   32.青図半額サービス中止 

   希望に燃えて、将来の設計図を
   描きながら、営業に回る日々が
   続いた。青図半額サービス4か
   月目も売上55万円になり最高
   記録を更新。だが、翌月から、
   急に依頼が落ちてきた。担当者
   にそれとなく声をかけると、サ
   ービス期間、終わったんでしょ
   と、そっけなかった。はっと、
   した、そうか、半額の時だけ大
   口だけを利用したのだ。考え
   てみれば当たり前のことだ。誰
   だってそうするに決まっている
   。案の定、売り上げは30万円に
   なり翌月は20万円になった。
   翌月も回復しなかった。青図半
   額サービスは、新規顧客を回ら
   ないと取れない、でも、これ以
   上回る件数は増やせないし、結
   局、振出しに戻り少し毎月の売
   上がかさ上げされた格好だ。で
   も、結果が早く出てよかった。
   長く続いていれば、本店を契約
   していたかもしれない、世の中
   そんな甘いもんじゃない。
   (次回に続く)

 

   31.青図売上急増      

   決済待ちの紙筒の受注が決定、
   まったくの同質の品質が半額が
   決定打になったようだ。協力メ
   -カー様様だ。そうしているう
   ちに青図半額サービスの反響も
   現れ始め、チラシ配布から1カ
   月後の月の売り上げが、ついに
   30万円を超え翌月は目標の50
   万円に近づき成功といえる結果
   になった。半額することで大忙
   しになると思っていたが、予想
   に反して100枚単位の大口の依
   頼がほとんどなので青図ルート
   営業はいつもと同じペースで回
   れた。バイトの作業に隙間がな
   くなって、大変かもしれない。
   しばらくの間売り上げが順調に
   推移し、バイトの待遇改善と、
   新しい売上UPの方法を考えて
   楽しい時が過ぎた。今の受注企
   業からの間借り作業所では、営
   業に限界がある、独自に作業所
   を借りて、もう一人バイトを増
   して本店と今までの作業所を支
   店として位置づけて売り上げの
   倍増を目指す、そんな発想が脳
   裏に映った。
   (次回に続く)

 

   30. 半額サービス始める  

        青図ルート営業は、10社増やし
   たが効果は上がらなかった。た
   だ、紙筒の注文が1社話が進ん
   で、決済待ちになっている。注
   文300本単位で少し嬉しい話だ
   。青図の注文を増やすために価
   格を下げないで解決する方法は、
   何かあるのか。中々アイデアが
   浮かばない。バイトにこのこと
   相談すると、新規契約の1カ月
   サービスして頼みやすくしたら
   どうですかと、笑いながらこち
   らの顔を覗き込むように答えた
   。ドキンとした、期間を限定し
   て、価格を下げ入口を下げる発
   想は当時全く出てこなかった。
   バイトに参考にするよと、作業
   場を後にし、早速ビラを作った。
   半額、新規取引から1カ月間
      但し、青図に限る
   翌日から午前中の青図ルート営
   業の時に担当者に声を掛けなが
   このビラを手渡しして回った。
   原価率30%なので、受注できれ
   ば赤字にはならない。1週間毎
   日、担当者に声を掛けた。果た
   してどうなるか。
   (次回に続く)

 

   29.顧客満足      

   セット台で待っていると、久し
   ぶりと、声がかかり簡単にシャ
   ンプーをしてカットが始まった
   。前髪部分にソフトウェーブを
   かけたほうが素敵ですよと、勧
   められて任した。思い出話をし
   しているうちに再度シャンプー
   が始まりとても気持ちが良かっ
   た。後日わかったことだけど、
   シャンプーするときの肌触りが
   トップクラスで神の手と、呼ば
   ばれて人気があると聞いた。確   
   かに強すぎず、弱すぎずでとて
   気持ちが良かった。最後のウェ
   ーブパーマが決まりあっという
   の2時間だった。会計は安くは
   ない、初めての美容室でとても
   気持ちの時間を過ごし、店を出
   てからも、どことなく気分が良
   く別人になったような
がした。
   折角なので近くのカフェに入り
   珈琲を飲んだ。いつもと違う空
   間を楽しんだ。サービスとは、
   価格を下げないで顧客が満足で
   きれば一番だ。今回、本当にい
   つもの床屋さんの数倍を払った
   が満足度は最高である。綺麗に
   オシャレする女性の気持ちの一
   端が理解できた。
   (次回に続く)

 

