3泊4日の予定で池山吊尾根を経由しての北岳登山であるが、そのうちで本日がいちばん長くて辛い行程である。20㎏近い荷物に三脚をカメラを持っての山歩きなので相当疲れるのは必至であろう。花を撮影しながらということもあるのだが、私の足だと10時間で北岳山荘に到着出来れば良いほうなのではないかと思う。朝5時前には目を覚まして食事をとり、6時に池山小屋を出発する。
池山吊尾根のシラビソとツガを主体とした樹林帯。シラネワラビが群生している。
登山ルートは明瞭だが結構な急登も何ヶ所かある。
ミツバオウレンかと思っていたが葉っぱが5枚のものも混じっている。これはコガネイチゴであろう。
ミヤマカラマツであろう。
樹林帯の林床にはコフタバランがたくさん花を咲かせていた。
群生していたコフタバラン
花を咲かせていたキソチドリ
キソチドリの花。距が長く下向きに曲がる。上萼片は長めでバンザイするように開き、時として捻れる。
見たかったのがこの白いイチヨウラン
標高2,200mを越えたあたりからこのようにホクロの無い白いイチヨウランが見られることがある。
別株
今回見たものは小さな斑点が入っているが、完全に真っ白なものもある。その年の気温によるのではないかと思う。
森林限界を超えて一気に展望が開ける。
鳳凰山
富士山は大部分が雲に隠れてしまっている。
ハクサンシャクナゲと鳳凰山
チョウジコメツツジの群落
ピンク色の濃いチョウジコメツツジ。花弁は4枚、雄しべは4本。
タカネニガナ。後ろに見えるのは農鳥岳。
間ノ岳と農鳥岳
富士山が見えてきた。
やっとボーコン沢の頭に到着。
北岳の眺望が素晴らしい。
チシマギキョウ。背景は北岳。
真っ赤な花が付いている。これはオオバスノキと思われる。
真っ赤な花が付いているハイマツの雄花。叩くと黄色い花粉が舞う。
チングルマ、コイワカガミ、アオノツガザクラ3種揃い踏み
シコタンソウの群生があちらこちらで咲いている。
八本歯の頭からコルへの下りは高度感がたっぷりで傷んだロープが頼りなく、疲れた足で下りるのはスリルを越えた恐怖感があった。八本歯のコルからハシゴを登って岩場を過ぎれば、様々な花が咲き誇るトラバース道である。時刻は午後3時を過ぎてしまったが、豊富な花があるのでとても急いで北岳山荘に到着しようという気にはなれない。
八本歯のコルのハシゴの脇に咲いていたアカイシミヤマクワガタ
岩の下に咲いていたイワヒゲ
探していたクモマスズメノヒエはこれでもかというくらいにたくさん生えていた。
小型のカラマツソウの仲間が咲いている。葉は見たことがあるが花が咲いているのは初めて見る。
これは探していたヒメカラマツ。こんなところで出会えるとは驚きである。
小さなツメクサの仲間。
これは小型のホソバツメクサか?それとも別物?
きわめて小型である。
岩の隙間に生えるミヤマムラサキ
ミヤマムラサキの群生
判別の難しいハタザオの仲間
茎や葉には星状毛がたくさん生えている。
種を見てみると平べったくて真ん中の幅が広い。
これはハクホウナズナ(キタダケナズナ)ではないかと思う。
別のハタザオの仲間
葉が茎を抱いており、これはウメハタザオと思われる。
花を期待していたクロミノウグイスカグラだったが・・・
既に結実していた。
トラバース道の道沿いを花やシダを探しながらじっくりと歩いたこともあるのだが、テント泊予定地の北岳山荘に到着したのは午後6時近くになってしまった。小屋番の方には心配をかけてしまい申し訳ないことをしたが、初めて見る植物を何種類も見ることが出来た。足がかなり疲れてしまい、明日予定している間ノ岳側の散策には支障が出てしまいそうである。その前に、今晩から天気が荒れ模様となり、明日は暴風雨に見舞われそうである。おそらく、明日の宿泊予定地の北岳肩の小屋に移動するのが精一杯ではないだろうか?テントを張る頃には風が吹き出し小雨が降ってきた。明日はどうなることやら?
