Z試論
試論なんちゃって!
「おやじ男優Z」熊本上映会の宣伝が大袈裟にアカデミックになちゃったよ。「なんちゃって」のつもりです。(一回書き終えて、書き直しました!)
今回の宣伝は面白い。とりわけ「ピンク映画」「アダルトビデオ業界」「汁男優とは?」のフレーズに眉間に皺を寄せる人たちがいます。
それは嘗て「あなたたちの演劇はどのようなものですか?」と問われ、「はい、アングラです。」と答えた時と同じ反応のように思います。あ~、懐かしい!・・・この質問は新聞やテレビの方からでした。「?、ふふふ。」取材の仕方がガサツですね。(笑)今は電話やメールでの問い合わせが来ます。「一回、会いましょう!」と言わずにはおれません。
元来、表現ジャンルに於いて「偏見や差別」はつきものだった。とりわけ、性の表現に至ると「汚らしい。」「怪しい。」と誤解している自分たちを健全と思っている人たちに見られる。
それが「芸術的」「権威あるもの」に評価されると手のひらを返したように認められる。ここには主体的評価などなく、他人の評価で右往左往しているに過ぎない圧倒的多数の感覚なんです。
であるからにして、この宣伝活動はやる気満々になります。
さて「Z」とは?日本語ひらがなでは「ん」にあたる。つまり、最後の文字記号です。・・・後がない。崖っぷち。どん底。
借金に追われ家族離散のオヤジ、福島の原発爆発で仕事を失い出稼ぎを余儀なくされたオヤジ、社長の後継者が婿養子であるために悶々として家出したオヤジ、そのオヤジたちがAV業界で生き抜いている姿は見ようによっては滑稽で悲しいのです。反面、他人の苦労や不幸が井戸端会議で「あの人は!」と後ろ指をさして優越感を味わう人たちもいます。同時に、自分を「Z」と思い込んでいる人たちも沢山います。つまり「立ち場」の認識に違いが出てくる訳です。「Z」は私もその一人でしょう。いつも崖っぷち。倒れる恐怖に怯えております。だが、「Z」の先を探します。どん底から見えてくるのは勇気や希望です。諦めないこと。
この映画ではダメオヤジたち男三人所帯に売れっ子AV女優が転がり込んでくるところからドラマチックに転がります。自分たちの娘のように年が離れたAV女優が天使のように見えてしまうから面白い。下心もいやらしさもない。純なこころが浮かび上がってきます。ここには最後まで天使として、悲しみも強さも貫いてしまう物語の力強さがあり、ラストの感動場面につながります。
「Z」の先とは?・・・これは見てのお楽しみ!まさかの「人情」が大きく見えてくるのです。
熊本の皆さま、九州の皆さま、ビデオ販売はされておりませんので足を運んで見るしかありません。九州初上映です。小倉でも上映されます。私は熊本ー小倉をはしごします。
(注)写真は夢桟敷の札幌公演のものです。何と、神戸からこの映画の関係者さん=空乃先生が熊本公演につづき、4回目の観劇をしてくれました。同じ時期に「おやじ男優Z]原作者=有末剛氏のイベントが札幌で開催されて行われていたのです。
■
本日(金)は公開演劇ワークショップです。外部から2名の参加者あり!
テキストは前回公演した「ねじ式」の一部を使います。即興劇の前段階的な基礎トレーニングになります。会場は亀井公民館(熊本電鉄亀井駅裏)。時間は18:00-21:30です。
■
「おやじ男優Z」熊本上映会を支持、協力をさせて頂いております。
熊本上映会&トークイベント
6月27日(土)18:30開場 19:00上映
6月28日(日)13:30開場 14:00上映
会場:ギャラリーADO
熊本市中央区河原町2問屋街
予約問合せ:096-352-1930(ADO)
料金:2000円
ゲスト
監督◎池島ゆたか
主演◎なかみつせいじ(熊本出身です!)
