山梨県から富士山頂に沈むウィルタネン彗星を撮影するのは困難となったが、四方を山に囲まれた甲府盆地は他にも格好の良い山がたくさんある。そのひとつが甲斐駒ケ岳で、格好良い三角錐を描く姿は富士山にも劣らない容姿である。甲斐駒ケ岳山頂付近を舞うウィルタネン彗星を見るために軌道を計算して撮影に適している韮崎市郊外にある銀河鉄道公園を訪れた。甲斐駒ケ岳山頂に沈んで行くのが未明3時45分ごろなので2時15分に起床して現地を訪れる。
銀河鉄道公園から見る南アルプス。右側の三角錐が甲斐駒ケ岳。その上にプレアデス星団(スバル)が輝いている。
55㎜レンズで捉えた甲斐駒ケ岳。左上にぼんやりと輝いているのがウィルタネン彗星。
17㎜レンズでも彗星を捉えることは出来るのだが、ぼんやりとした輝きなのでやはりあまり良い景色にはならない。赤道儀で追尾しながらの撮影も考えたが時間的にセットする余裕が無く、望遠レンズ装着してIso感度を上げてワンショットでの撮影を試みる。
200㎜望遠、2.5秒でシャッターを切る。3秒を越えると彗星が流れて変形してしまう。Iso8000まで上げないと撮れない。
山頂に迫るウィルタネン彗星。Iso8000ではいろいろと画像処理してもやはりノイズが多く画像が不鮮明である。
こちらは300㎜望遠。F5.6のやや暗いレンズなので3.2秒でシャッターを切るが、やはり星が変形する。画像もきわめて不鮮明である。
同じく山頂に迫る彗星
予想はしていたが、やはりこの彗星をワンショットで撮影するのはかなり難しい。赤道儀で追尾してコンポジット合成するしか無いように思うが、残念ながら今のところそのような技術は持ち合わせていない。
ふたご座流星群にはまだ早いのだがもう流れてもおかしくは無いので2台のカメラをインターバル撮影にセットし、2時間ほど撮りっぱなしにして車の中で仮眠することにする。
比較的大きな流星が流れた。
もう1台のカメラではセットが終わってシャッターを切った瞬間に流れたので、輝きがいまひとつだった。
オリオン座の左上を流れた流星
オリオン座の右上を流れた流星だが、放射する方向が違うのでふたご座流星群とは別のものかも知れない。
もうすぐ夜明け。右上に写っている2つの星がふたご座。
700コマほど撮影して写っていた流星は5個だった。ふたご座流星群の極大日でも50コマに1個程度なので、極大日の2日前にしてはまずまず飛んだほうだろう。ちなみに自分の目で見た流星は2個で1個はカメラ視野の外だった。15日の未明はスッキリと晴れてくれることを祈る。
銀河鉄道公園から見る南アルプス。右側の三角錐が甲斐駒ケ岳。その上にプレアデス星団(スバル)が輝いている。
55㎜レンズで捉えた甲斐駒ケ岳。左上にぼんやりと輝いているのがウィルタネン彗星。
17㎜レンズでも彗星を捉えることは出来るのだが、ぼんやりとした輝きなのでやはりあまり良い景色にはならない。赤道儀で追尾しながらの撮影も考えたが時間的にセットする余裕が無く、望遠レンズ装着してIso感度を上げてワンショットでの撮影を試みる。
200㎜望遠、2.5秒でシャッターを切る。3秒を越えると彗星が流れて変形してしまう。Iso8000まで上げないと撮れない。
山頂に迫るウィルタネン彗星。Iso8000ではいろいろと画像処理してもやはりノイズが多く画像が不鮮明である。
こちらは300㎜望遠。F5.6のやや暗いレンズなので3.2秒でシャッターを切るが、やはり星が変形する。画像もきわめて不鮮明である。
同じく山頂に迫る彗星
予想はしていたが、やはりこの彗星をワンショットで撮影するのはかなり難しい。赤道儀で追尾してコンポジット合成するしか無いように思うが、残念ながら今のところそのような技術は持ち合わせていない。
ふたご座流星群にはまだ早いのだがもう流れてもおかしくは無いので2台のカメラをインターバル撮影にセットし、2時間ほど撮りっぱなしにして車の中で仮眠することにする。
比較的大きな流星が流れた。
もう1台のカメラではセットが終わってシャッターを切った瞬間に流れたので、輝きがいまひとつだった。
オリオン座の左上を流れた流星
オリオン座の右上を流れた流星だが、放射する方向が違うのでふたご座流星群とは別のものかも知れない。
もうすぐ夜明け。右上に写っている2つの星がふたご座。
700コマほど撮影して写っていた流星は5個だった。ふたご座流星群の極大日でも50コマに1個程度なので、極大日の2日前にしてはまずまず飛んだほうだろう。ちなみに自分の目で見た流星は2個で1個はカメラ視野の外だった。15日の未明はスッキリと晴れてくれることを祈る。
来年は私も写真の時季に登って見ます。ありがとうございました。
ツツジの時期の三ツ峠は綺麗なのですが、なかなか空が晴れず富士山が見えてくれないのが難点です。