以前金型業をやっていた時にコンタマシンを使っていました
コンタマシンとはのこぎりの歯が丸くつながっていて電動で切る道具です
10cm角の金属を切るために使っていたのですがなかなか切れません
押しても押しても思うように進みません
押しすぎるとノコ刃に無理がかかり折れてしまいます
なので慣れていないと イライラしてきます
コツは切っている(切れている)ところは見ずに 金属の塊を置いたテーブルを見ます
すると 1ミリ程度ずつ来てて進んでいるのが確認できます
「ああ〜切れてる」とわかるので安心します。
しかし、刃物のと事と金属の接点を見ていると全く進んでないような感覚に陥りイライラしてしまうんです。
これって 物事も同じのような気がします。
「なんとかしたい」と焦るあまり 先に勧めたくて仕方なくなり焦ってしまう
だか、手元を見ればほんの少しでも進んでいるんですね
過去に テニスを教えていたときのことです
ご両親から預かったお子さん
最初 全く勝てません(当たり前)
テニスを始めたばかりで、試合に出てもどこにボールが来るかわからず「ぼーっと」していました
それが、1っヶ月 2ヶ月と時間が立つと上手くなってきます
試合も出るようになるとだんだんとコートの中で躍動を始めます
同じ年齢のお子さんと 技術的に離れていた差も縮まってきました
しかし、試合では勝てません(当然です)
ご両親は言いました
「随分 テニスらしくなってきましたね」と
半年後 今まで勝てなかった子にラリーも続きエースも取れるようになってきてます
すると、「試合中の集中力が足りない」とか「振り回させれ相手のペースに乗ってしまってる」などと
いかにも勝てる!何してる!と思うようになります
いやいや 待ってくださいと 言うことにしてます
「半年前おもいだしてください」「凄い成長してませんか?」と
すると、親御さんが冷静になって「そうですね」と
そうなんですよね。
段々と欲が先走って過去のことを忘れてしまうのです
これでは 選手本人はたまったものでは有りません
最初に見た シーンを忘れないようにしていただきたいと思います
地道に足元を見ると成長した証がしっかりあありますよ
お子さんも 頑張ってます
まずは「凄いね」って言葉から入りませんか?
褒めて育つって言うじゃないですか