山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

割れなかった高下のダイヤモンド富士  令和1年12月24日

2019年12月24日 | ダイヤモンド富士
 冬至を過ぎて高下のダイヤモンド富士も折り返し点を過ぎた。14日に初日を迎えてから富士山が見える日は数回あったが白山岳でチカリと太陽が割れてくれるような空気が澄んだ日は1日も無かった。前日夜に降った雪が止み、この日は深夜から富士山が姿を現していた。衛星画像で雲の様子を見ても朝は狙い目になるはずである。未明5時半に起きて外を見ると星が輝いているが、甲府の町灯りは霧の中に霞んでいる。しかし、富士山ライブカメラを見てみると朝霧高原では綺麗に富士山が見えている。これならば高下からならば富士山が見えるはずだ。甲府盆地を覆った霧を抜け出て高下まで行くと、思った通り綺麗な富士山が姿を現していた。


    高下から見る朝の富士山。少し霞が入っているがかなり綺麗に見えている。


    570㎜望遠レンズをセットする。思っていた以上に雪煙が多い。


    もう1台、200㎜望遠。

 2台のカメラに望遠レンズをセット、もう1台は標準レンズでダイヤモンド富士を追いかける。最初に富士山を見た時は今日は行けそうだと思ったのだが・・・富士山山頂を流れる雪煙が多く、特に白山岳周辺は厚く棚引いている。さて、白山岳から昇るダイヤモンド富士は割れてくれるのかどうか?

 570㎜望遠レンズ画像






 200㎜望遠レンズ画像





 残念ながらこの日もまた雪煙に阻まれて割れるダイヤモンド富士は輝いてくれなかった。位置は良かったと思うのだが、なかなか良い天候に恵まれない。


    標準レンズで撮ったこちらの画像のほうが美しい。


    高下のダイヤモンド富士。ほとんどのカメラマンがこんな画像を狙っているのだと思う。


    高下に至る途中の道路脇から見る富士山。直下に霧が湧いてそれなりに幻想的な景色になった。


    甲府盆地はまだ霧に巻かれている。向こうに見えるのは大菩薩連邦。

 中部横断道を使って甲府に戻るが、少しだけ時間があったので敷島運動公園に立ち寄る。


    敷島運動公園から見る茅ヶ岳(左)と曲岳(右)。


    梅畑越しの霧に霞む甲府盆地と富士山。


    霧の甲府盆地と富士山。

 雪が降った後で空が晴れたと思えば今度は雪煙に邪魔されて割れるダイヤモンド富士ならず。高下の白山岳ダイヤモンド富士は残すところあと4日ほど、今年も割れるダイヤモンド富士は撮影出来ないのかも知れない。
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