簡易追尾装置ナノ・トラッカーに加えて極軸合わせのためにコンパスアングルプレートなるものを新たに取り揃えた。これは写ってくれない彗星の尻尾を撮影するために取り揃えたものだが、いろいろ心配なこともある。ひとつは、もともとナノ・トラッカーは広角レンズに使用するのを前提として造られたもので、望遠レンズに使うにはズレが生じる可能性があること、Eos7Dに200mm望遠レンズを装着すると荷重重量を越えてしまい、正常に追尾してくれないかもしれないこと、さらに一番の心配は、初めて山中湖湖畔で使用した時に誤って落としてしまい、外装の一部を破損したこと。回転盤が少しガタつくようになってしまっている。
なかなか甲府の空はすっきりと晴れてくれず、使う機会が無かったのだが、この日の夕方は空が晴れてオリオン座がくっきりと見えていた。これならばいけそうだ。夜7時ごろから精進湖の湖畔で装備をセットしてカメラを構える。しかし、次第に雲が広がり始めてしまう。
上九の湯から見上げた空は雲ひとつない澄んだ空に見えたが、精進湖まで来ると富士山は霞んでいた。
レンズ40mm焦点で8秒露出、Iso6400の画像。この程度の露出ならば星はあまり流れない。
こちらはナノ・トラッカーで追尾30秒、Iso1600の画像。星の輝きはこちらのほうが遥かに美しい。白い筋は人工衛星。
まずまずの画像が得られたので満足していたが、200mm望遠レンズを装着してみると全くダメなことがわかる。
オリオン座三つ星と大星雲を入れた構図で45秒間追尾。完全に星が流れてしまっている。
自宅前で同じ条件で撮影した時はこれほどまでに星は流れなかった。おそらくは落下させた時の衝撃で回転盤のギヤを損傷した可能性が高い。買ったばかりだが、さっそく修理が必要になりそうだ。
やってみたかったのがもうひとつ。富士山の上を舞う彗星の撮影は何度も行っているが、ではあの赤いオリオン座大星雲を富士山と一緒に写し込むことは可能だろうか?200mmレンズの視野で捉えられそうな場所は既にシュミレーションしてあるが、その前にテスト撮影しておきたい。
200mm f2.8 2.5sec, Iso6400で捉えた富士山。WB:色温度4000
同じ条件で捉えたオリオン座大星雲。WB:色温度4800。 2.5秒露出ならばあまり流れずに大星雲を撮影できる。
上2枚の画像の違いはホワイトバランスだけなので撮影するのは可能だろう。しかし、赤い星の色を出そうとすると富士山が赤茶色になってしまい、富士山の自然な色を出そうとすると大星雲の赤さが消えてしまうという難しさがありそうだ。
冬の空気が澄んでいる間に、撮影に出かけてみたいと思う。
なかなか甲府の空はすっきりと晴れてくれず、使う機会が無かったのだが、この日の夕方は空が晴れてオリオン座がくっきりと見えていた。これならばいけそうだ。夜7時ごろから精進湖の湖畔で装備をセットしてカメラを構える。しかし、次第に雲が広がり始めてしまう。
上九の湯から見上げた空は雲ひとつない澄んだ空に見えたが、精進湖まで来ると富士山は霞んでいた。
レンズ40mm焦点で8秒露出、Iso6400の画像。この程度の露出ならば星はあまり流れない。
こちらはナノ・トラッカーで追尾30秒、Iso1600の画像。星の輝きはこちらのほうが遥かに美しい。白い筋は人工衛星。
まずまずの画像が得られたので満足していたが、200mm望遠レンズを装着してみると全くダメなことがわかる。
オリオン座三つ星と大星雲を入れた構図で45秒間追尾。完全に星が流れてしまっている。
自宅前で同じ条件で撮影した時はこれほどまでに星は流れなかった。おそらくは落下させた時の衝撃で回転盤のギヤを損傷した可能性が高い。買ったばかりだが、さっそく修理が必要になりそうだ。
やってみたかったのがもうひとつ。富士山の上を舞う彗星の撮影は何度も行っているが、ではあの赤いオリオン座大星雲を富士山と一緒に写し込むことは可能だろうか?200mmレンズの視野で捉えられそうな場所は既にシュミレーションしてあるが、その前にテスト撮影しておきたい。
200mm f2.8 2.5sec, Iso6400で捉えた富士山。WB:色温度4000
同じ条件で捉えたオリオン座大星雲。WB:色温度4800。 2.5秒露出ならばあまり流れずに大星雲を撮影できる。
上2枚の画像の違いはホワイトバランスだけなので撮影するのは可能だろう。しかし、赤い星の色を出そうとすると富士山が赤茶色になってしまい、富士山の自然な色を出そうとすると大星雲の赤さが消えてしまうという難しさがありそうだ。
冬の空気が澄んでいる間に、撮影に出かけてみたいと思う。
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