亜高山帯の草地や林床に生育する多年草である。根は紡錘状に肥厚し大きな根に無性繁殖体(ラメット)を作る。茎は高さ25 〜 50㎝で、中部に2 〜 3 個の葉があり、上部のものは苞葉となる。茎の下方につく広楕円形の2~3枚の大きな葉が一番の特徴で、長さ10 〜 20㎝、巾 3 〜 8㎝くらいである。花は黄緑色で穂状花序に淡緑色の小さな花を密につける。背萼片と側花弁は兜状になり、側萼片はやや後ろに反り返る。唇弁は長さ5㎜内外、基部で 3 裂し、距は長さ7 〜 9㎜。花期は 7 ~ 8 月。山梨県では富士山麓に生育しているが、八ヶ岳でも発見された。個体数は非常に少ない。
2018年山梨県カテゴリー :絶滅危惧ⅠA 類(CR) 2017年環境省カテゴリー:絶滅危惧Ⅱ類(VU)
ヒロハトンボソウ 令和3年7月 八ヶ岳で撮影
黄緑色の小さな花を密に付ける。
基部に付く広楕円形の大きな葉が特徴的である。
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2018年山梨県カテゴリー :絶滅危惧ⅠA 類(CR) 2017年環境省カテゴリー:絶滅危惧Ⅱ類(VU)
ヒロハトンボソウ 令和3年7月 八ヶ岳で撮影
黄緑色の小さな花を密に付ける。
基部に付く広楕円形の大きな葉が特徴的である。
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