   28.オシャレを楽しむ  

   青図や紙筒のルート営業始めて
   から4か月目に入った。青図ル
   -トの売り上げは、2カ月目12
   万円、3カ月目10万円と芳しく
   ない。勿論、紙筒は受注無し。
   原価率が30%の設定なので、
   青図の受注は、近い将来月50
   万円を予定している。価格を下
   げるか、配達をその日にするす
   るか、むしゃくしゃする日が続
   いた。でも、振り返ってみると
   投資金なしで始めた仕事でバイ
   トを雇えるところまで来ている
   し、焦ることないかと、思い直
   し気分転換に先日開店した六本
   木の美容室に行くことにした。
   予約をして、前もって買ってお
   いた、うすいピンク色のシャツ
   とダークグレイのズボンをはい
   て(オシャレをしたつもり)颯
   爽とワクワクきぶんで六本木に
   向かった。美容室は、六本木の
   大通りの4階にあった。少し緊
   張して入店すると、いらっしゃ
   いませと、若い綺麗なお嬢さん
   がエスコートしてくれた。ドキ
   ドキものである。
   (次回に続く)

 

       27. ルート営業、苦戦  

   オーダー紙筒の納品も順調に納
   入されて完了し、メーカーから
   の配送も指示通り届き、満足し
   た。バイトの評判も良く、従来
   の売り上げをクリアーして安心
   して任せられた。問題は、車で
   のルート営業が予想より芳しく
   ない。約1カ月経過したが、青
   図の受注が2社で5万円だった。
   もちろん紙筒の新たな開拓はな
   い。予想よりはるかに悪いのだ
   。午前中の青図のルート営業の
   会社を10社増やして再度挑戦で
   ある。そんなある日、バイト時
   代に一緒に働いた人からアパー
   トにハガキが届いた。美容室・
   六本木に開店のお知らせだった
   。そういえば、兄貴と喧嘩して
   美容業界からにげてきたと、言
   っていたが、どうも仲直りした
   らしい。兄貴はその業界ではち
   ょっと有名と言っていた。ハガ
   キ案内のデザインがとても綺麗
   で素敵だった。そうだ、今度一
   度連絡して、少しオシャレをし
   てもいいなと、思うと、六本木
   に早くいきたい気持ちになった。
   (次回に続く)

    

   26.本格的な営業開始 

   明日、車が届くので、今日は久
   しぶりに作業場はバイトに任せ
   ゆっくりと喫茶店でコーヒーを
   飲みながら今後の営業活動の計
   画を練った。午前中は作業所の
   近くの建築会社等を20社ほどを
   新宿のバイトで実行した飛び込
   み営業を繰り返し青図をメイン
   に受注して一度、作業所に戻り
   バイトに夕までに仕上げてもら
   い、翌日の午前中に依頼先に配
   達する一日サイクルを作る。
   午後の1時から5時までは、紙筒
   の営業で都内で対象会社20程を
   順番に飛び込み営業する。これ
   を3カ月繰り返して様子を見る。
   今の売り上げの半分を目標とし
   大雑把だがあまり自分を追い込
   むとよくないので気楽に前に進
   もうと思った。車と紙筒の支払
   いは、現金なので経費として余
   分に掛かるのはガソリン代がほ
   とんどだ。
   おそらく今の売り上げを維持す
   ればどうにかなる
。焦らないで
   コツコツと実行して、役に立ち
   たいと思う。外部の仕事の受注
   は、先日総務課長に申請して、
   すでに許可を貰っている。夜、
   この仕事を紹介してくれた先輩
   と新宿でお礼を兼ねて居酒屋で
   軽く飲んだ。どうにかなってい
   ますと、報告すると、先輩は喜
   んでくれた。再会を約束して高
   円寺の4畳のアパートに帰って
   明日からの営業に備えて早めに
   床に就いた。。
   (次回に続く)

 