脚本◎五代暁子
http://blog.goo.ne.jp/yamanami-4/e/49532ba8cd56b810fc28cfc43bb68e74
試論なんちゃって!
「おやじ男優Z」熊本上映会の宣伝が大袈裟にアカデミックになちゃったよ。「なんちゃって」のつもりです。(一回書き終えて、書き直しました!)
今回の宣伝は面白い。とりわけ「ピンク映画」「アダルトビデオ業界」「汁男優とは?」のフレーズに眉間に皺を寄せる人たちがいます。
それは嘗て「あなたたちの演劇はどのようなものですか?」と問われ、「はい、アングラです。」と答えた時と同じ反応のように思います。あ~、懐かしい!・・・この質問は新聞やテレビの方からでした。「?、ふふふ。」取材の仕方がガサツですね。(笑)今は電話やメールでの問い合わせが来ます。「一回、会いましょう!」と言わずにはおれません。
元来、表現ジャンルに於いて「偏見や差別」はつきものだった。とりわけ、性の表現に至ると「汚らしい。」「怪しい。」と誤解している自分たちを健全と思っている人たちに見られる。
それが「芸術的」「権威あるもの」に評価されると手のひらを返したように認められる。ここには主体的評価などなく、他人の評価で右往左往しているに過ぎない圧倒的多数の感覚なんです。
であるからにして、この宣伝活動はやる気満々になります。
さて「Z」とは?日本語ひらがなでは「ん」にあたる。つまり、最後の文字記号です。・・・後がない。崖っぷち。どん底。
借金に追われ家族離散のオヤジ、福島の原発爆発で仕事を失い出稼ぎを余儀なくされたオヤジ、社長の後継者が婿養子であるために悶々として家出したオヤジ、そのオヤジたちがAV業界で生き抜いている姿は見ようによっては滑稽で悲しいのです。反面、他人の苦労や不幸が井戸端会議で「あの人は!」と後ろ指をさして優越感を味わう人たちもいます。同時に、自分を「Z」と思い込んでいる人たちも沢山います。つまり「立ち場」の認識に違いが出てくる訳です。「Z」は私もその一人でしょう。いつも崖っぷち。倒れる恐怖に怯えております。だが、「Z」の先を探します。どん底から見えてくるのは勇気や希望です。諦めないこと。
この映画ではダメオヤジたち男三人所帯に売れっ子AV女優が転がり込んでくるところからドラマチックに転がります。自分たちの娘のように年が離れたAV女優が天使のように見えてしまうから面白い。下心もいやらしさもない。純なこころが浮かび上がってきます。ここには最後まで天使として、悲しみも強さも貫いてしまう物語の力強さがあり、ラストの感動場面につながります。
「Z」の先とは?・・・これは見てのお楽しみ!まさかの「人情」が大きく見えてくるのです。
熊本の皆さま、九州の皆さま、ビデオ販売はされておりませんので足を運んで見るしかありません。九州初上映です。小倉でも上映されます。私は熊本ー小倉をはしごします。
(注)写真は夢桟敷の札幌公演のものです。何と、神戸からこの映画の関係者さん=空乃先生が熊本公演につづき、4回目の観劇をしてくれました。同じ時期に「おやじ男優Z]原作者=有末剛氏のイベントが札幌で開催されて行われていたのです。
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本日(金)は公開演劇ワークショップです。外部から2名の参加者あり!
テキストは前回公演した「ねじ式」の一部を使います。即興劇の前段階的な基礎トレーニングになります。会場は亀井公民館(熊本電鉄亀井駅裏)。時間は18:00-21:30です。
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「おやじ男優Z」熊本上映会を支持、協力をさせて頂いております。
熊本上映会&トークイベント
6月27日(土)18:30開場 19:00上映
6月28日(日)13:30開場 14:00上映
会場:ギャラリーADO
熊本市中央区河原町2問屋街
予約問合せ:096-352-1930(ADO)
料金:2000円
ゲスト
監督◎池島ゆたか
主演◎なかみつせいじ(熊本出身です!)
脚本◎五代暁子
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