いわき市のおやじ日記

K流釣り、K馬、そして麺食いおやじのブログ。
山登り、読書、映画、陶芸、書道など、好きなことはいろいろです。

猿の惑星

2014年09月23日 | 映画

午前中に「猿の惑星:創世記」の録画を観、午後は映画館で「猿の惑星:新世紀」を観た。

 

新世紀の感想。

 

強い者は相手を包み込み共存を図ろうとするが、弱い者ほど好戦的であるという、

現代の人間に対する痛烈な皮肉、戦争に対する絶望がよく描かれていた。

 

猿のボス「シーザー」が、熊に襲われた息子猿に対し、「考えてから動け」と言っていたが、

以前、「動いてから考えろ」と全く逆のことを言っていた俺の上司の言葉を思い出した。

どっちが正しいかという議論は置いておく。

娯楽映画であるが、それなりのメッセージがあり、大変面白く見ることができた。

 

創世記、新世紀は、第1作「猿の惑星」の前日譚。しかしまだ第1作までは繋がっていなかった。

次の作品あたりで繋がりそうだが、アメリカ映画って「スターウォーズ」と言い、「ロード・オブ・ザ・リング」といい、三部作が好きだね。

 

ところで、人間は猿が進化したものなんだろうか?

大作家、遠藤周作先生はこう書いておられる。

「もし人間が猿の進化したものなら、織田信長や秀吉の時代の猿の子孫は、現在は幾分は人間らしい体つきや容貌に変わっている筈なのに、そういう半人間、半猿の顔をしたエテ公は動物園に行っても絶対に見当たらない。夜なかなど眼をさまして、なぜだろうとこの問題を案ずるのだが、一向に解決がつかない。」(「眠れぬ夜に読む本」の中の「生命は宇宙から来た」より)

眠れぬ夜に読む本 (光文社文庫)
遠藤周作
光文社

なるほど。この謎は俺にも解けない。誰か教えてください。

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