有頂天をビルボードライブ東京で観る/聴く
そんな日が来るとは思わなかった。
まあ、解散した頃にはまだ、
ビルボードライブ東京はなかったけれど。
着席で観る有頂天。
これも初めてではないか。
座席のあるホールLIVEでも、
1曲目から総立ちだった。
第一部の1曲目は『ラッキーさん』
スタンディングのLIVEなら、
会場全体がタテノリ必至の曲。
でも、着席。
その後も、
『でっかち』だの『MEANING OF LOVE』だの『心の旅』だの
『君はガンなのだ』だの『オードリーヘップバーン泥棒』だのが連発されるも、
着席。
着席したまま上半身だけでノリ、拳を突き上げる様は、
後方の席から見ていると、
まるで○○○○○な人限定ライブのような奇妙な光景だった。
とはいえ、
新宿LOFTで2時間3時間のLIVEを立ちっぱなしで観た後、
毎回腰が痛くてぎごちない歩きで歌舞伎町を去る僕にとっては、
着席スタイルはありがたい。
中央後方の席をとったので、ステージ全体が見渡せたのもいい。
(前の方の座席が決していいとは思えない。
第二部、整理番号が比較的早めでまだ前の方も空いていたのだが、
前から3ブロック目のテーブルの一番前、通路に面した席にしてもらった。
見渡しもいいし、通路に足を伸ばせるのもいい)
それはさておき。
今回のLIVEの白眉は、
第一部第二部ともにパーカッションとサックスのゲストを入れて演った
『カフカズ・ディック』
最高。
この会場、
最後の曲の前にステージ後ろの幕が開き、
夜景が広がるという演出がある。
幕が開いた瞬間、
ガラス壁の外に誰か貼り付いていたら面白いのに。
上から誰か落ちてきたら面白いのに。
いつもそう思ってしまうし、
そう思っている人も多いのではないか。
試みたことあるアーティストいるのかなあ。