2024年11月25日(月)晴れ
私は朝早くから勝連半島平敷屋(へしきや)に向かった。安慶名(あげな)でのバスの乗り換えがスムースにでき、早く着いた。
ホワイトビーチを眺める高台にあがった。9時。
陸軍岸壁にキャロリン・シュエストが停泊している。9:19
昨日24日、私は那覇軍港で見ている(当ブログ参照)。月曜になってここにきたのは、何の企みがあるのだろうか? 興味津々。
これか、これだ。9:21
「潜水艦母艦」AS39「エモリー・S・ランド」と原潜アレキサンドリア。原潜が小さく見えるが、お隣がでかいためだろう。
なお、私はsubmarine tenderを「潜水艦補給艦」と訳す(当ブログ参照)。
後部甲板のデッキの柵に青・白・赤の幕が巻かれている。何らかの儀式が行われるのだろう。
左側は米国海軍巡洋艦「レイク・エリー」だ。手前は自衛隊の掃海艇「ししじま」だ。9:22
「レイク・エリー」はまだいるのか。11月6日以降、ここで私は見てきた。
9:23 米国海軍キャロリン・シュエスト。今朝ここにきたと、ある人が教えてくれた。感謝。
ではじっくりと拝見。9:28
巡洋艦の甲板にヘリは出ていない。9:30
右奥のゲートから人が入っていく。
9:31 エモリー・S・ランドは全長198m、幅26m、満載排水量23369トン。でかいはずだ。
対して原潜アレキサンドリア(ロサンゼルス級)は110.3m。幅10m、6927トン。対艦・対地への攻撃型原潜だ。
9:40 後部甲板にビシッときめた制服姿の人たちが集合。何の儀式だろう。お祝い事?
9:41 この船は、11月22日に入ってきたようだ。
11月5日佐世保基地で確認されており(リムピース参照)、11月9日釜山に入港している。
http://www.rimpeace.or.jp/jrp/sasebo/sasebobase/241104sasebo.html
南南東の津堅島にはHOS・Resolutionはきていない。ここから約6km先の浜に、またくるはずだ。9:44
よしダブルで撮る。正確に言えば4隻。大きさを見比べて。9:45
左奥のレイク・エリーは巡洋艦で満載排水量9460トン、全長172.5m、幅16.76m。このエモリー・S・ランドのがっしりとした体型はすごいね。
この補給艦は潜水艦への補給に特化しているようだ。燃料・弾薬・食料等の補給と、潜水艦の乗員の宿泊施設もあるようだ。休養できる。あの狭い潜水艦の中に居て、何十日も海中に潜んでいれば、気が変になるだろう。これをカバーする意味合いは大きいだろう。潜水艦の作戦は常に機密作戦だから、そこいらの海洋で、こうしたドッキングはできない。ホワイトビーチのような前進基地の意味合いが大きく活きてくるのだろう。
そして、この無骨さは何だろう? 階段が多く、部屋数が多く、工作室がたくさんあるようだ。潜水艦の部品等の補充・更新。当然、整備士たちが乗っているだろう。
陸には観光バスが2台控えている。9:59
関西中央交通のバス(糸満市内に美ーちゅらー支社がある)。原潜の乗員が、これで街に降りるのだろう。休養だ。
私も一休みしたいが、仲間たちが偶然来た。事態をひととおり説明した。
中城保安署のMS03「かつれん」がやっときた。11:00
放射線調査船だ。原潜は核(原子力)発電だからだ。ちなみに私たちの位置とあそこまで約1000m。核発電は放射能漏れしないのか。100パーセント完封は、不可能だ。微量であれ、漏れているだろう。
原潜は、今停まっているが、外部電源に切り替えているのだろうか? それとも核発電中なのか。もちろん、電力を貯めるバッテリーがあるだろうが、どのぐらいの時間、それでまかなえるのか?