池山吊尾根のシラビソとツガを主体とした樹林帯。シラネワラビが群生している。
登山ルートは明瞭だが結構な急登も何ヶ所かある。
ミツバオウレンかと思っていたが葉っぱが5枚のものも混じっている。これはコガネイチゴであろう。
ミヤマカラマツであろう。
樹林帯の林床にはコフタバランがたくさん花を咲かせていた。
群生していたコフタバラン
花を咲かせていたキソチドリ
キソチドリの花。距が長く下向きに曲がる。上萼片は長めでバンザイするように開き、時として捻れる。
見たかったのがこの白いイチヨウラン
標高2,200mを越えたあたりからこのようにホクロの無い白いイチヨウランが見られることがある。
別株
今回見たものは小さな斑点が入っているが、完全に真っ白なものもある。その年の気温によるのではないかと思う。
森林限界を超えて一気に展望が開ける。
鳳凰山
富士山は大部分が雲に隠れてしまっている。
ハクサンシャクナゲと鳳凰山
チョウジコメツツジの群落
ピンク色の濃いチョウジコメツツジ。花弁は4枚、雄しべは4本。
タカネニガナ。後ろに見えるのは農鳥岳。
間ノ岳と農鳥岳
富士山が見えてきた。
やっとボーコン沢の頭に到着。
北岳の眺望が素晴らしい。
チシマギキョウ。背景は北岳。
真っ赤な花が付いている。これはオオバスノキと思われる。
真っ赤な花が付いているハイマツの雄花。叩くと黄色い花粉が舞う。
チングルマ、コイワカガミ、アオノツガザクラ3種揃い踏み
シコタンソウの群生があちらこちらで咲いている。
八本歯の頭からコルへの下りは高度感がたっぷりで傷んだロープが頼りなく、疲れた足で下りるのはスリルを越えた恐怖感があった。八本歯のコルからハシゴを登って岩場を過ぎれば、様々な花が咲き誇るトラバース道である。時刻は午後3時を過ぎてしまったが、豊富な花があるのでとても急いで北岳山荘に到着しようという気にはなれない。
八本歯のコルのハシゴの脇に咲いていたアカイシミヤマクワガタ
岩の下に咲いていたイワヒゲ
探していたクモマスズメノヒエはこれでもかというくらいにたくさん生えていた。
小型のカラマツソウの仲間が咲いている。葉は見たことがあるが花が咲いているのは初めて見る。
これは探していたヒメカラマツ。こんなところで出会えるとは驚きである。
小さなツメクサの仲間。
これは小型のホソバツメクサか?それとも別物?
きわめて小型である。
岩の隙間に生えるミヤマムラサキ
ミヤマムラサキの群生
判別の難しいハタザオの仲間
茎や葉には星状毛がたくさん生えている。
種を見てみると平べったくて真ん中の幅が広い。
これはハクホウナズナ(キタダケナズナ)ではないかと思う。
別のハタザオの仲間
葉が茎を抱いており、これはウメハタザオと思われる。
花を期待していたクロミノウグイスカグラだったが・・・
既に結実していた。
トラバース道の道沿いを花やシダを探しながらじっくりと歩いたこともあるのだが、テント泊予定地の北岳山荘に到着したのは午後6時近くになってしまった。小屋番の方には心配をかけてしまい申し訳ないことをしたが、初めて見る植物を何種類も見ることが出来た。足がかなり疲れてしまい、明日予定している間ノ岳側の散策には支障が出てしまいそうである。その前に、今晩から天気が荒れ模様となり、明日は暴風雨に見舞われそうである。おそらく、明日の宿泊予定地の北岳肩の小屋に移動するのが精一杯ではないだろうか?テントを張る頃には風が吹き出し小雨が降ってきた。明日はどうなることやら?
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