秋の紅葉シーズンが近いので、昨年10月下旬に行った群馬県の尼ヶ禿山を紹介しておこう。
最初から最後まで紅葉と黄葉の中のハイキングだった。
ただ、アクセスの公共交通がないのでマイカーが前提になる。
たんばら高原はスキー場があるので立派な舗装道路がある。たんばら高原にはいると左下に玉原ダムと玉原湖が見下ろせる。
その先で右に上がっていくのがスキー場への道。そこを上がらずに先へと進むとビジターセンターのような建物と駐車場がある。
トイレもあるが、食堂などは今は営業していないようだ。
9時20分、駐車場に車をとめるともうそこは別世界!
たんばら高原には人工の植林地はほとんどない。天然の針葉樹林も少ないのでまさに全山紅葉の世界となる。
駐車場からはゆるやかに下って玉原湿原へとむかう。今日は二人の女性をご案内だ。
湿原の入口には小さな祠があって鳥居もある。十二宮神社というらしい。
湿原にむかって紅葉の森へと入っていく。この日はいい天気で最高の気分。
湿原に入ると視界が開け、周囲の紅葉の森が見渡せる。湿原には鹿などから植物を守るためのネットが設置されていた。
草モミジが暖かいじゅうたんのようだ。
湿原をはなれ、尼がはげ山へと森の中へと入っていく。
湿原が標高1200mくらいで、尼ヶ禿山が1466m。標高差はわずか260mあまり。しかもあまり急な所はない。
一度東大のセミナーハウスの傍を通る、その辺は広場のように整備されている。
その先からいよいよ尼ヶ禿山ののぼりとなるがあまりきついところはないので心配はいらない。
山頂が近づくと左手、南側の視界が開ける。見下ろす世界は一面の黄葉の森だ。
10時55分、山頂に到着。出発から1時間半だ。
斜面の森にはいろいろな木が生えているらしく、黄葉、紅葉いろとりどりだ。
尼ヶ禿山を下って、こんどは北側の山に登っていく。そこはブナの巨木が林立するブナ平だ。
岩の上に落ちた樹木の種がコケの上か岩の割れ目で芽をだし、必死で根を伸ばして生き抜いてきたのだ。
これはブナ地蔵と呼ばれている。ブナの根がコブのようになってお地蔵さんが並んでいるように見える、といえばそう見えなくもない(笑)。
もう説明はやめよう。
午後2時、ブナ平からセンターハウスと玉原湿原の中間の道に戻ってきた。もう駐車場は近い。
マイカーを利用できれば、自然に恵まれ、高低差も少なく、道もはっきりしていて心配がない。10月中旬すぎがピークだと思う。
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