甲板上の儀式は終わったようだ。今、行っていたのは、11月5日佐世保・11月9日釜山~11月24日WB入港までの一連の演習のしめだったのだろうか。お疲れ様会。わからないが、何もないところで、公然と儀式を行うことはありえまい。彼等が安心できるここだから、儀式を公然と行えるのだろう。
11:22 後部甲板に誰も居なくなった。潜水艦には出入りしている。
ところで、補給艦の両サイドのレールは何か? これらはクレーンの移動レールなのだ。
11:56 勝連分屯地にニョキ。どうやら12式対艦ミサイルの発射機だろう。陸上自衛隊第7対艦ミサイル連隊が機動展開中だ。
嫌なブツを見つける私。
12:08 横柱の右上に、海軍警備艇。原潜等をまもっているようだ。
青いクレーン車両が入っていく。12:20
こういう小さな動きを見逃さないことは案外重要なのだ。
12:32 補給艦から潜水艦へ移動する人。潜水艦の上にも数名居る。
するとサシバが飛んだ。12:34
こういう追っかけならば、幸せなんだけどね。
人々の幸せは平和でなければ得られないよ。「殺す幸せ・殺される幸せ」なんて、ありえない。そう思いませんか?
クレーンが動いている。右側の原潜の左上。12:46
12:47 レイク・エリーでもクレーンが動いている。逆光で見えない。
12:50 エモリー・S・ランドのクレーンから垂直に垂れている。原潜の前方にハッチがあるようだ。
12:58 聳え立つクレーン。
13:06 クレーンから荷物が下ろされている。横柱の奥に海軍警備艇。機銃が見える。
ちなみに、もしも彼等がこちらを銃撃したら、ビュンビュンに届いてしまう距離。1500mもない距離だから。
13:08 荷下ろし作業が続いている。補給業務。
13:09 レイク・エリーの作業は終了のようだ。
13:11 クレーン作業が続いている。
13:14 両サイドのクレーンが動いている。岸壁から、エモリーへ、エモリーからアレキサンドリアへだろう。
13:14 左右のクレーンに荷物を吊している。小型のコンテナか? 潜水艦仕様のミニコンテナだろう。
重機が戻る。3台の車列。クレーン車の後ろに、2台。13:15
出港の準備だったのではないか。いつ出るのかはわからないが…。
13:18 クレーン作業が続いている。
金武湾(きんわん)方面から中城湾(なかぐすくわん)の東側を飛ぶ普天間基地のAH-1対地攻撃ヘリ。13:32
もう疲れた。一息入れる私。13:36
ソテツの葉の上を這うツル性植物。
14時前に私はここを離脱。今日は与勝高校まで海側を歩く。
児童公園をおりると、こう見える。13:59
T地路を右折。「通行止め」の看板が出ているが、歩行者の私は無視。
確かに陥没している。14:13
交通止めは致し方ないだろうが、うるま市は復旧工事をしないのか。
この左上に人家がある。
振り返る。14:13
陸軍岸壁にキャロリン・シュエスト、奥の海軍岸壁にエモリー・S・ランドと、アレキサンドリア。
14:13 全長198mと、原潜110mの差。斜め45度くらいの位置からだ。
いつのまにかこんなに見えるようになっていたとは!
いや、近い。14:18
動きなさそうだ。
潜水艦の上に多数の工員。整備作業をやるのだろう。14:18
14:20 左奥は津堅島。
海軍岸壁の左側に、海自沖縄基地隊の掃海艇「ししじま」。14:22
14:23 潜水艦補給艦の後部。この甲板なら、ヘリが1機離着陸できそうだ。
14:23 作業中だね。
さてと。与勝高校の脇にきた。
こう見えるのだ。14:52
ただし、路上でやたらと撮るのは危険です。大型トラックが通るから。
勝連分屯地。新しい兵舎。14:55
14:55 勝連分屯地と与勝高校。近いのだ。2、300mぐらいじゃないか。もしものときは、確実に危ねえ!
電柱が邪魔すぎるが、やむおえない。
バス路まで下ります。
平安名から安慶名へ。
大変お疲れ様でした。