   25.紙筒メーカー訪問    

   新人のバイトに2日間付き添って
   任せられっるようになったので、
   紙筒のメーカーに先日の依頼書
   の件で電話すると、一度お会い
   して進めたいと提案があった事
   と、見本が欲しかったので、早
   速、工場に向かった。草加駅に
   昼過ぎに着き、約束の14:00に
   は早かったので駅前でニラレバ
   -定食を食べた。づーっと配達
   弁当ばかり食べていたので、と
   てもうまく感じた。タクシー、
   自分で負担するのは初めて、で
   紙筒メーカーに向かった。先方
   の煙突から白い煙が上がってい
   るのが複数見えた。工場に着く
   と事務員が丁寧に工場長の部屋
   迄案内してくれた。どこか懐か
   しい雰囲気の事務所だった。挨
   拶を交わすと、工場長は、結論
   を先に出しておいたらしく、は
   っきりした口調で太った体を前
   後しながら、年間の管理費は、
   サービスします、そのかし営業
   で頑張ってもらい、沢山注文下
   さいと、笑顔で言った。後で、
   倉庫を見せてもらったが、なる
   ほど余るほどのスペースがあっ
   た。来たかいがあった。見本の
   紙筒を1本貰い、注文書にサイン
   して、振り込み確認後20日以内
   に2000本の作成と今回の納品
   の社名入り200本の郵送の確認
   の但し書きを入れてもらった。
   帰りは、先ほどの女子事務員が
   駅まで車で送ってくれた。少し
   、田舎の香りがする可愛いお嬢
   さんだった。駅に着くと、草加
   名物の煎餅を土産にと、もらっ
   た。お礼をいって、別れた後の
   気持ちは、先日見た、スバルの
   軽の中古車でいっぱいだった。
        (次回に続く)


   

   24、バイト雇用する    

   最近3カ月の売り上げを改めて確
   認してみるとバイトを一人雇って
   も支払いできる売り上げがあった。
   近い将来、営業で外回りするため
   には、バイトがどうしても必要な
   のだ。こんな時がチャンスなのか
   もしれない。それと車が必要だ。
   先日、中古車を見てきたが、スバ
   ルの軽自動車で外観の良い車があ
   った。紙筒の前払い金も併せてど
   うにか手持ち現金で決済が出来そ
   うだ。早速、広告代理店に連絡を
   とって求人広告を入れてもらった。
   3人ほどの問い合わせがあり、一人
   が面接に来た。身長の高い色白の
   19歳の青年が静かに入ってきた。
   高校を卒業して一度就職したが都
   合で辞めてしばらく職探しいてい
   たという。おとなしいそうで真面
   目に見えた。目が歌舞伎役者のよ
   うな鋭さを持っていた。一通り、
   業務を見てもらい、実際にB0の
   青図を回転させで連続作業をやっ
   てもらった。案外、簡単にこなし
   た。土日祝は休み、平日は9時か
   17時までの条件等をメモして渡し
   た。すると、お願いしますと、の
   返事なので、こちらも十分と思っ
   たので即決となり、早速、明日か
   らの出勤となった。その日の夕方、
   総務の課長から呼び出されて行っ
   てみると先日の紙筒の見積もりの
   ことだった。1か月後の納品で20
   0本間違いなく納入出来るかの確
   認と見本を1本早急に持って来い
   との発注だった。前向きになって
   いるときは、色々、好転するもの
   だ。
   (次回に続く)

 

       23.初めての営業     

   紙筒の営業戦略の方針を考えた。
   確実に納入するためには、現在の
   納入価格の半値が望ましい。その
   ためにはメーカーへの一回の注文
   が2000本にしないと割が合わな
   い、こちらの納入は1回が200本
   なので10回分の在庫になる。納入
   先を早急に3社契約しない行き詰
   まる。それと、残りの在庫をどう
   管理するかだ。置き場所つまり倉
   庫が必要だ。これが一番の問題だ。
   高円寺のアパート生活は、最低限
   の生活なので預金が少したまった。
   営業の車も必要だし、ここは考え
   どころだ。そこで浮かんだアイデ
   アが紙筒メーカーに在庫を管理し
   てもらう、そうすれば先方も担保
   になるしこちらも浮気できない。
   そのためには、お土産が必要だ。
   毎回2000本の発注で前払い、発
   送は200本単位でで費用は当社負
   担。在庫管理費として年間10万円
   を別途支払う。早速郵便で依頼書
   を送ったと、同時に今お世話にな
   っている会社に見積書を提出した。
   (次回に続く)


      

       22.初めての接客      

   1週間程で紙筒メーカーからの見
   積書が届いた。500本で@980円
   1000本で@780円2000本で@
   480円だった。納期2週間。支払
   い初回発注時半額、納品時半額、
   その後は納品後10日以内。社名
   印刷(金文字)は、1本50円で
   本数に関係なく均一と記されて
   いた。今の納入価格が知りたい
   思ったので例の課長に相談する
   と、総務の課長が担当している
   事が分かった。
   この仕事を習いに来た時の指導
   してくれた課長さんだった。
   学校が休講の時、何度か焼き鳥
   でもと、思い声をかけたがタイ
   ミングが合わなかった。ある朝、
   早めに会社に向かって歩いてい
   ると先方に総務課長が歩いてい
   るのを発見、そこで追いかけて
   並んで時、挨拶といつも協力い
   ただいているお礼として飲食の
   誘いをはっきりと伝えた。
   ちょっとだけならと約束が取れ
   た。その夜、納入価格が分かっ
   た。
   (次回に続く)

