低山帯〜山地帯のやや湿り気のある沢沿いや河畔の樹林内を好んで生育し小群落をつくる多年草である。偽球形は地下浅くやや離れて数個が横に連なって付き、葉は皮質で 3 本の主脈が目立つ。開花後、葉は枯れて秋に新葉を出し越冬する。花茎は30 〜 50㎝。茎頂に穂状に垂れ下がった淡紫色の花をつける。唇弁は長さ3㎝で紅紫色の斑紋がある。稀にシロバナの花を見ることがある。東部富士五湖地方および山梨県東部を主に生育しているが個体数はあまり多く無い。
2018年山梨県カテゴリー: 絶滅危惧Ⅱ類(VU) 2005年山梨県カテゴリー:準絶滅危惧(NT) 2017年環境省カテゴリー:なし
サイハイラン 2023年5月 北杜市で撮影
サイハイランの花。垂れ下がった薄紫色の花を多数付ける。
下唇弁は赤紫色が強く上萼片は薄いピンク色~白色。
群生するサイハイラン 2023年5月 上野原市で撮影。 この場所のものは植栽だと聞いている。
ピンク色のサイハイラン
白っぽいサイハイラン
下唇弁まで白い白花のサイハイラン 2022年6月 東部富士五湖地方で撮影
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