山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

オオヒョウタンボク(スイカズラ科)

2021年08月18日 | スイカズラ科
 本州中部の亜高山帯~高山帯下部の低木林に生育する落葉低木である。高さは1 ~ 2mほどで枝の髄は中実。葉は対生し、長さ5 ~ 14㎝、幅 3 ~ 5㎝の楕円形~長楕円形で先は尖る。葉腋から花の主脈に沿って花柄を伸ばし、2 個ずつ花をつける。花冠は長さ約 1.3㎝ほどで、上部が2裂して唇形となり、上唇はさらに浅く4裂する。花は 7 ~ 8 月。山梨県では北岳周辺に生育しているが個体数はあまり多く無く、柔らかい葉は鹿の食害を受けている。

 2018年山梨県絶滅危惧ⅠB 類(EN) 2017年環境省(-)


    オオヒョウタンボク 令和3年6月 北岳で撮影


    オオヒョウタンボクの白い花


    葉は柔らかく、鹿の食害を受けている。

 ⇒山梨県の絶滅危惧のスイカズラ科植物一覧

 ⇒山梨県の絶滅危惧の植物 ~科別分類~

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