 

   21.売上UPのヒントもらう 

   だんだん慣れてきて余裕が出てき
   たので、複写総合コンサルとして
   店名も考え名刺も作った。そんな
   ある日担当の課長から紙筒の話を
   聞いた。何でもB0サイズの原図
   は、作成にかなりの費用が掛かっ
   ているので遠方に航空便で送る時
   に使う紙筒が特注でわざわざ注文
   しているという。見本を預かって
   調べた見ると間にベニヤを入れて
   強度を上げていた。一本2000円
   位するらしい。これを安く作って
   売り込めば結構売れるという、ヒ
   ントをくれた。仕事の合間に紙筒
   メーカーを電話帳で調べると、埼
   玉県草加市の地域に工場が結構あ
   た。折を見て電話で確認すると一
   社だけ興味を示し見本が欲しいと
   いうのでヒントをくれた課長に相
   談して1本譲ってもらい、早速郵
   送した。仕事も切れ目なく受注で
   き、収入もかなり増えてきた。ふ
   っと、近い将来紙筒で営業をする
   かもしれない、そうすると青図を
   処理し各課に配達するバイトが必
   要になる、そうだ、募集してみよ
   うと、求人広告を見たり、広告代 
   理店に電話で相談したりしてみた
   。バイトの募集は案外簡単に出来
   ることが判った。
   (次回に続く)

 

       20.色々な仕事がある   

   建築会社の青図受注業務を毎日一
   生懸命こなし、依頼の部署へ配達
   を繰り返してるうちに担当者から
   色々相談を受けるようになった。
   製本とか、表紙の金文字打ちとか
   、事業計画書の印刷とか、結構仕
   事があるらしい。ある時、B5で
   50ページの印刷を50部作成の見
   積もりを提出した。すると、担当
   者が作業場まで下りてきて、見積
   もり通りでの印刷の発注の依頼を
   受けた。納期が2週間後、大変な
   のは、原稿をタイプする作業だ。
   早速、以前から紹介を受けていた
   タイピストに連絡したが、結構時
   間的に厳しいと色よい返事はもら
   えなかった。どうにかならないか
   と、粘ったら仲間に連絡とって半
   分引き受けてくれるらしいと。そ
   こで半分に関しては単価を上げる
   提案をしたら喜んで快諾してもら
   った。こちらとしては、初めての
   印刷受注なので利益より確実な予
   定通りの納品が重要なので、そ
   れを重視した。後は、校正と印刷
   製本である。その段取りも予定が
   立った。
   (次回に続く)
   

   19.バイト辞める     

   翌日、バイト先の会社に早速事情
   を説明し退社することを伝えると
   思ったより簡単に了承された。飛
   び込み営業のルートの引き継ぎを
   をして午前中で終了し、その日は
   久しぶりにのんびりと歌舞伎町を
   散策して楽しんだ。昼間から結構
   人がうろうろしている。さすが、
   東京の繁華街は一寸ちゅがうと、
   改めてて思った。学校が休講だっ
   たので、その日は、早めに高円寺
   に帰り近くの定食屋でいつものベ
   ーコンエッグ定食を食べてアパー
   トに戻ると、いつもの学生がすぐ
   入ってきて、談笑した過ごした。
   明日からは自己責任で仕事を請け
   負い夕方5時以降の仕事は、翌朝
   早く出勤し処理して各部署に配達
   する。結構忙しくなる予定だ。な
   にか心がワクワクしてとても素敵
   気分だった。
   (次回に続く)
   

   

    

      18.作業の講習受ける   

   バイト先の先輩の紹介の建築会社
   に約束の10時に着くと、7階建て
   の大きな建物だった。入口に黒塗
   りの高級車がとまっていて、駐車
   スペースも広かった。目的の部屋
   へ受付嬢の案内で行くと、担当者
   の男性が準備して待機していた。
   部屋のアンモニアの匂いが鼻につ
   いた。初めてなのできつかった。
   当時、建築図面を複写する方法は
   図面に光を当て用紙に光の当たら
   ないところがアンモニアに反応し
   て青色になり青図として普及して
   いた。午前中、担当の男性に丁寧
   に教えてもらいどうにかこなせる
   ようになった。一番大変なのは図
   面のサイズB0番で1m×1.5m位
   あり、これを50枚とかロールにな
   っている用紙に連続で回転させな
   隙間なく(用紙の無駄をなくす)
   焼き付ける作業だ。原図も費用が
   かかっているので破損できない。
   この作業が出来るまで少し時間が
   かかった。午後から各課の担当者
   が実際の仕事を持ち込み作業が始
   まった。時間がかかるので完成し
   たら配達する旨をつ伝えると、そ
   れぞれ喜んでくれて助かった。
        (次回に続く)

