はぐくみ幸房@山いこら♪

「森を育み、人を育み、幸せ育む」がコンセプト。株式会社はぐくみ幸房のブログです。色々な森の楽しさ共有してます♪

カシノナガキクイムシ サクラに穿孔

2020年08月14日 | 樹木の病気・森林被害のお話

 ナラ枯れ被害を引き起こす「カシノナガキクイムシ」(以下、カシナガ。)。

 コナラやクヌギ、ウバメガシ、アラカシなどのブナ科樹木に穿孔しますが、実は、間違って(なのか?)、ヤマモモやソメイヨシノなどに穿孔し、そのまま死んだりしています。

 

 ソメイヨシノに穿孔し、樹液に取り込まれてしまったカシナガ。

 

 フウに穿孔し、樹液で固められてしまったカシナガ。

 

 アラカシに穿孔したものの、やはり、樹液でガードされてしまったカシナガ。

 

 カシナガに穿孔されたコナラやウバメガシなどの近くにあるソメイヨシノは、間違って穿孔されていることも多々あります。

 ちなみに、穿孔されたソメイヨシノやフウは枯れません。

 

 もし、幹から樹液が流れているソメイヨシノを見つけたら、観察してみてください。

 きっと、樹液に埋もれたカシナガを見つけることが出来ると思います。

 でも、カシナガ以外の虫で、サクラに侵入する「コスカシバ」という虫もいます。

 その子は、サクラの害虫です(>_<)。

 カシナガは樹液が出るだけ、コスカシバは樹液と虫糞が出ているので、一目瞭然・・・だと思います(^_^;)

 

※2015年8月の記事を再編


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ナラ枯れ ブナ科樹木萎凋病 | トップ | ニホンマムシ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

樹木の病気・森林被害のお話」カテゴリの最新記事