今日は小朝師匠がいわきに来てくれた。
アリオス大ホール最前列中央寄りの席。
隣にはご年配の女性4人組。
私が席に着くなり、「すいませんねぇ。おばあちゃんばっかりで。」と言われた。
その方たちは、
「こんなに前の席で、小朝さんに話しかけられたらどうしよう?」
「大丈夫だよ、綾小路きみまろじゃないんだから」
なんて言っていた。
そして小朝師匠の洒落や下ネタを聞いて大声で笑うので、なんだか俺も朗らかな気分になれたのだった。
演目は「代書屋」、「荒大名の茶の湯」、「抜け雀」。
小朝師匠の魅力は、豊かな知識で「ほほぅ」とうならせるマクラ、江戸っ子のように早口で、流れるように出てくる言葉にあると思う。
真打になって35年。昨年の大河ドラマ「軍師官兵衛」で演じた明智光秀は、これまで見たどの明智光秀よりも、揺らいだ気持ちをうまく表現していたと思う。
これからますます磨きをかけてほしい。
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