 

 

   17.独立の誘い受ける   

   学校・仕事もないある日曜日の午
   後、同アパートのよく遊びに来る
   学生から電話ですと、呼び出され
   た。その家族の電話を連絡先にし
   てもらっている。本当に有難い事
   なのだ。会社の先輩から夕食しま
   せんかと、珍しい誘いをもらった。
   暇だったので逢うことにした。
   高円寺の高架下の喫茶店で待ち合
   1時間ぐらい過ごした。その後、
   近くの中華屋さんで生ビール・餃
   子・ニラレバ―定食をご馳走にな
   りアパートに帰った。八百屋さん
   で果実を少し買って電話連絡のお
   礼としてあげた。アパートで少し
   酔ったので寝ころびながら先ほど
   先輩の話を思い出していた。新宿
   からそう遠くない大手建築会社の
   コピー(青図)の仕事を引く受け
   て独立しませんかと、いう内容だ
   った。その建築会社の片隅にすべ
   揃っている部屋があり社内のコピ
   ー(青図)を責任をもって処理し
   それ以外はフリーだという。一家
   族が生活できるぐらいの収入にな
   るという。勿論、出来高制である。
   飛び込み営業を繰り返して、いつ
   の間にか仕事を取ってくる姿を見
   ていて推薦できると、いうのだ。
   資金もかからなし、面白いかもし
   れないと、明日出社したら話そう
   とその夜は希望に燃えて床に就い
   た。
   (次回に続く)
   

       16.浮世の世界       

   学校が休みのある日、バイト先の
   社長から接待を受けた。歌舞伎町
   の待ち合わせ場所に行くと、すで
   に社長がたっていた。近くの和食
   やに入り世間話をしながらおいし
   くいただいた。刺身が特にうまか
   った。高級料理は始めてだったの
   全部がおいしかった。営業に専念
   させて、よかったと、労をねぎら
   ってくれた。こちらは、欲もなく
   ただひたすら飛び込みコースを回
   って御用聞きをしているだけなの
   だ。和食店を出ると綺麗な和服を
   着たお姉さんがいる店に入った。
   みんなきれいにお化粧をして、和
   服姿の人が大勢いて、入れ替わり
   隣について浮世の世界みたいな気
   分を2時間ぐらいさせてもらい、
   店を出た。すべて初めてなのでと
   にかく楽しかった。帰りのタクシ
   ー代までもらった。そして、社長
   を残して高円寺に向かった。大人
   の世界なのだ。
   (次回に続く)
   

 

    

       15.面白くなってきた  

   出社して名指しされた企業に指定
   時間に訪問する。担当者の話を聞
   くと東北地方の開発事業で10年間
   の予定で図面トレス・青図・印刷
   等大量に発生するので、協力企業
   として登録依頼の話だった。かな
   の予算と人出を伴うので帰社し社
   長に伝えて後は、会社に任せて、
   また、飛び込みの営業に専念した。
   毎日毎日訪問すると段々信頼され
   て色々見積もりの依頼が増えて、
   その中のいくつかは受注できた。
   噂で売り上げの1/3の仕事を取っ
   ていると、聞いた。信じられない
   ことだが20社から毎日のように受
   注が入るようになり実際の仕事は
   他の社員がやるので詳細は聞いて
   ないが印刷の仕事で300万円の受
   注もあったと聞いた。社長の限ら
   れた時間のバイトに営業専門で任
   せた戦略が良かったと思う。普通
   なら社内業務の簡単な仕事で使う
   ところを真面目なところを見抜い
   て営業に専念させたのだ。最初は
   ちょっと飛び込み営業は嫌だった
   が、仕事を取るつもりがなく訪問
   していると飛び込み先の担当者も
   警戒心がなくいろいろな会社を紹
   介してくれたり、社内のいろいろ
   仕事もお知えてくれた。いつの間
   にか飛び込み訪問会社が50社にな
   っていので2日間で回るルートに
   変更した。だだ飛び込むだけの営
   業なのに面白くなってきた。
   (次回に続く)

 

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