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夢王たちの宴ードラッグ戦争の痕でー■第10回

2013年04月29日 | キング・オブ・ドリーム--ドラッグウォー
夢王たちの宴ードラッグ戦争の痕でー■第10回
作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所
http://www.yamada-kikaku.com/

 ジェイは,チューターに運れられて、長い廊下を歩いていた。

「チューター、どうしたのだ。急に私を呼ぴだして」

「それがまったくわからないのです。あなたの言った事の対応で、呼
だされたのかしれません』

「私の言った事、いったい、」

「ジェイ、ゴルゴダシテイヘあなたを連れていけといったことですよ」

「私を、どこへゆくつもりかね」

「マスターの所です」

「だが、マスターは、すでに死んでいるのではないのか」

「いいえ、彼の残留思念は、まだ存在しているのです」
 ジェイとチューターは、光り輝く部屋の中に入った。

『ジェイ、ヨク来タネ』

威嚇的な声だった。しかしその場所には、ジェイとチューター二人以外にいは誰もいない。

「マスター、あなたはどこにおられるのです」
ジェイがたづねた。
しかし、マスターの姿は、まったく見えない。

『私ハ、マスター。そして「タワーシッブ」ソノモノガ、私ナノダ』

「どういう意味ですか」

「私ノ意識ハコノ「タワーシッブ」ダケデハナク、コノ「タワーシップガ存在シテイル世界ソノモノニモ、属シテイル、ノダ。ワカルカネ』

 「よけいにわかりりません。でも、マスター、ゴルテダシディヘ連れていってほしいのです」

『イイカネ、「ゴタゴダシテイ」ノ属スル世界ト、コノ私ノ世界トハ、マッタク相イレナイノダ』

「それでも、私はそこへ行きたいのです」

 急に、ジェイの体は、マジックハンドに、つかまえられていた。

「こ、これはどういう事です」

『君ヲ再度、分解シテ、シップノ胎室へ戻ス』

「なせこんな事を」

『君ニ、ジェイ・ポラードノ意識ヲ刷り込ンダノハ、私ノ本意デハナカ。
ソレユエ、ジェイ、キミノ記憶スベテヲ、フタタビ分解スル』

 ジェイの意識がまた混乱する。

(続く)
夢王たちの宴ードラッグ戦争の痕でー■第10回
キング・オブ・ドリーム-あるいは創造者の夢■
作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所
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